老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

プレバト  為に成るかって。

2016-01-22 16:29:28 | 俳句
 昨日 
テレビ番組でプレバトが放送されていた。
勿論、NHK のニュース番組を見ないで、こちらを見た。
面白かったって?勿論 面白かった。

いつきさん、自分の俳句はいつ作るのか、心配してあげている。
以前に比べて、顔の皺?いいや若さが無くなったと思っているのは、私ひとりか?な。。。
舌鋒は鋭い。今も昔も。

俳句以前の俳句 とは、箸にも棒にもかからない句、(五 七 五)に季語を押しこんで、俳句らしく整えるなんぞ、素晴らしい腕前と拍手を送る。

我が、結社の王道をゆく師は、大学の教授をしているが、話術はいつきさんと比べて、どんなのかしら。
講義を受けてみたい。

プレバトで、名人を目指している、あの女形の役者さん。 今どうしてもお名前が思い出せない。
彼がいなかったら、この番組も面白さが半減するだろう。本当のプロのタレントさんだ。

 俳句を初めて、三年は、それなりに次々と、俳句もできる。
そろそろ、難しくなる。作れなくなる。この時期を無事に過ぎることが出来ると。。。。

夫婦生活と同じで 作句することに、何度か倦怠期があるのだ。

七年をすんなりと越えると、
「趣味は何ですか?」と聞かれると
「趣味で俳句を作っています」とやっと趣味の領域の答えができる。
おこがましくて、まだまだ、「俳人」なんてとても言えぬ。

これからが、奥が深く、もっともっと難しくなり、写真を見たくらいで俳句は作れない。
頭の中でためていた、言葉はすべて、これまでに、吐き出してしまい、類想や類句になる。
初心にかえり、対象に向き合い、素直になって、初めて自分らしい俳句ができる。。。。
なんて、本当は段々と出来なくなる。
花鳥諷詠 写生 が必要になる。最も大切になる。

私のしりとり俳句だって、 (お あ そ び。) (^。^)y-.。o○
あのプレバト俳句作りは、???・・
あくまで バラエティー番組だと云うことを、お忘れあるな。

芥川賞作家が出演することもある。
すべて、把握をして、商業ペースに乗っかかって自分を売り込む為の出演なのだ。

毎日、毎日が勉強だから、いつきさんから教えられることはある。
しかし、万能ではない。いつきさんの素晴らしいところを見習ってゆこう、良いところを吸収しよう。
我が師は、この番組を、もし、もし見ることがあれば。。。。苦笑をしているだろうな、きっと。

      🍒   みちなりに曲がれば春の岬かな

      🍒   日脚の伸ぶ新しいミシンで何縫おう   字余り






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お湯が出ない (大寒の水と格闘したりけり)

2016-01-21 15:58:08 | 俳句
 台所仕事をしていて、お湯が出ない。
10分以上、待っても湯が出てこない。
昨日は寒かったから、近くの温泉施設へ行った。家で風呂は焚かなかった。
風呂と洗面所はガス。台所の炊事用もガス。
キッチンは、電磁のコンロ。食器洗いは全自動。
煮炊きは支障がなかったから、湯が出ないことに今朝気が付いた。

急に寒くなったから、水道管が裂けたのかと、心配をした。
水は出るみたいと、とりあえず、ガス屋に電話をする。
すぐに来てくれる。
温度設定の機器の スイッチ が消えていた。
昨日、(電気工事でこの付近は10分くらい停電します)とチラシが入っていた。
その工事で、温度設定の スイッチ が入っていなかった。
それが原因で、湯が出なかった。

ガス屋は呆れただろう。
私も自分に呆れた。
まあ、良かった。水道管が破裂でもして漏水を心配していたが、とりあえず一件落着でさた。

日向に咲いていた。田村草。 

 最近のしりとり俳句から心に残った句。

    

    繰り言を背に受け流す女正月   遥

    裸木やぎんねず色の高きビル   ラスカル

    広辞苑折り目を伸ばし春隣   ぴのこ

    草城忌めがね探すにめがねして   アネモネ

    闇鍋の声を頼りに箸伸ばす   紫苑

    
    割勘の小銭数へる初三十日   ヘェアウェイ

    かくなれば共白髪まで紅草石蚕    涼

   白いノ-ト最初の一字梅匂ふ     霜月

    寒海苔をしずかに焼いてをりにけり   猫髭

    五時間目班に分かれて雪転げ    むめこ


 かなり多くの人が参加されている。
私の好きな句を書かせてもらった。
まあ 選句のようなもので、好き嫌いがあるから、良し悪しではない。
自然描写で、理屈がなく情景のうかぶ素直な句だと思う。    




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ミシン

2016-01-20 19:14:13 | 俳句

          

