イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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3人確定

2013-06-10 06:44:00 | イーグルス
 OLの横に付く正統派のTEよりもHBとしてモーションしながらリードブロックやレシーバーとして起用される事が増えるであろうChip Kellyのシステムで大きな変化が予想されるTE/FBのポジションになります。
 OLの横に付く、スロットレシーバーとしてルートに出る、HBとしてリードブロックをする。汎用性が必要になりますし、レシーバーとしてのミスマッチを多用するシステムですからレシーブ力を重視して起用されるのでしょう。
ロスター枠3か4 スターターBrent Colek  James Casey
バックアップ Zach Ertz
残るか微妙 Clay Harbor
PS Derek Carrier
カット濃厚 Will Shaw 


 Brent Celek 2007年ドラフト5巡指名、7年目。契約残り4年
15試合出場14試合先発(事実上全試合先発)57レシーブ684ヤード1TD
 ディープに走るスピードは無いですが10-15ヤードでオープンになる技術を持ちます。ブロックも平均以上の技術を見につけましたし、レシーブ特化型から万能型に成長しました。また、チームリーダーとして円陣の中心に入るなどチームの中核としての位置に居るようです。
 問題はOTの横に付く正統派TE以外で使えるのか?と言う事になります。レシーバーとしてWRのように使うのは出来るでしょうけれど、FBのようなリードブロック・アングルブロックは見た事が無いです。

 James Casey 2009年ドラフト5巡指名、5年目。契約残り3年
16試合出場9試合先発 34レシーブ330ヤード3TD
 FBとしてもTEとしてもHBとしての使えるChipが望む汎用性を持っていますし、真っ先にFAで取ったのですから戦力として期待しているはずです。
 リードブロックも上手いですし、ショートエリアでのレシーバーとしても仕事が出来ます。ただ、縦へ動く選手で横への移動が上手い印象はありません。モーションをしてそこから縦に動く使われ方になると考えます。

 Zach Ertz 2013年2巡指名、ルーキー。契約残り4年
 Stanford大から2巡指名で加入しました。Stanfordも2TEセットのチームでErtzはOLの横に付くよりもスロットレシーバーのような使われ方が多かったようです。
 ChipがLBならスピード、DBなら高さとパワーで圧倒するミスマッチメーカーと評しています。実際Oregon対Stanfordの試合で7キャッチ114ヤード1TDと暴れられましたし手の打ち様が無かったそうです。
 ブロック力と言う点で少し課題があるようですし、OLの横に付くよりもHBとしての起用になるはずです。

 Clay Harbor 2010年ドラフト4巡指名、4年目。契約最終年度
14試合出場9試合先発(実際はバックアップ)25レシーブ186ヤード2TD
 2番手のTEとして4年目を迎えます。今年は2人有力選手が加入した事でカットの危険のあるシーズンになります。OLBとして練習をした(一時的だったようですが)と言うような話も有りましたし苦しい状況のようです。
 ルート取りが向上した事で試合を決めるTDレシーブを見せたりするようになりました。HarborをHBで使った時にリードブロックで開花するような期待は有るのですけれど、前3人に比べると格落ちするには否めません。

 Derek Carrier 2012年ルーキーFA、2年目。契約残り3年(RFA)
 OAKと契約しましたがカットされ、去年9月からPSとして加入しています。身長6-3 3/8 238ポンド、40ヤード4.50、スリーコーン6.65で垂直飛び38インチの凄い数字をプロデイで出しています。
 運動能力は高いのでしょうし、もう1年PSに置いて勉強と言う事になるのでしょう。

 Will Shaw 2013年ルーキーFA,ルーキー。契約残り3年(RFA)
 身長6-1 1/2で242ポンド、40ヤード4.73をプロデイで記録しています。カレッジではFBが本職でHBでも使える、と言う評価のようです。

