イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

JaCoby Stevens

2021-05-14 19:50:00 | ドラフト
 6巡224位はLSUのLB/S JaCoby Stevensを指名しました。LBの指名が上位で無く、下位候補なら去年2人取ったから必要ないかな?くらいに考えた所での指名でした。
 Tennessee州出身で高校時代はWRとDB両面でプレイ、ファイブスターとしてAlabama、Auburn、GeorgiaなどからもリクルートされましたがLSUに進学しています。

 レッドシャツ無しで1年目から6試合にWRとして出場し2レシーブ32ヤードを記録しています。2年生でDB専門にコンバート、11試合に出場して35タックル1.5サック1INT5PDを記録。3年生で15試合に出場92タックル、5サック、3INT、6PDを記録、4年生では10試合出場で63タックル、3サック、4PDを記録しています。

 身長6-1 1/8で212ポンド
40ヤード4.62、垂直跳び42インチ、幅跳び10フィート10インチを記録しました。怪我などの情報はないのですが、シャトルとコーンは未計測です。

 長所
コーチの指示を理解してリーダーになれる
ボールの来る場所への移動判断
ウイークサイドからのブリッツ
 短所
非力なLBで遅いS
マンカバーは苦手
リードブロックを外せない

 19年20年と1試合ずつ見ました。20年はバルクアップした結果パワーはそれほど上がらずスピードは落ちた。と評価される文章を見たのですが、確かに19年よりも20年は加速を感じませんでした。
 LSUのようなチームとして1対1に負ける事の少ない強豪チームの司令塔と言うか一人余らせるサポート要員として凄く良い選手だと思います。が、1対1をやる選手としてはLBだとパワー不足、Sやビックネッケルとしてはマンカバーとスピード不足。NFLで通用する場合には多様性が活きるでしょうし、通用しなければ中途半端と言われるのでしょう。
 どこで使うのかを考えると、ニッケルLBでショートエリアカバーさせるのだろうと予想するのですけれど、ニッケルLBとしてのスピードとカバースキルが足りるのか?と言う所が疑問です。
 プロデイでの体重計測がシーズン中と同じ体重であるならばLBとしては軽量過ぎるとなります。WR>DB>LBと体重を増やすにつれて動きが重くなっていると言われているのにさらに10-20ポンド増やすのは難しいかもしれません。かと言って、Sでカバーをやらせるにはスピードが足りないように見えました。

Tarron Jackson

2021-05-12 11:07:00 | ドラフト
 6巡191位で指名されたのはDE Tarron Jacksonです。タロンではなく、トゥーロンと発音するようです。

 South Carolina州出身で、Coastal Carolina大(海洋・漁業系の大学のようです)に進学、1年目は4試合に出場後に怪我でメディカルレッドシャツ扱いになりました。2度目の1年生で8試合出場で20タックル3.5サック、2年生では13試合出場で58タックル3サック、3年生は12試合出場60タックル10サックでSun Beltのファーストチーム、4年生は12試合出場で54タックル8.5サックでAPのAll Americanファーストチームに選ばれ、Sun BeltのディフェンスMVPにも選ばれました。

 身長6-2 1/8で254ポンド、腕の長さ33インチ
40ヤード4.71、ショートシャトル4.46、スリーコーン7.44、垂直跳び29インチ、幅跳び9フィート10インチ、ベンチプレス25回を記録しました。

 長所
OTの外側からコンタクトする時の角度が良い
腕の長さを上手く使う
TE相手ならパワーで圧倒する
 短所
一歩目の速さが無い
方向転換が下手
パスラッシュスキルはスイムに頼り過ぎ

 2試合とシニアボウルでの1対1を見ました(Marlon Tuipulotuの時にも見てましたけどね)BYU戦ではドロー系のランで2回ロングランを貰う一因になっています。視野が狭いのと、前傾の時に横へ方向転換出来ないでしょうか、すぐ横を抜けるRBに反応出来ていません。
 上半身のパワー重視で押し込み型ですかね、去年までのワイドナイン>押し込みコンテインDLとしての適性が高いように見えます。
 バルクアップしてパスラッシュDT向きと言う評価も有りました。運動能力が限定的とするなら、OTの外を回すよりもハンドテクニックで内に切れ込む方が良いのかもしれません。