 そろそろ、遠ざかっていた手芸をはじめよう。
年末、テレビの通信販売の番組を見ていると、ミシンを売っていた。
ミシンは今 二台持っている。
一台は7~8年前に買った。少し古いが、どこも壊れてはいない。
ボタンホールが、うまくゆかないくらい。
もう一台は、2年前に買った。 ボタンホールが一種類しかできず、厚い布だと、これも上手くボタンホール縫えない。失敗。
 頭からかぶる服ばかり、作るわけにもゆかない。
それで少し悩んでいた。

ブログに夢中になり、手芸のほうはおろそかになっていた。
それが、通信販売の、ミシンを宣伝しているのを見て、とびついてしまった。

少しは、ためらった。又 衝動買いか? そうなんだけど!
二台もあるのに。。。。プロの仕事師でも無いし。。。。趣味でミシンを使うだけなのに。
贅沢だ。ボタンホールだけの為に三台も。

いつの間にか、電話機の前にゆき、ダイヤルに指がかかっていた。
電話口に出た相手は、
「今日、発送をいたしますと、今年度中にお届けいたします」
「今、二台 持っているのでそんなに急ぎません」
「長くて、三週間こちらで、置いておけます。それでは、来年の、一月二十日のお届けいたします」
「それで、お願いします」

その一月二十日が今日である。



 届いた、届いた ミシンが。
まだ、玄関でお座りなっている。
夫が、二階に持ってゆこうかと言ってくれる。
まだ二階の置き場所 が整理できていないので、待ってと云ってある。

 私が娘の頃、お嫁入道具に、ミシンは欠かせなかった。
洋服は誂え。今のように、既製品が豊富で無かった。
靴も、足型をとってこれも誂えであった。
時代も変わるものである。

着なくなった着物をほどいて、リメイクをする。
これが、割りと高級品に変身をする。
昔の仕立て直しと、少しニュアンスが違うのかな。

明日から、リメイクに精をだそう。

 風呂に行く。寒いから、我が家の風呂では物足りない。

       🍒   寒夕焼あかく染まれる露天風呂

           瀬戸内海に沈む夕焼けがまことに美しかった。


         
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SMAP騒動

2016-01-19 11:40:38 | 俳句
 なんとか収まった、SMAPの解散騒動。あっけない収拾のしかた。
去年から、水面下で運ばれていたことらしいが、国民が口を挿んだからって、前言を翻すような、四人だったのか、と少し気が抜けた。

男は、外に出れば、八人の敵がいると昔から云われている。
会社で仕事が出来るのは、勿論だが、それ以上に対人関係が上手くゆかなければ、出世はしない。
奥さんの求められる内助の功は、夫が外に出て働きやすくすることである。
まあ、今は女も外で働け働けと、政治課題に掲げる時代。内助の功なんて言葉は死語になっているかも。

SMAPの五人は、皆、40才を過ぎて、立派に仕事をこなしている。
誰が一番好きかと聞かれても、答えられない。
それぞれ、少しづつ、個性があって、甲、乙つけられない。皆素晴らしいタレントだと思っている。
五人の中でも、嫉妬や、権力や、才能の有り方を巡り葛藤が渦巻いていたに違いない。
そんなこと、当たり前だ。
タレントだもの。
それを顔に出さず、ニコニコと演ずるのが、彼らの仕事。
少し疲れた。大恩のあるマネージャーが独立するから、それに付いて出て、仕事を選び吟味して、初心に返って、一からのタレント生活をしようと考えたのではなかったのか?
よく解る。悪いことではないと思える。
タレントして生きてゆくには、高い山、深い谷、並大抵でない道のりだと、考えたのか?
五人が解散しても、いままで通りの自分がこなしてきた仕事をすんなり出来ると思っていたとしたら、そこら辺りは、考えが甘かったのかな。
大の大人が一回、口に出したことを翻すのは、哀しかっただろうし、勇気もいったことだと思う。
しかし、人間としての筋はどうなったのだろう。
筋を通すより、元の鞘に収まる方が困難だったに違いないが、世論に押された、負けたでは、
長い人生、良かった、なんてことで、納得できるのか、後悔しないかが、思いやられる。

キムタクがイニシアチブを取って、丸く収めた?
これは、これで火種になったのではないか? 皆 ライバルだもん。
こんな騒ぎがあったけれど、どうなったのだろうと色眼鏡をかけて、ステージをみると、何だか面白さが増す。だからって、彼ら五人が出ている番組は滅多に見たことがないし、特別に見ることもない。

昔、俳優さんが、映画会社から独立した時は、苦労をした。
六社協定何だか知らないが、そんなのがあり、独立をする俳優に、圧力をかけていた。
石原裕次郎さんでさえ、映画会社を敵に回して、凄い苦労をした。
映画を撮ろうとしても、作れなかった。
その時、裕次郎さんを助けて、協力したのが、新劇俳優だった宇野重吉さんや、世界の黒沢監督と喧嘩別れをしていた、三船敏郎さん。
「黒部の太陽」の映画を作れた時のエピソードとして有名である。