 
 Celek,Casey,Ertzの3人は確定、HarborはWRとの兼ね合いでどうかな?と言う所でしょう。レシーブ重視のHBの方は大型WRでも代用が効きそうな事を考えると、TE枠は3でWRを6とかにしますかね。
 OLの横に付けるならCelek、FBのように使うのはCasey、レシーバーならCelekとErtzを使うのがベターな組み合わせだと思います。
 サイズのミスマッチを狙うと言っても、TEをワイドアウトで使うよりは素直にWR入れたほうが良いと思うのですよね。Jason AvantよりもCelekがレシーバーとして良いとはとても思えませんし、高さやパワーのミスマッチを生む代わりにスピードや機敏さは大きく劣るのですから。

予想が難しい

2013-06-09 09:35:00 | イーグルス
 2TEシステムと言う事でスロットレシーバーの出番が減るのか、それとも3WRセットも使うのか、Oregonの試合を見ると全くスロットレシーバーを使わないという事は無いですし、4WRセットも(TEが混ざっているかもしれませんが)結構使っています。ただ、去年までよりも3WRセットが減る事になるでしょう。
 新加入のWRとこれまでのスターター達の位置関係もChip Kellyは1から評価をし直すでしょう。

ロスター枠5か6 スターターDeSean Jackson  Jeremy Maclin
バックアップ Jason Avant  Arrelious Benn   Damaris Johnson
PS  Russell Shepard   Ifeanyi Momah(TE枠が4だとそっちで残るかも・・・)
カットか残るか微妙 Riley Cooper
カット濃厚 Nick Miller  Greg Salas  Will Murphy  B. J. Cunningham

 DeSean Jackson 2008年ドラフト2巡指名、6年目。契約残り4年
11試合出場11試合先発 45レシーブ700ヤード2TD
 肋骨の骨折で後半5試合を欠場しました、小さい怪我は多いものの最初の4年で欠場4試合ですし怪我をしても試合には出ていたりします。
 Chip戦術ではエンドアラウンドのランも増えるでしょうし、チームで最も足の速い選手としてRBのような使い方を考えているとChipも明言しています。同時にカレッジと違いQBのボールキープからのパスがOregon時代より増えるでしょう(普通に表現すればブーツレッグからのパスなのですけれど、OLのカバーが普通のブーツとは違うものになるはずです)その際に縦への一発が増えると考えていますし、50ヤード以上のTDを量産した2009シーズンのような活躍を見せてくれるかもしれません。
 右WRが定位置でしたが、今年は左やスロットでも練習をしています。エースポジションからの降格ではなくミスマッチを作る為と言う点でChipと話し合ったようです。
 
 Jeremy Maclin 2009年ドラフト1巡指名、5年目。契約最終年
15試合出場15試合先発 69レシーブ857ヤード7TD
 SEのスターターとしてDeSeanとずっとコンビを組んできました。契約最終年度なのですが、契約延長の話は全く目にしません。HC交代でシステムに合うかを見てから、と言う事なのかもしれませんが、シーズンが終わる前に延長した方が良いと思います。
 サイズ、キャッチ、スピード、すべてが中の上と言った感じのNo2としては優秀でエースとしては足りない能力。しかし、ダウンフィールドブロックを上手く手も抜きませんから外へのランが増える事でリードブロック任務が増えるのはプラスでしょう。
 なんだかんだでTDメーカーです、そんなに高さ勝負で勝っているイメージはないですが、気がつくとエンドゾーンでフリーになっているルート取りを見せます。

 Jason Avant 2006年ドラフト4巡指名、8年目、契約残り2年
14試合出場8試合先発 53レシーブ648ヤード
 サードダウンで困ったらAvantに投げる。10から15ヤード程度でゾーンの切れ目に入り込む技術はリーグ全体でも屈指の能力を持ちます。ただ、ワイドアウトで使うにはスピード不足なのとマンカバーに対して弱い面があります。怪我人の穴埋めで外で使っても良い仕事はしているのですけれど、スロットで使ってこそ光る選手です。
 3WRから2TEが増える事になるとプレイタイムが減る事になります。サードダウンをAvantでゾーンに入り込んで取るのか、2TEでニッケル・ダイムCBとの高さの差で取るのか、Chipがどちらを選ぶかによってはフラストレーションが溜まるシーズンになる可能性もあるでしょう。

