有休はまだまだたっぷり残ってるし、金・土曜と天気は良さげ、、、
つうこって、先週の唐松岳に続く有休消化の山旅その2は、一泊二日(涸沢泊)で、ず~っと狙ってた奥穂&北穂だよ~ん
で、今回のコースはこちら ↓ ↓ ↓
初日 (10/14) は、上高地から重太郎新道経由で前穂に登り、その後吊り尾根を通って奥穂に登ってから一旦涸沢に下り、涸沢ヒュッテ泊。
二日目 (10/15) は、涸沢ヒュッテから北穂に登って、横尾経由で上高地へ・・・。
あ、奥穂に登るのに何故に一般的な横尾~涸沢ルートじゃあなくって、北アルプスきっての急登と言われる重太郎新道をチョイスしたかと言うと、、、
① 横尾までのダラダラ林道11kmを往復したくない
② このルートなら最短なんで、あわよくば涸沢に下ってモルゲンロートが見れるかも・・・
ってな理由なんだけど、、、
でも一番の理由は、何年か前のNHKの番組で山岳ライターの小林千穂ちゃんがこのルートを紹介してたから・・・ で、是非チャレンジしてみたかったのよね~
※ コースタイム
初日/ 上高地バスT 06:20 ~ 岳沢登山口 06:35 ~ 風穴 07:05 ~ 岳沢小屋 08:05/08:25 ~ カモシカの立場 09:15 ~ 岳沢パノラマ 09:40 ~ 雷鳥広場 10:10/10:25 ~ 紀美子平 10:35 ~ 前穂高岳 11:00/11:15 ~ 紀美子平 11:45/12:00 ~ 奥穂高岳 13:20/13:35 ~ 穂高岳山荘 14:05 ~ 涸沢ヒュッテ 15:45
二日目/ 涸沢ヒュッテ 06:50 ~ 涸沢小屋 07:00/07:10 ~ 北穂高岳 09:15/09:55 ~ 涸沢小屋 12:00/12:20 ~ Sガレ 12:55 ~ 本谷橋 13:20 ~ 横尾 14:10 ~ 徳沢 14:55/15:05 ~ 明神 15:50 ~ 上高地バスT 16:30
写真が多いし、整理がなかなかできないんで、まずは初日の奥穂高岳までのレポだす
14日朝、前泊してた安曇野の宿を4時20分に出て、沢渡の第3駐車場に着いたのが5時10分頃・・・
朝飯をかっこみながら準備して、始発の5時40分のバスを目指してバスターミナルに行ったら、運良くTAXIの乗り合いに乗れた。5人乗りなんで料金はお安いし、何より始発のバスより早く上高地入りできるのが嬉しい
06:20/ 登山届を出して、バスターミナル出発。(事前にWEBで出しとけば時間が省けたのにな~ 反省)
河童橋から見る穂高の山々・・・
今日歩くのはこんな感じかな!? (あくまでイメージだよ )
06:35/ 梓川を離れて岳沢登山口に入る・・・ ここからは暫く樹林帯。
07:05/ 名物の風穴通過。 夏は天然のクーラーとのことだけど、今は外気と同じくらいだった
コメツガやシラビソの樹林帯を外れて干上がった岳沢に出ると、
視界が開けて、天狗岩~間ノ岳 ~西穂~独標が見えた(左から)
目指す奥穂や吊り尾根、前穂もだいぶ近づいてきたね~!
樹林帯のラストはこんな階段、誰がこんなの敷いたんだろ(何処かの料亭の入り口みたい )
08:05/ 岳沢小屋到着、ここでトイレを済ませたりして20分程休憩。
左から霞沢岳・乗鞍岳・焼岳・・・ 河童橋や大正池も見える。
08:25/ ヘルメットを装着していざ重太郎新道へ・・・ 水平距離1.5kmで750mの高度を稼ぐ北ア屈指の急登の始まりだ!
暫し登って、振り返れば岳沢小屋があっという間に下に・・・
左手には、独標~西穂~間ノ岳~天狗岩(左から)
出たな、岩登り・・・
梯子もあるでよ
普通の登山道だって、九十九折でメッチャ急
岩場はまだまだ続き・・・
09:15/ やっとこさカモシカの立場通過。
2段梯子・・・ 見えてないけど、この上にももう一本あるのよね。まあ、そんなに怖くはないけど、一歩一歩慎重に!
2段梯子を過ぎるとすぐに現れる鎖場・・・ いやまあ、楽しいというか何というか
かみさんが、「そろそろじゃない!?」って言うから高度を見てみると、ほぼ2500m!
実はうちのかみさん、2500mを超えると急に息が上がるらしい・・・ ってか、どういう体内高度計を持ってんだか
09:40/ ハイマツに覆われた岳沢パノラマ通過。目指す前穂が見えてきた・・・
岳沢パノラマからは暫く稜線なんで景色が良い
左に目をやると、ジャンダルム・ロバの耳・奥穂・吊尾根が見える。
西穂の山並みも・・・ ってか、だいぶ高度を稼いだな!
