老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    2018 ・ 3 ・  30   花

2018-03-30 09:22:15 | 俳句

     

 私の住んでいる団地は昭和の終わりにできたらしい。
新興団地も卒業?なる言葉はそろそろ返上できる?しっくりとしたたたずまいの色に染まってきた。
その団地も、高齢者が多くなり、7割以上を高齢者が占めている。

 犬が生きている時は散歩と称して、この団地をくまなく歩いた。
どこに公園があり、どこの家にあの花、もう咲くだろうあの家の花、、、と花を見る楽しみもあった。

 山と海のある街。
住めば都?犬の散歩には申し分のない町には違いがなかった。

          
          
 私の虫の居所が悪く、散歩の途中に犬を叱ったkとがあった。
いつも怒ったことの無い私に犬が何を思ってか、綱を曳いて逃げ出した。
急いで、追っかけた先が、このテニスコーコートに続く階段のある露地。
犬の散歩の想い出と共に、この風景も好きである。
門扉が開いていたテニスコートの隅で、犬がうずくまっていた。
母さん怖い、、、と目が語っていた。

「殿 ひとりでの散歩はさびしいよ。生き返ってよ!」

          

この団地で一番に大きな木蓮の花。この家には介護に明け暮れる老夫婦が住んでいる。

      🍒    老いにけり木蓮の咲く日と共に

 
しりとり俳句から

      🍒    一二三地下街出で来遠足児    (遠足)

      🍒    花吹雪突き抜けて行く路線バス     (バス)

      🍒    春市や量り売りする芋の種    (春)



       





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