 Arrelious Benn 2010年ドラフト2巡指名、4年目。契約残り2年
8試合出場1試合先発 4レシーブ26ヤード
 TBからトレードで加入しました。ドラフト時は6-2のサイズで40ヤード4.42のスピードを持つ選手として高く評価されていました。2011年は14試合の先発(30レシーブ441ヤード)していたのですが、去年はST要員としての起用になっています。HC変更で干されたのか、2巡指名の期待で起用したけれどダメだったのか、記録を見ると期待に答えられなかったのでしょう。
 Chipがサイズ重視政策の一環としてMaclinのバックアップとしてSEのセカンドチームで起用していると言う事なのでロスター入りと考えました。またSTでも仕事が出来るのはバックアップとしては有利な点でしょう。
 
 Damaris Johnson 2012年ルーキーFA,2年目。契約残り2年(RFA)
14試合出場1試合先発 19レシーブ256ヤード
 DeSean側のセカンドチームとして練習をしています。スピードを考えればDamarisがバックアップになるでしょう。
 スピードが売りでディープに走りこむ事も多かったのですが、ドラフト時のデータは身長5-7 1/4で40ヤード4.52と平凡な成績です。実戦では4.52以上のスピードを見せていますが、DeSeanほどの爆発的加速は持っていませんし、カットを切ってからの加速はそれほどでもないです。
 WRとしてはディープへのデコイでスピードを見せておいて、フックで7ヤードを取る。縦の出し入れメインで、横へのルートはあまり得意ではないように見えます。

 Riley Cooper 2010年ドラフト5巡指名、4年目。契約最終年
11試合出場5試合先発 23レシーブ248ヤード3TD
 DeSean欠場後スターターでプレイしています。サイズが有るのにジャンピングキャッチが下手で高さを活かせなかったのですが、去年はレッドゾーンで高さ勝負のTDレシーブを決めています。
 サイズを活かしてのダウンフィールドブロックは素晴らしいです。前に走る分には40ヤード4.53のデータ程度の加速は有りますが、トップスピードは平凡で横へのカットはTE並です。
 ロスターに残るかと言う点でBennとキャラが被る気がします・・・

 Russell Shepard 2013年ルーキーFA、ルーキー。契約残り3年。
 高校時代はQBとして全米上位の評価を受けていたのですがLSUではWRとしてプレイしていました。身長6-0 7/8で40ヤード4.46を記録しました。
 Avantのバックアップとしてスロットで練習をしているようです。QBからのコンバートですしLSUでもそれほどの成績を残している訳ではありません。PSで勉強でしょう。

 Ifeanyi Momah 2012年ルーキーFA、ルーキー、契約残り3年
 怪我をしていた事も有って卒業後1年間どこのチームにも所属しないまま過ごしています。怪我完治後のトライアウトでは40ヤード4.40で走ったと言う話なのですけれど、カレッジでのハイライトを見てもそういう速さがある選手には見えません。
 身長6-7で235ポンド、ドラフト時のデータはTE扱いとなっています。また、カレッジではパスラッシュDEとしても起用されたりしています。レッドゾーンオフェンスで高さを活かしてTDパスを取ったと言う記事を見ましたが、WRとしてなのかTEとしてなのかは分かりません。本当に4.4のスピードが有ればWRとして起用する可能性もありますけれど、TEと言うかHBとして高さのミスマッチを使うのかもしれません。

 Nick Miller 2009年ルーキーFA,5年目。単年契約
2012年は所属チーム無し
 WRとしてよりもリターナーとしての獲得でしょう。2012年3月にSTLをカットされた後1年間何をしていたのかの情報が有りません。

 Greg Salas 2011年ドラフト4巡指名、3年目。契約最終年度
2012年はNEで1週のみアクティブ、記録無し
 NEのPSに居た所をDeSeanの怪我の後53人枠に入れました。
 身長6-1 1/4で40ヤード4.53を記録しています。STL時代は6試合出場で27レシーブ264ヤードを記録しましたが、去年NEにトレードされてファイナルカットに残れませんでした。

