ウソつきは、ウソつきが大好き？

もうすっかり忘れかけていたのだが・・・

ｉＰＳ細胞を使って世界初の治療をした、というウソをついた「ウソつき」森口尚史が、テレビのバラエティ番組に出演するのだとか。

というか、いつの間に芸能事務所なんかと契約していたんだろう。

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20130125-1076226.html

記事でも「騒動」などと表現しているが、このウソつきとしては、誰かと揉めたとか、何かを争ったとかいうことはないはず。

ただ「私はｉＰＳ細胞を使って世界初の治療をしたんだぞ」と言っただけ。

つまり、この男は「単なるウソつき」であり、読売新聞を初めとしたマスコミが、簡単にそれに乗せられただけの話であって、騒動を起こした原因は、むしろマスコミ側にある。

なぜなら、ちょっと「裏を取る」という作業をすれば、すぐにわかるような「ちゃちなウソ」なわけだから、それを怠ったマスコミのせいで、騒ぎになっただけだし。

つまり、ウソだということがバレれば、記事にもならないわけだから、当然騒ぎになんかなりようがない。

すべては、マスコミのいい加減さが原因である。

ということは、もしかしてマスコミは、自分たちのミスを隠すために、こんな「ただのウソつき」をテレビに引っ張りだしてきて、「ほら、こんなバカなヤツなんだぜ」ということを見せ付けようとしているのだろうか。

そうすことによって、話を逸らす、というのか、話題が「こいつは、ただのバカなおっさんだ」ということに集中するような方向に持っていこうとする。

テリー伊藤や爆笑問題の番組に出演させる、ということだから、何だかそんな臭いがしてくる。

下手なキャスターや、中途半端な芸人では、その点をうまくツッコめないだろうし・・・


まあ、飛ばし記事を流した読売新聞と、テレビ局（今回はテレビ東京）とを一緒くちゃに「マスコミ」とひと括りにするのも乱暴なんだろうけど、横で繋がっていないとも限らないし、どのみち「懲りてないなあ」としか思えない。

というか、「視聴率を取るためなら、もう何でもいい」って感じなんだろうか。