Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

変化なし 進化なし 希望なし

2019-12-09 20:56:40 | 国際・政治

第200回臨時国会が、本日閉幕した。近年の規模肥大を指弾された「総理と桜を見る会」を巡っての 特定野党中心の追及劇に多くを費やした割には法案成立率が高く、政府提出新規法案 15本中 14本が成立。93.3%の高率だった由。安倍政権の最重要課題とされた 日米貿易協定も承認をみた。憲法改正についての国民投票法改正案は継続審議となったが「桜を見る会」関連の野党追及、本当の目的はこの法案成立の阻止だったのかも知れない。他、外国籍弁護士の活動範囲拡大を認める外国弁護士特別措置法改正案も継続審議とされた。

継続審議となった両法案は、それは取り扱いに注意を要するのは分かる。確かに憲法は国家の基本法だし、国会による改正発議も国民投票への流れも慎重万全を期すべきは当然だからだ。ただ それを踏まえるにしても、より真に近い国民の利益に資するのなら 法改正の議論さえ認めようとしない特定野党の姿勢はおかしいし、護憲原理的思考は国民の利益というよりは、特定野党やそのシンパ勢力の組織的利益防衛の為だと思われても仕方なかろう。又 一方の外国弁護士の活動範囲拡大を認める法改正案も、我国益を踏み外すものであってはならないはずだからである。

そうした議論を進める意思の希薄な特定野党、旧民主党の流れを汲む国民民主党の一部勢力が、同じ出自の立憲民主党との合流を志向しているとの報に接した。12/5 国民民主党若手衆議が平野同党幹事長と意見交換の折「速やかな立憲民主党との合流を求める声が大きくあった由。ただ、枝野同党執行部の「立憲民主は立憲民主として戦う」意思は極めて堅いとされ「合流をと言うなら、それと共に戦うべき」との立場を崩していないそうだ。

この件に関し、玉木国民民主党代表の見解は至当なもので「基本原則は対等合併。その前に両党での政策協議が欠かせない」とする。玉木同党代表は、かねて立憲民主党の原発政策や憲法観が「リベラル(実は左傾)過ぎる」として、合流というからには 政策の接点を見つけ把握した上でとの立場だ。それを弁える事なく、徒に「合流、合流!」と吠ざくなら、国民民主党・玉木執行部を離脱して立憲民主党・枝野執行部に移籍すれば良いだけの話ではないか。国民民主党衆議中、過半の議員が立憲民主党との合流を主張した由だが、これはやはり選対の意味が大きいだろう。つまり旧民主党以来の「選挙互助会」なる体質を引きずっているという事だ。

今日閉幕の臨時国会でも 安倍政権打倒へ向けた「桜を見る会」の不適切面追及には血道を上げたも、相当に時間をかけ、本当は各方面の為の慎重審議が必要な日米貿易協定承認の審議にしても、野党側から初め表された慎重を期す要求は 結局尻すぼみに終わった感がある。この一事を見ても「政策より政局」。国民民主、立憲民主両党の合流が前述若手衆議勢力の要求通り実現したとしても、結局は玉木国民民主党代表の危惧が深刻化するだけだろう。変化も深化もしない集団から、希望など当然感じられないものだ。それはこれまでも、今もこれからも 対して変わるものではなかろうて。もう一つ、玉木代表は、自党の某女性参議が起こした民間人への人権侵害事案に対しても、誠実に対応をさせる義務があるはずだ。今回画像は、熱田神宮近くの JR東海道線で見かけた 砕石輸送列車の様子を。以下に、関連記事を 3件リンク致します。(いずれも 私的憂国の書様) ①http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3668.html ②http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3669.html ③http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3670.html

 

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