イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

キャップ厳しいです

2012-03-13 00:58:00 | イーグルス
 後1日半でFA戦線が始まるのですが、Antonio DixonにRFAのオファーを出したと言う情報が無いままです。腕の怪我でIR入りしたのはシーズン序盤ですし、今年プレイ出来ないような怪我ではないと考えていたのですけれどねえ。他のチームもRFAオファーが揃った訳ではないですし放出決定ではないのですが気になります。1.3ミリオンのテンダーではなく、FA市場に出してから再契約を考えているのだとすれば、ちょっと難しいギャンブルだと思います。


*追記  Dixonに2巡が貰えるミドルのオファーが出ました。1.97ミリオンになります。キャップの残りも8ミリオン弱になりました*


 2012年度のサラリーキャップが120.6ミリオンに決まり、DeSean Jacksonのタグの値段は9.5ミリオンになるようです。タグの分を差し引くとキャップの残りは9.8ミリオン、OL,LB,Sのスターターが欲しい事を考えると不足です。LeSean McCoyとの契約延長をするなら初年度でも4-5ミリオンはキャップヒットするでしょう。DRCも引き止めるなら契約延長するでしょうし、キャップは厳しいオフシーズンになりそうです。

 LBとSはスターターのレベルアップ必須のポジションです。それ以外はデプス補充がメインになるのでドラフトで指名する形でも良いと思います。Andy Reidの方針を考えると、中堅が抜けて後継の若手が育っていないポジションは手当てするとは思うのですけれど全部を手当てするにはお金が足らないです。
 バックアップが抜けるポジションで若手の補充要員不足なのはDT,RB,FBの3ポジションになります。DTはバックアップ3人がFAになりますし、ドラフトで一人は取るとしても、一人はFAで実績ある中堅選手を取っておくべきでしょう。RBとFBは去年ドラフト下位で指名しているのですが実戦投入出来るレベルではないと思います。

 今年は1,2,2,3,4,4,5,6,6,6,7と11個のドラフト権を持っています。去年のFA戦線を考えれば補填ドラフト権は貰えないでしょう。
 上位指名をたくさん持っていますし、バックアップ程度ならばドラフトで補充する、これまでのReidとは違う補強になるのかもしれません。

今年も大穴が開いたまま・・・

2012-03-11 19:01:00 | イーグルス
 LBの補充も難しいのですが、それ以上に難しいのがSの整備です。
 2年連続で2巡指名を使って補強したにもかかわらず、まったく効果を発揮していない。これ以上ドラフト権を使うのはバランスと言う点で難しいでしょう。そして、FA市場のSは本当にスタータークラスが居ない超不作です。
 Sが育たない理由の一つにコーチが毎年変わる事も有ると思います。Sean McDermott時代はDBコーチにベテランを呼んでディフェンスアドバイザーと言う形を取り、McDermottの補佐とブースでの指示をさせました。DBコーチ補佐はコーチ見習い中のMichael Zordichでしたが、若いS陣を育てるのに適任だったのかは分かりません。
 今年もTodd BowlesがDBコーチでZordichがDB補佐、Bowlesがどのような役割になるのかはまだ分かりませんけれど、これまでみたいに上に居る事になるのではないかと思われます。

 現有戦力から考えると、Kurt Colemanは運動能力不足でこれ以上良くならないように見えるけれど、現段階ではチームベストのSでしょう。3番手で使いたいST兼任程度の能力なのですが使わざるをえません。
 Nate Allenはスピードを嗅覚の無さが殺しています。何処にボールが落ちてくるのか、左右どちらが狙われているのか、間に合わないタイミングから走り出す事が多いです。マンカバーもドラフト時S/CBとは思えないくらい下手です。
 Jaiquawn Jarrettはスピードもパワーもまだ足りてないです。センス(嗅覚)のようなものは感じるので今後伸びるとすればJarrettになると期待はして居るのですが、不動のスターターになるような素材ではない気がします。
 そして、3人ともTEのカバーがとにかく下手です。付いているように見えるのにボールが落ちてくる瞬間に体を入れられて弾き飛ばされるか、ゾーンカバーでQBを見ているのはずなのに反応が遅れて自分の所に入ってくるレシーバーを見ているだけ。コーチはどういう指示を出しているのか全く伺う事の出来ないディフェンスに終始します。

 FAで補強をするとして、2巡コンビを諦めてスターターを呼ぶのか、育つまでのつなぎを取るのか。この判断も難しくなります(ファンはスターター級の補強を願っているでしょうけれどね)
 FA市場に出てくるベテランの質も低いですし、ドラフトでもSは大不作と見られています。若手3人が余程急成長をしないとSは穴であり続けるでしょう。