 Will Murphy 2013年ルーキーFA、ルーキー。契約残り3年
 Oregon大出身で3年間プレイし30試合出場24レシーブ240ヤードと言う記録です。ドラフトサイトにもデータが無く、Oregon大のシステムを教える為に入れたのでしょう。

 B. J. Cunningham 2012年ドラフト6巡指名、2年目。契約残り2年
 MIAにドラフト指名されましたがファイナルカットに残れずPSとしてチームに加入しています。
 身長6-1 3/8で40ヤード4.52。


 今年はWRとTE/HBの境界線が有るのか無いのか分かりません。特にスロットレシーバーの位置にTEをOLから離す形で入れてくる事が予想されます。HBの位置からモーションさせる役割をDeSeanにやらせるようなミスマッチの作り方も見る事になるのでしょうしロスター枠と言う点での考え方がどうかは未知数です。
 DeSeanにMaclinがスターター、Avantがスロット兼控え1番手。Bennが控え2番手でDamarisとCooperが3番手を争う。OTAなどの記事で名前が出てくる選手から判断するとこう言う感じではないかと推測します。

Vick居ない方が良いんじゃないかな

2013-06-08 17:58:00 | イーグルス
 Michael Vickがトレーニングキャンプが始まる前にスターターQBを決めて欲しい。と、意味の分からない事を言ったようです。
 ミニキャンプ・OTAではファーストチームとセカンドチームの練習をNick Folesとほぼ同じように分け合いました。この事について、ファーストチームを固定しないといけない。と言う主張なのですが、実際タイミングを合わせるとか確かに固定した方が効率は良いでしょう。
 問題はVickがスターターになると決まっていない事で、キャンプまでにスターターを決めて欲しいと言う事は、Folesとのスターター争いをVick勝利で早く決めろ。と言う要求をしたわけです。
 OTAはマスコミ入っていませんが、ミニキャンプを見た地元紙の意見としてはFolesの方が良かったようです。Vickが有利な状況で早く決めろと言うのならまだ分かりますけれど、そうではない状態でこう言う事を言われても、だったら良いプレイをしてコーチにアピールすれば良い。としか思わないです。

 Vickは先日、ボールの持ち方を教えてもらった、これまでの持ち方は間違っていた。と言う事を言ったのですが。その後、ボールの持ち方の練習はしていたのだけれど、これまでやってきたやり方が正しいと思っていたからまじめに練習していなかった。と修正しました。つまり、練習を適当に流してきたのがダメだった訳で、10年目にしてフィルムスタディ始めました宣言などVickの性格面での問題を自ら表面化させただけの印象を持ちました。
 ゾーンリードに必要な足の速さを持っていますけれど、こう言う発言を見ると精神的に未熟なのは変わっていないですし、向上心を持ち続ける事、その場その場で良い選手を使うChip Kellyからすれば現段階でエース確定と言うのはポリシーに反するでしょう。こう言う発言をするだけ無駄だと思います。