Marlon Tuipulotu

2021-05-09 18:16:00 | ドラフト
 6巡189位での指名はUSCのDT Marlon Tuipulotuでした。

 Oregon州出身で、名前からしてサモア系ですがルーツはトンガのようです。
 USC進学後、レッドシャツ無しで得試合に出場しますが膝や背中の怪我でレッドシャツ扱いにしています。2度目の1年生は12試合出場で33タックル4.5サック、2年目は12試合出場で46タックル2サック、3年生は23タックル2サックを記録してPac12のファーストチームに選ばれました。
 
 身長6-1 7/8で317ポンド腕の長さ33インチ
40ヤード5.38、ショートシャトル4.63、スリーコーン7.65、垂直跳び30インチ、幅跳び8フィート7インチ、ベンチプレス29回を記録しています。

 長所
上半身の強さ
手を使って相手をコントロール出来る
筋肉量の多い骨格
 短所
アンカーとしては下半身が弱い
パスラッシュでQBに届くスピードはない
試合後半疲れる

 試合は2試合見ました、パワーに自信が有るのかOLを受けて立つような手の出しあいを好むように見えました。言い換えれば体重を前に乗せてギャップを割るよりもレーンを潰すような動きに良さが有りそうです。
 前に出る足は無いのですが、押されない。手の出しあいに負けても粘り強くレーンを守る事が出来ています。そして、横へは足も手も出て横を抜けるRBを捕まえるのが上手のようです。
 NFLレベルでスターになるようなタイプではないのですが、3番手4番手としてランディフェンス重視の4-3NTのような使い方が出来るDTだと考えます。

Kerryon Johnson獲得

2021-05-08 06:29:00 | イーグルス
 2018年のDET2巡指名RB Kerryon Johnsonが入団する事になりました。
 ルーキーシーズンはバックアップとして平均5.4ヤードを記録しましたが膝の怪我でIR入り、19年はスターターとなり8試合に先発しますが平均3.6ヤードに低下し、2度目の膝の怪我でIR入りします。その後シーズン後半練習に復帰しています。20年は16試合に出場しますが、181ヤード平均3.5ヤードで戦力外と判断されたのでしょう。ドラフト後の人員整理で解雇されたところを拾いました。

 この解雇は2度の膝の怪我で能力が低下した為でしょう、怪我から復活してドラフト当時の期待に応える状態なら使う、キャンプで膝が治っていないと見たら解雇する。お試しでの獲得と考えます。
 16試合に出場出来る状態で数字を出せなかった。怪我は治っているのにもうダメなのか、完治する前に無理に出場していたのか?この部分の確認でしょう。Miles SandersとBoston Scott、ルーキーKenneth Gainwellまでの3人はほぼ確定でしょう。4番手をJordan Howardらと争う事を予想します。

Kenneth Gainwell

2021-05-07 23:24:00 | ドラフト
 5巡150位での指名はMemphis大のRB Kenneth Gainwellでした。
 Mississippi州出身で高校時代はQBでプレイ、2年連続でパスヤードよりもランヤードの方を多く記録しています。
 Memphis進学後RBに専念する事になり、1年目はほとんどをレッドシャツで過ごし、終盤少しだけプレイしています。2年生の2019年はランで1550ヤード14TDと57レシーブ662ヤード3TDを記録しAACのファーストチームに選ばれました、20シーズンはオプトアウトしてのアーリーエントリーになります。

 身長5-8 3/8で201ポンド
40ヤード4.47、ショートシャトル4.46、スリーコーン7.26、垂直跳び35インチ、幅跳び10フィート1インチ、ベンチプレス21回を記録しています。

長所
 横から縦に切り返す俊敏さ
 隙間を見つける嗅覚
 ブリッツを拾う技術
短所
 インサイドを走るパワー不足
 ワンスピードランナー
 QB出身でRBとしての経験不足

 試合は2試合見ました、小柄な割に腰と言うか膝の強さを感じます。上体のパワーはそれほどでもないのですがタックルを切ってヤードを稼ぐことが出来ています。ただ、0からの加速はそれほどでもなく、ある程度加速した後に受けるタックルに対しては強いものの、スピードが乗る前は触られたら即座に倒れています。
 時々スロットレシーバーとしてセットしていますし、レシーブは上手いです。ただ、WRとして使った時にキャッチしてからの一歩目に鋭さが無く、すぐに倒されています(キャッチした次を先に考えてイージーキャッチミスをするよりはずっと良いとは思います)スクリーンパスの時は一人目のタックルを外せるので、スピードに乗らないと真価を発揮しないのでしょう。
 リターンも出来ると言う事で、Boston Scottと比べられるサードダウンバックとなるのでしょう。ただ、競争に負けたどちらかが解雇されるような事にはならないと思います。