🐢 四ツ割にして白菜のまだ大き
お隣から戴いた白菜はいつも大きい。
普段はマーケットで白菜は一株ではなく、四つに切ったものを買う。
家族二人にはこれで用を足す。
お隣からはシーズンになると、先に戴いた白菜を使いきらぬ間に又次の白菜が届く。
大きい両手で抱いて、二人では食べきれない、ずしんと重たい白菜である。
そのことを詠んだ句。
今回のネット句会で入選をしていた。
この句を出す前に、一度は投句を済ませていたが、差し替えた句。
🍒 年の市芋の子洗ふやうもまれ
今年は身辺俳句、主婦らしく厨俳句でと決めていた。
それもあるが、芋の子のように人混みで押されもまれる表現は今まで云い尽くされた比喩だと思った。あそこ、ここに、類想の句は探さなくてもあるに違いない。 それで、白菜の句に入れ変えて、最終は投句をした。
差し替えた句もひょっとして、選にと抜けたかも知れない。駄目だったかも。しかし自分を信じて投句をやってみた。もし、 IF 後からそんなことを考えるのは野暮だけれど。
今年は、先生もサービス精神で?
私は三句、他の人も、多く選に通っている。こんなことめったにない。
正月だからなぞと、素直に喜べない自分、おお嫌だ。
素直に、今年もよろしくお導き下さい、先生。