本当の意味でのオフシーズン開始

2013-06-07 09:35:00 | イーグルス
 ミニキャンプが終了しました。次は7月22日からのトレーニングキャンプになります。

 Chip Kellyのインタビューを見ていて、その中で練習風景が時々流れるのですけれど、Trent Coleがバックペダルからターンするドリルをしていました。ドラフトの時スカウティングコンバインで見たら、膝曲がってない、腰の回転悪い、ターンから前に出る足が無い。と即座に取って欲しくない選手のリストに加わったはずです・・・例年よりも体重を落としているようですけれど、10年近くDEとして270ポンドでプレイしてきた選手にOLBで後ろに動かせるのは相当難しいのでしょう。普段のプレイでは反対側のランプレイにも顔を出す抜群のモーターを持っているのですけれど、バックペダルを見ると7ヤード程度までのショートゾーンであってもパスカバーでは全く効果が無いように思えます。
 3-3-5ニッケル時にDEに入った、と昨日記事を見たいのですが、普通に3-4DEではなく、2人のDTがインサイドを固めて、離れた位置(4-3DEの位置)辺りにセットしたのでしょう。3-4DEの位置からColeのモーターを活かすプレイは想像し難いですから。その時にConner BarwinがColeの後ろにセットして2枚パスラッシャーを飛び込ませる。これがBilly DavisのプレデターセットEaglesヴァージョンになるのかもしれません。
 Brandon Grahamは6日の練習は常にセカンドチームのOLBだったそうです。と言う事はファーストチームOLBはColeとBarwinだったのでしょう。Barwinは2011年WLB,12年SLBでプレイし、SLBの時はTEのカバーに付く事が増えた為にサック数が激減、WLBとしてパスラッシュをしたいからEaglesを選んだはずです。となると、ColeがSLB側だったのでしょうか・・・TEの対面に立ってカバーに回る姿はあまり見たくないです。まあ3-4の場合SLBの横のILBがTEを見る事が多いので(結局パスラッシュ専用のDE上がりをOLBで使う場合、パスカバーで付いていけないから)ColeはTEを抜いて前に出るのが仕事なのでしょうけれど、ちょっと使い方が気になります。
 と言うのも、SLBはGrahamで確定だろうと私は考えていました。今回のバックペダルを見る前からColeにカバーは無理、Barwinはカバーしたくない。ならGrahamしか居ない。と言う消去法ですが。
 それに、運動能力と言う点でGrahamならショートエリアのカバー出来ると考えています。15ヤードまでTEについていくのは無理でしょうけれど、7から10ヤードくらいまでならカバーをするふりくらいは出来るはずです。
 GrahamがJason Avantに対して良いカバーをした。と言う記事を見つけました。その後Damaris Johnsonにぶち抜かれたようですけれど・・・
 問題は3-4OLBとしてTEのカバーが出来るかです。練習ではショートエリア限定で大きな問題は無かったようですけれど、特別速いTEはチームに居ませんし現段階でそこそこやれるという評価を信頼しない方が良いのかもしれません。
 4-3セットの時はLDEでプレイしているようで、Lane Johnsonを抜いて(コンタクト禁止なのでフットワークだけの勝負でしょう)Nick Folesを追いかけたそうです。


 6日の練習ではMichael VickがNick Folesよりもたくさんファーストチームに入ったそうです。しかし、地元誌での評価はFolesの方が良かったでほぼ一致しています。パスレーンを作るのがこの時期の練習ですし、投げると言う点ではFolesが上なのは驚く事では無いです。Matt Barkleyは相変わらずサードチーム専用です、当面はFolesとVickがスターターを争う事になるのでしょう。


 Bryce Brownは普段よりも重たいボールを使う事でファンブルを防ぐよう練習をしているそうです。重いボールを持つ事で、ボールを持つ時に使う筋肉を鍛えるのが目的と言う事です。
 エースのLeSean McCoyよりも背が高くて速いBryceはChipのシステムでMcCoyよりも適している可能性があります。もちろん、総合力ではMcCoyが上ですけれど横に流れるプレイはBryceのスピードが活きるでしょう。McCoyをどれだけ温存して使えるのか、ランプレイが増えるであろう今シーズンBryceの役割は大きくなるはずです。


 Earl Wolffがファーストチームに混じるようになって居ます。Patrick ChungがファーストチームのSSなのですけれど、Wolffが混じるという事はSSの2番手はColt AndersonやKurt ColemanではなくWolffになったのでしょう。

 3巡指名Bennie Loganが4年契約で合意しました。残るは1巡指名のLaneと4巡指名のBarkleyだけです。ロスターは90人枠のところ昨日の段階で87人、つまり契約が済んでいない3人分空けてあるということです。
 Laneは1巡4位なので、前後の選手が決まりだすまで少し時間が掛かるかもしれません。そしてBarkleyの契約は難しいです。素直に4巡1番目の値段で契約してくれれば良いのですけれど、QBと言うポジションと1巡候補だった事からごねるかもしれません。キャンプをホールドアウト出来る立場ではないですからそれまでに契約するとは思いますけれどね。