 スタータークラスでLaRon Landryが居るのですが、怪我に泣かされて良い時のプレイが出来るかは分からないです。アキレス腱は完治しない可能性が高いのですよねえ・・・
 ATLのスターターThomas DeCoudは2008年の3巡指名で6-2 197ポンド 2年目からスターターに昇格しています。特別速いと言う事は無いのですけれど、うちの若手よりはずっと良いSでしょう。普段の年なら安く買える程度の選手だと思うのですが、今年のS大不作だとそれなりの値段が付きそうな気がします。
 個人的に好きなのですけれど、今のチームには合わなそうなのがCINのReggie Nelson。5-11で206ポンド 2007年の1巡指名でJACに入り1年目からスターターだったのですけれどなぜかカットされてCINに拾われました。タックル嫌いでRBから逃げるようなプレイをするパスカバー専用Sなのですけれど、運動能力は高い(高かった)です。ワイドナインで漏れて来るRBと戦うタイプの選手ではないですね・・・
 出戻りになりますが、TBのSean Jonesが面白いと私は考えています。McDermott時代スターターだった事が有るのですが、その後ゾーンカバーのTBでカバー技術が向上したように見えます。6-1 220ポンドで運動能力は高いですし、Brian Dawkinsの後釜として見た時には不満がありましたが、今考えれば悪くない選手でしょう。30歳ですしそれほどの値段が付く事もないと思います。

 今年はSの補充は相当厳しいです。若手3人の成長を期待しつつ、一人はスターター級の補充を狙って欲しいのですけれど、どうなりますか・・・

欲しい人材が少ないです

2012-03-10 11:50:00 | イーグルス
 ドラフトの前のFA戦線が14日から始まります、Andy Reidは現有戦力の穴をFAで埋め、ルーキーイヤーは勉強の年になっても構わない(即戦力ならラッキー)と言う考え方のドラフトをしてきました。現状穴の有るポジショはある程度FAで補充するのですけれど、どうも最近は超大物に大金入れる代わりに中堅所を出し渋って穴を埋めきれないように見えます。

 現状最大の穴はLB陣、Jamar ChaneyはMLBで使うべきと私は考えていますし、MLBでなら平均的なスターターの能力は持っていると思います。SLBで去年は使いましたが、TEとの1対1では苦戦していましたしMLBの方が良いと思います。
 問題は残る2枠。WLBのBrian Rolleはルーキーとしては素晴らしい仕事をしましたが、5-9のサイズは2TEからパス投げられるとどうにもならないです。代役として埋めるならともかく、スターターとして使い続けて良いのか?には疑問です。
 Moise Fokouはギャップ埋める前に出るディフェンスでは良くやっていたのですが、オープンフィールドで動く現システムではスピードの無さが目立ちます(判断が遅く一歩目で出遅れるのも影響してます)
 Casey Matthewsは2年目の飛躍を期待したいのですけれど、RolleとWLB/NLBを低いレベルで争う事になるような気がします。システムに慣れて良くなるとかパワーが付いて見違えるようにはならないでしょうねえ・・・
 Akeem JordanがSLBに入った終盤が一番ディフェンスが落ち着いたのですけれど、STエースでWLBとMLBを行ったり来たりとLBとしては2流のAkeemが一番まともだった時点でLBがいかに薄いかの証明をしてしまいました。スターターを任す人材ではないです。

 と言うわけで、FAでプロボウル級ではないとしても他チームのスターターを一人、ドラフト1-3巡までに一人、この程度のてこ入れは必須です。
 FA市場のLBですが、評価が高い選手が皆MLBばかりです。ChaneyをSLBにまわせば良いのでしょうけれど、私はChaneyとTEのマッチアップは見たくないです。元々パスカバーが上手くないChaneyをSLBに入れた事も序盤のつまずきの一因と思っています(SSがTEカバー出来ない、誰もTEをマッチアップ出来ない)
 評価の高い順に書いていくと一番はATLのCurtis Loftonになります。2008年の2巡指名で6-0 240ポンド 4年間欠場なしで64試合492タックルを記録しています。パスカバーが良い選手ではないのですけれど、ランディフェンス強化と言う点では素晴らしい補充となるでしょう。MLB専用な事と高値が付きそうな点が問題です。

 2番手は去年取り損なったDETのStephen Tulloch 2006年の4巡でTENに入り5年プレイ、去年FAでDETに移籍しています。5-11 235ポンドとやや小柄ですが、6年間で欠場なし、スターター定着後の4年で476タックルを記録しています。TEN-DETとワイドナイン系列の選手ですからシステムへの順応と言う点で大きなプラスになるでしょう。Juan Castilloよりもワイドナインを理解しているかもしれません・・・・・・
 ただ、Tulloch一人入れて劇的に良くなるような大物ではないです。


 先日少し噂が出たのがCARのDan Connor 6-2 231ポンド 2008年3巡指名ですがACLやったり怪我の多い選手です。怪我しない年は悪くないのですけれど、現有の若手軍団と大差無い気がします。
 SEAのDavid Hawthorneも噂になっています。2008年のルーキーFAで6-0 246ポンド 3年間スターターで350タックルを記録しています。現地観戦の@SEA戦でINTから77ヤードTDを決めた選手として記憶に残ります。