SMAPの四人も、こんなことがあったことを把握して、独立にをしようとしたなではなかったのか?
将来に夢を繋いで、一刻の苦労はあっても、長い目で先を見据えていたのではなかったのか。
男だろ!俳優として、生き残れるさ君たちは、百恵ちゃんの、引き際の美しかったこと。
理想は、何だったのか。一生 スターでなかくても、かまわないじゃない。彼らは一人立ちしてやってゆけるのに。
彼らが幸福であればいいのだけれど、遺恨が残り、あの時ああすればよっかたと後悔しなければよい。

雨降って地が固まるなんて、無責任に言っている、コメンテーターもいるが、
あっけなかった。
義理や人情は立ち入る隙がなかった。
商業主義に押し切られた。

それにしても、凄い人気だこと。野次馬の多いこと。驚きビックリ (@_@)

  平和呆け日本  先が思いやられる。  選挙に行けよ。
  
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中国で残留の方

2016-01-18 23:48:40 | 俳句


 今朝の 姫。
食事も終わった。
うんちも済んだ。
ストーブは燃えている。
椅子には、姫 の電気毛布が敷かれている。
ああ眠たい。眠い。
だのに、おっかさんが、ちょかいをだしてくる。



喉の下におっかさんが手を持ってくる。
おお 姫 可愛い可愛いと喉に触れてくれるが、もう堪らない。
眠いんです。眠ります。

頭を胸のところに入れて真ん丸になって、寝てしまった。
幸せな 姫 の姿。癒される。

           

今朝は冷たかった 。
病院で定期健診と、動脈硬化の検査がある日なので、いつもより早目に朝の支度を終える。

庭の隅には、霜が降りていた。
関東、東北は、昨夜から、大雪の情報を盛んに伝えている。
四国は、午后から雪になると予報は伝えていた。
今まで、暖かい日が続いていた。着る物も昨年に比べ、ブラウス一枚程度は減らしていた。
しかし今日の冷え込み。厚手のセーターに、カーデガンの重ね着をする。
色々、検査をしたり、診察があるから、病院へ行く時は身に着けるものに、注意を払う。

      

 20年くらい前、内の疾患で10日程入院をした。
その時、同じ病室で、それ以来のお知り合いになった方。
中国残留孤児の方であった。
聞けば、年齢は私と同じ。
始めは、私より20才も年上だと思っていた。お婆さんに見えたのだ。
旦那さまは中国人で、結婚して、子供を二人もうけた。
詳しいことは忘れたけれど、二人の内、一人は男の子供さんで、東京大学で学んでいると言っていた。自慢の息子さんである。いくら自慢をしてもしすぎるという事はない。
自慢のできる優秀な息子さんである。。
その方は病院に、来なかったけれど、もう一人の娘さんがお母さんのお見舞いに来た。
理知的な顔立ちで、髪を一つにまとめ、言葉使いは優しく、かしこそうな方であった。
皆、病気で入院をしているから、他人さまどころではない。じろじろと、見たりもしないし特に興味を持ったり、必要以上に立ち入ったりもせぬ。
記憶も確かではないが、お母さんの容貌と娘さんのギャップに驚いた。
日本で育った、お子さんは、苦労もあっただろうけれど、普通のそれなりの若者である。
お母さんが中国で送った期間の苦労は、顔の皺の数になって、あらわれていた。
ご主人が日本語がしゃべれないので、入院中は家で一人になることに、気をまわして、心配をしていた。

その方と今日は一緒になった。
同じ病気だったから、ほんの時たま、待合室で会う。
挨拶をかわし、近況を聞く程度になっている。
病院は、お互いに血液の検査だとか、尿の検査で、席を温める暇は無いし、、予約時間が違っているから、話込むことはめったにない。

自分はこうやって、病気持ちだけれど、他の家族は元気でやっていますと、言っていた。

その方、私が初めて会った時の容貌のまま。姿、形はあの時と余り変化していないのだ。
私は、ずいぶんと年をくって、老けている。じぶんでも、鏡を見るのがいやなくらいに。

中国から持って帰った苦労の第一印象のまんま。今もあの時から時間が止まった感じなのである。
彼女に接すると、言わずもがな、中国での生活が今でも想像できる。

戦争は、恐ろしい。
残留孤児でなければ、彼女は違った人生をおくっただろう。
容貌で、人間を判断はしないが、何と気の毒だったと、苦労がこんなに見た目にまで、現れるのかと、いつも、気が滅入る。
元気(病気持ち)だけれど、まず今日が平凡でいられて、良かったと彼女と話をしながら思った。





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