 Chipのインタビューから

 現段階で練習したい事の半分くらいは出来たのか?と聞かれて2/3くらいは出来た。と答えています。多分システム習得やChip流の練習スタイルに慣れてきたという意味でしょう。
 デプスチャートなどに対する質問には、パッドを付ける前に何が分かるのか?まだその時期ではない。と答えました。それでもこれくらいの時期にはデプスチャートは作られるものですから、新任HCだからなのか、日々成長していく事をポリシーにしているからなのか、他に理由があるのかは分かりません。
 QB争いについてはFolesもVickもたくさんの事を吸収している。プレシーズンゲームの第3週が終わるまでスターターを決定しなくても驚かないで欲しい。と答えています。それより早く決まるかもしれないし、最後までもつれるかもしれないという事でしょう。本音か建前かは分かりませんけれど・・・
 

 さあ、本当の意味でのオフシーズンがルーキーが集まる7月22日まで一ヵ月半始まりました。Andy Reidはアラスカに釣りに行ったり、カリブ海でクルーズ船に乗ったりしましたが、Chipはどんな過ごし方をするのでしょうね。

DeSeanにストレス貯めるのは良くないです

2013-06-06 06:30:00 | イーグルス
 例年起きると現地は夕方でその日の記事がアップされているのですけれどいつもよりも現地の記事更新が遅いです。練習開始の時間を遅くしたのか、Chip Kellyらの記者会見の時間がずれたのか、Andy Reidの時とこう言うところでも少し変わっています。
 と言うわけで現地4日5日の情報が混ざっています。

 Cedrick Thorntonがファーストチームから外れたのはquadの怪我と言う事です。quadは太ももの上側、hamとなると腿の裏側になります。
 手術をしたJames Caseyですが、フィールドには出ずに自転車を漕ぐのがキャンプ初日の練習の全てだったと言う事です。本人は2週間で動けると手術の時に言っていましたから動けない訳ではないのでしょう。
 
 以前のOTAからDLの代わりとして(7対7の練習ではDBとLBで7人、DLは入りません)6-4の高さに調整した壁を用意していると聞いていましたが、その写真を見つけました。大きく見えますがボールボーイの少年の背中に付けているのでしょう。



 これが5人並んでいれば嫌でも高い弾道のパスを意識する事になります。Oregon大では当たり前の練習だったようですけれど、Michael Vickのような低い弾道のパスを投げるQBにとっていい練習となるはずです。何度もパスを叩かれたVickやDonovan McNabbがもう少しこの練習を早くしていれば違った選手に育ったかもしれません。


 Chipのシステムとして2WR2TE1RBセット重視と考えてきましたが、練習で4WRセットを多用しているそうです。4人WRが入っているのか、TEをワイドアウトに入っているのかまだは不明ですが、往年のランアンドシュートのように2人ずつ左右にWRが散らばりRBがQBの横に付く形のパス練習をしているようです。
 
 DeSean JacksonがChipに抗議したと言う話があります。エースレシーバーの扱いをされていないのが不満と言う事らしいのですけれど、練習でもデコイとしてディープに走るばかりで少しもボールが飛んでこなかったようです。
 ディープに引っ張っておいて、ミドルゾーンでTEとLBや大型WRとCBのようなミスマッチを作るのをChipが目的としているならばひたすら走らされる事になります。
 DeSeanがやると見られていたエンドアラウンドはDamaris Johnsonが何度か練習したようです。こう言うところもDeSeanの不満が溜まる一因かもしれません。Chipはこれまでの実績とか抜きで選手を評価し直すと言っていましたが、DeSeanはそこら辺も不満でしょう。

 Julian VanderveldeがCの練習をしているのは前に書きましたが、ロングスナップはまだまだ実戦で使えるレベルではないという事です。Vickの頭を越し、Dennis Dixonの足元にボールは転がったそうです・・・
 素直にDallas ReynoldsかMatt TennantがCのバックアップで良いと思います。去年Jason Kelceが居なくなってからロングスナップの不安定さには苦労しました。

 
 4日の練習では右にBradley Fletcherで左にCary Williamsだったのが5日の練習では入れ替わったそうです。BradleyがSTLでスターターだった時も、去年CaryがBALでプレイしたのもRCBでした。相手エースと対峙するLCBに誰を入れるのかは今後も課題として残ります。