遅くまでテレビを観ていた。
姫が変な仕草をすると思ったら、私の椅子の足元に来て、おしっこをやってしまった。
それからが大変。絨緞に湯をかけて何度も拭いて、やっと落ち着いたと思ったら姫がいない。
ベランダの窓を開けて掃除をした。そこから外へ出たと思ったのだ。
庭に出て、「姫 姫」と声をかけて探す。手には懐中電灯を持ち、庭中を探す。
玄関の方へ行ってないかと、そちらへも回ってみる。
いない。
ベランダの床下にも電灯の光を当てる。。。。いない。
寝ていた夫を起こして「姫がいなくなった」
二人でもう一度、庭中を探す。
家の中も。体力の落ちている 姫 は二階へは行っていないだろう。
私が雑巾をとりに納戸へ入った。そこにもいない。
夫が「いたいた 姫ちゃん~」と声がする。
なんと洗面所に座りこんでいる。
洗面所に、雑巾バケツを置いていた。そこへ私の後を追って行ったのだろう。
哲学者のように考える 姫 が香箱座りをしている。
良かった。ほっとした。
まだ夜中になると寒い。見つけることができなかったらどうしようと心配をしていた。
風邪を引いてしまったら。
野良猫に襲われたら。。。悪い方にばかり心配をつのらせていた。
後で考えれば、狭い庭、玄関に行くまでは二ケ所門扉がある。道路には出れぬ。
家だって狭い。
一番の想像は、ベランダの床下が昔から好きだった。電灯で照らせぬ奧の深くに隠れたのかと、、ここでは冷えてくる。
杞憂で終わったが、とんだお騒がせの 姫ちゃん だった。
いつ俳句を熱心に詠もうという気がおこるのか?
年齢に即した句が作くれればよいと、出来なければそれまでよ!と自然体でゆこうと悟る。
昨日はネット投句の締切だった。やっと三句を間に合わした。
皆さん、好吟。
努力?それとも才能?頭の下がる人ばかり。
🍒 白木蓮風にひしめきをりにけり
🍒 初蝶や光の筋引き高みへと