老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    お隣のお婆さまへ

2018-03-18 15:40:00 | 俳句
      


お隣のお婆様さまだなぞと。
自分がお婆さんだのに。
向うが10才ばかり齢をくってるけれど、はたから見ればどちらもお婆さんだ。
前日、立話をしている時、私の持っているポシエットを見ていいな~と云う。

それでは作ってあげましょう、、と云うことになった。午前中かかって、ポシエット を仕上げた。

有り合わせの生地は今までに幾つも作って、友人や知人にプレゼントをした、私から見れば 有りきたりの物だ。喜んでくれればそれで結構。
私がこの住宅街に引越しをして十年。お隣さんもこのお婆さんも皺が増えて、それなりに美しいが共に白髪になった。
早速、届けてあげよう。



    ☆    朝市や藁もて括り猫柳    櫂

    ☆    猫柳ほつほつ家に受験生    森澄雄

狭い日本 そんなに急いでどこへ行く。
昔コマーシャルでこんな事を言っていた。
長い人生、句読点 があってよい。
猫柳がほほけていた。よく観察をすると、猫の尻尾のような産毛の先かた蘂のような突起物の先には小さい花びらのようなものが。
薄紅色をしているのもある。
平和な小宇宙の営みだ。
植物を見るとまことに、楽しい。ことに小さな名も無き雑草が。
猫柳の全体を観ているうちに、ふと句読点なる言葉が浮かんだ。
私は今鬱鬱と悩みを抱えている状態。
上記の二句。
読むうちに、あせるな、先を思い悩むな、、、と天から啓示があった。



コメント
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