 ここら辺が噂になるのも地元紙はAndy Reidを分かってるなあと思うのですよ。ドラフトも有るから、と最低限の補充で済ませ、結局手付かずのままキャンプで若手が育つ、みたいな事を言い出して失敗する事も多いですから・・・
 上記の2人あたりを取れればドラフトはだいぶ楽になります。逆に下の2人か手付かずでドラフトになると上位指名必須です。予想以上にFA市場に良い選手が居ないです(特にTEをマーク出来る4-3SLBは全然居ない)ドラフトもLuke Kuechlyが抜けている他はZach Brownくらいが4-3のLBの1巡候補です。キャップは厳しいですし、ATLとDETも再契約を狙って値段が高騰するでしょう、だとしてもFAで手を打っておくべきだと思います。

ドラフトガイド

2012-03-06 18:49:00 | イーグルス
 紀伊国屋書店でPFWのドラフトガイドを買ってきました http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/imaxsea.cgi?W-NIPS=IM-0191080
 今年のPFWは細かく分けすぎですね、RBで言えばスピード特化型、パワー特化型、普通、と3つにタイプを分けてそれぞれランキング形式で順番に選手を乗せていたり、WRやCBはZ.X,Y(SE,FL.Slot「ニッケル」)まで細分化していてポジションごとのランキングが分かりにくいです。こんな細かい適性はドラフトした後のチーム事情でどーうにでも変わると思うのですけど・・・

 何はともかく、毎年買っているデータ本は手に入りましたし、FA戦線を見ながらドラフトで欲しい選手の品定めをしたいと思います。

交渉しているのかのニュースがないです

2012-03-05 23:06:00 | イーグルス
 今年のFA解禁日は現地13日の午後4時となっています(日本時間だと14日の朝6時)同時にRFAオファーの締め切りとトレード交渉解禁も迎えます。
 今年のチームにRFA選手は腕の怪我でIR入りしたAntonio Dixon一人だけです。元々WASのルーキーFAがカットされた所を拾ったので一番安いオファーだと引き抜かれた時にもドラフト権を貰う事が出来ません。が、IR入りして復帰中のDixonを高額で引き抜かれる事は無いでしょうし、適価ならマッチすれば引き止められるのですから、一番安いオファー1.3ミリオンになるでしょう。
 基本的にドラフト権を出してまで取りに行くことはしないチームですし、マッチされないようなオファーを出すキャップの余裕も無いですから、Dixonにちょっかいを出されなければRFAに関しては無風ではないかと考えています。余程怪我の状態が悪くRFAのローテンダーすら出ない可能性はほんの少しですが有るかもしれません。

 DeSean Jacksonにフランチャイズタグを貼りましたから、トレードで放出しなければ残留となります。長期契約交渉が上手く行かずにホールドアウトしなければですけれど・・・

 他に、シーズン終了時と境遇が変わった選手と言うと、 Trent Edwardsの加入でVince Youngとの再契約は無くなりました。チームはMike Kafkaを2番手Edwardsは3番手(Kafkaが育たなかった場合の保険)として見ているようです。

 単年契約の為に交渉は出来ても契約は出来ない、Evan MathisとDerek Landriとの交渉が進んでいるのか?情報が全く無いです。この2人は残したほうが良いと思うのですよ、Mathisは30過ぎですが今のシステムに合う選手ですし、インサイド残り2人がルーキーなのでさらに若手を入れるのは良くないと思うのです。
 Landriは3番手としては素晴らしい能力の持ち主ですし、それなりの金額を支払ってでも引き止めて欲しいと思います。

 Landri関連で契約延長可能なTrevor Lawsと再契約していません。これくらいの中堅バックアップ選手に高額のオファーをする事はないでしょうから、FA市場に出てからもう一回交渉となるのでしょう。
 同じような立場のKing Dunlap、この選手もMathisが流出してTodd HerremansをLGに戻すような計画が有るならばOTのバックアップとなる選手です。この2人とも再契約の交渉をしているという話を聞けません。全く声をかけないで放出と言うレベルの選手ではないですから、交渉はしているのでしょうけれどね。

 声すら掛けていないだろうなあと思うのは、YoungにVictor Abiamiri、Steve Smith辺りでしょう。Ronnie BrownとJaqua ParkerはFA市場に出てからもう一回交渉する形になると思います。Ronnieも使ってあげればまだ仕事は出来ると思いますし、Jaquaは30過ぎで安価な割に使えるFA特集で名前が出ていましたから、それなりの値段が付くかもしれません。


 FAのDL3人は中堅バックアップとして値段相応の仕事が出来る選手ですし、Jim Johnson系列のチームからそれなりのオファーが来て競合になるかもしれません。
 MathisとDunlap両方を失うのはちょっと嫌です。サラリーキャップ的にきつくなったらWinston Justiceカットでカバーする事も出来るでしょう、LG(またはHerremansをLGに戻した際のRT)のスターターはMathisの再契約かFA市場の中からプロボウルクラスを引っこ抜いて欲しいと思います。