焼岳(右)も全貌を現したし、乗鞍の後ろには御嶽山が姿を現した。
この先も岩稜歩きや、、、
岩登りはまだまだ続く・・・
10:10/ 雷鳥広場到着。前穂はだいぶ近づいたけど、かみさんの息が上がってるのでここで15分程休憩・・・ 先は長いし、少し体を慣らさんとね!
西穂方面、いつかは歩いてみたいな・・・ (西穂までだけどね )
これから歩く吊尾根
前穂・・・ 今行くよ~!
明神のギザギザはかっちょ良いな~
雷鳥広場を出発すると、すぐに鎖場が現れる。スラブ状なんで濡れてる時は要注意だね!
10:35/ 雷鳥広場から10分程で紀美子平到着。ここは沢山の人が休んでるから、休憩は雷鳥広場の方がお勧めかな !?
ザックをデポして前穂山頂へ・・・ 岩場の連続だけど、斜度があまりないんで難しくはないよ
11:00/ 前穂山頂到着。この頃から青空がどんどん広がってきた
左から、奥穂・涸沢岳・北穂・槍ヶ岳
槍の右には、白馬・五竜・鹿島槍がひと塊で見える。 手前の山並みは、燕岳・大天井岳・ 常念岳だね
南東には八ヶ岳と南アルプス、富士山も見えたけど、写真じゃあちと分かりづらいな
南には霞沢岳・御嶽山・乗鞍・焼岳、 上高地も見える。
何度も出てくる西穂方面
左から、西穂・間ノ岳・天狗岩・天狗のコル・ジャンダルム・ロバの耳、そして奥穂
記念撮影も忘れずに・・・
山頂で15分程景色を堪能したら、紀美子平まで戻る。
11:45/ 紀美子平到着。登りより下りの方が時間が掛かったな まあ、岩場は慎重にね!
12:00/ ランチパック etc の昼食を終えて、吊尾根に進む。
吊尾根は、主に上高地側に登山道が付けられ、全体的にトラバースといった感じ・・・
暫く下って行くと、分岐点と書かれた最低のコルを通過。
最低のコルを過ぎると、右側に涸沢カールが見える場所が現れる。 今夜のお宿も見えるね
時々、岩場も現れるんで慎重に・・・
もちろん、鎖場ももれなく付いてくる
南陵の頭を通過すれば、、、
奥穂は目の前!
13:20/ てなこって、北アルプス最高峰の奥穂高岳到着
山頂は眺望最高! で、まずはスタート地点の上高地から乗鞍・御嶽・焼岳・・・ そして、迫力満点のジャンダルム
御嶽山をUPしたら、まだ水蒸気が出てるみたい。
西に目をやると、笠ヶ岳がド~ン! 笠から右に延びた折戸岳への稜線は是非歩いてみたい場所だ・・・
で、右奥のチョコンとした山頂のお山が黒部五郎岳かな !?
中央やや左よりのゆったりしたお山が薬師岳で、薬師と五郎さんの間にあるのが双六岳。
薬師と槍ヶ岳の間には、鷲羽・水晶 etc があるみたいだけど、よう分からん
槍の右には例によって白馬・五竜・鹿島槍の塊・・・ で、その手前の近いお山が北穂。
中央は燕岳で、右に大天井岳・東大天井岳・常念岳と続く・・・ あそこも行ってみたいな~
南東に目をやると、八ヶ岳と南アルプス、間に富士山も見える!
富士山って、2度と登りたくないけど、見えると何故か嬉しいのよね~
絶景を楽しんだら例によって記念撮影。 来年の年賀はこれかな !?
13:35/ あまりゆっくりもしていられないので下山開始。
正面には槍をはさんで左に涸沢岳、右に北穂の南峰と北峰・・・
14:05/ 穂高岳山荘到着。ここに泊まるか涸沢に泊まるか、14:00をリミットにしてたんだけど・・・
やっぱり涸沢のモルゲンロートが見たいし、かみさんの体力も大丈夫みたいなんで、5分過ぎてるけど涸沢に下ることにした
下りはザイテングラート・・・ ドイツ語で支稜線・支尾根(特に岩尾根)と言う意味らしい。
ここは滑落事故が多いんで、慎重に下らんとね!
所々に危なっかしい鎖場もあった。
涸沢ヒュッテが近づいてきたな~と、思ったら・・・
ありっ! まず現れたのは涸沢小屋だった・・・ パノラマルートの分岐を見過ごしちゃったらしい
15:45/ 涸沢小屋から10分程歩いて今夜のお宿の涸沢ヒュッテに到着~!
で、受付を済ませたら、即生ビーで乾杯
名物のおでんは、、、 運動の後だけに、もうちょっと味が濃くても良いんじゃないかい
夕食は5時から・・・ 鶏の照り焼きにお魚にシューマイetc 結構ボリュームがあったよ
さて、夕食の後は担ぎ上げたウイスキーと氷で水割りを・・・ って、写真撮り忘れ~ 呑むのが忙しくて・・・
いつものように、帰宅後 GPSでデータを確認してみると、、、
行動時間: 9時間25分
移動距離: 10.9km(水平距離)
累積標高: +1,901m、-1,095m
とのこと。 移動距離の割には時間が掛かってるし、累積標高がスンゴイ! 重太郎新道・・・ 恐るべし
てなこって、本日の登山はお終い。次は北穂だよ~ん