老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   一件落着    ?

2018-01-06 08:49:07 | 俳句

     

 テレビにチャンネルを回すと、毎日毎日どこかの放送局で相撲のことでもちきり。
百人おれば百の意見があった。
比べて聞いていると、貴乃花のファンと相撲協会に肩入れをする人達がはっきりと解ってくる。

最初から貴乃花に批判的だったのが 池坊保子女史。
昔は薔薇を浮かべたお風呂に入って笑っていた写真を、、、妖艶な彼女は齢を重ねたとはいえ、今も美しい。
相撲道を声だかに言っていた貴乃花のお株を奪って
「礼をもって礼をつくせ」のセリフが面白かった。

 面白いと云えば、寂聴さん。
正月のテレビ番組で、毎日テレビを観て、週刊誌を何冊も読んでいると云う。
世間の話題は充分に知っていますよと。
「お相撲さんは身体が大きく、力は強いけれど、頭が悪い、、、」
と云った。
司会者がそこで言葉を遮った。
人気商売のアナウンサーも ワイドショーに出てくるコメンテーターも、テレビの向う側にいる視聴者が誰のファンかもわからないので、うやむや、しどろもどろにしか意見を云わない。嫌われて仕事を無くしたら困るから。
寂聴さんは恐い者は無し。歯に衣をきせずに、相撲とりは「頭が悪い」と一刀両断に切り捨てた。

 この二人の人生の先達は経験を積み知名度と大局的に物事を考えている。
貴乃花は、言わずもがな、、、まるで (無理が通れば道理が引っ込む)ような態度の小学生にしか映らないであろう。 
世間におもねないでいられるこの女性の強いこと。
小気味の良い意見であった。

しかしファンは有難い。貴乃花にも身方はいる。
今回のことにこりて少し社会勉強、一般常識を学べば。
まだ若い。「もうお終い」じゃなくて「まだこれから」やり直しはいくらでもできる。

 上がりまで到達をしたけれど、振り出しに戻る 「双六遊び」
何度でも出直しがきくのだから。それにしてもあの硬いこちこち頭ではどうかな~。

ががががが、今度は 行司 の不祥事。
相撲界の浄化はいつになるのやら。

      🍒    双六は雑誌の付録昔恋ふ

                  

 相撲は秋の季語

    ☆     はたかれてあほらしき負力士かな   阿波野正畝

    ☆     八百長のひとつや二つ草相撲    亀田虎童子  

 

   

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