老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

 お雑煮

2018-01-03 14:25:27 | 俳句

      

 三日続けてお雑煮を食べた。
写真の紅白の餅には餡が入っている。
讃岐は 餡の入った 餡餅を雑煮に入れる風習?習わしがあって、最初は驚いたものだった。
郷に入れば郷に従え、、と餡餅を雑煮に入れるのは始めは抵抗があったが、今では美味しいと感じるようになった。

     🍒    郷に入り餡餅雑煮で健やかぞ

 元日の雑煮の中身は 餡餅、焼いた鰤、くわい、、、他
 昨日は 餡餅、頭の付いた海老、蒲鉾、、、他
 三日目の今日は 餡餅、かしわ、ゆで卵、、、他

 これで今年はお終い。白味噌仕立ての雑煮も三日つづくともう飽きた。

      

 正月になって初めて庭に出た。
南天が朱い実を付けていた。枝をゆする小さな鳥が来ているのだが、何かは、葉に隠れていて見えない。

     

   ☆    しんしんとすまし雑煮や二人住    一茶
            一茶のつかの間の幸せが感じ入る   

   ☆    空たかき風ききながら雑煮膳    臼田亜浪
            まさに今日のような天気。家の中は暖いが外は強風

   ☆    今年から夫婦つきりの雑煮かな    松尾春鈴
            我が家のようである。

   ☆    髯長く雑煮に垂れし父なりし    佐藤紅緑
           佐藤ハチローさんのお父上。眼前に浮かぶ景色。

 

 プレバトのように、作者に「さあ~これは何を詠みましたか?」と司会者がたずねる。作者が一生懸命に説明をする。
説明をやらなければならぬ句はもってのほかである。
三ツ子、や子供が読んで理解できるやさしい句がモットーである。
 

 

コメント
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