今 東京五輪野球・日韓戦が進行中だ。終盤 8回に入っても、2X2 同点で最後まで予断を許さないだろう。勝敗具合で韓国内の反応は概ね想像がつくが、我国代表にはいずれの結果にしても 無理は分かるが努めて冷静でいて頂けるととも思う。勿論心秘かに望むのは勝利だが。
さて、栄光のメダルを手に凱旋を果たした選手も出始めた様だ。メダルの色に関わらず 一言の祝意と労いを申したい。懸念される 流行の新型コロナ・ウィルス感染症の脅威も消えた訳ではない。結果に関わらず 勝負を終えた選手各位はまず休養、その上で次への調整に当たって頂きたい。
さて 当地ゆかりの五輪選手も凱旋を果たした方がある訳だが、あろう事かそのお一人から表敬訪問を受けた河村たかし・現名古屋市長が看過できない非礼に及んだ様だ。既に多くの批判やクレームが寄せられた由だが、拙者も黙っている訳には参らない。以下地元紙 中日スポーツ・ネット記事を引用して、みて参りたい。
「河村たかし・名古屋市長の”金メダルかじり”に SNS上で批判続出=ソフト(ボール) 後藤希友の表敬訪問で突然『ガブリ』」
名古屋市の 河村たかし市長は 8/4、名古屋市役所で 東京五輪ソフトボールで 13年ぶりの金メダル獲得に貢献した後藤希友選手の表敬訪問を受けた。この時、金メダルに「ガブリ」とかみつくパフォーマンスを見せた。
この様子が地元 TVのニュースで放映され SNSで拡散されると「汗と努力の結晶のメダルをかむなんて。しかも、このコロナ(感染症) 禍で!?あり得ない」などと批判する声が上がった。
名古屋市熱田区出身の後藤選手は「名古屋が大好きなので、地元に金メダルを持ち帰ることができて良かった」と報告。「おめでとうございます。わしもハイボール飲みながら見てた」と活躍をたたえた河村市長は、後藤選手から金メダルを首にかけてもらうと「重たいな」とつぶやき、突然マスクを外して金メダルをかむパフォーマンスを見せた。
一瞬の出来事に 後藤選手はびっくりした表情を見せていたが、ツィッター上では「選手が得た金メダルを勝手にかじるパフマォーンスをするとか・・心底最悪」「勝手にメダルを齧るのは、この人ならまさにって感じだな」「といつもない努力をしてきた中で 世界で一番にならないと貰えないのに、気軽に何をしてくれてんの?(選手が) かわいそう」「新しいメダルを買って弁償しろ」など憤る声が次々と寄せられた。(引用ここまで)
本当に「慢心」と呼ぶのも軽い程、無神経が過ぎるのではないか。SNS上のメッセージは、罵倒や中傷誹謗的内容のものもままあり 賛否両論が普通だが、今回の河村市長宛てのそれは 拙者が見る限りは「全部正論」とみて差し支えない様だ。近年 特に昨年来の前述感染症流行後辺りからは芳しからぬ面も目立つ様になり、安倍前総理よろしく 日頃の挙動には注意を要する立場だったはずだ。その事を弁える事なく、人気があった名古屋市長初当選の頃からの気分が拭えなかったのだろう。
その頃と同じ気で その頃なら許されたかも知れぬ同じパフォーマンスのつもりなら、それは名古屋市民・そして愛知県民から総スカンを食らっても仕方あるまいて。特に今は、依然前述感染症が流行る折だ。そんな所への配慮もなく、平時と変わらぬ態度では それは誰からも好感されないのは火を見るよりも明らかだろう。
「そんな事も気がつかんのか?」と、拙者も対河村市長批判の各位に伍して ネットで声を上げたくなったという事だ。こんな風だから、前述感染症対策でも陣頭指揮などの表に出られなかったのではないか。今夏前だったが、大村愛知県知事よりの「河村名古屋市長は、ワクチン接種計画に関わっていない」表明は未だに脳裏に焼き付いている。なる程、引用記事の挙動は それを裏付けていた一つという事か。
今春再選された河村名古屋市長は、今任期限りで引退と聞いている。そうだとすれば、前述のこの不良なパフォーマンス・・というよりアホーマンスは、拙者には「旅の恥は掻き捨て」という様にも見られて仕方がない。一事が万事、河村市長の 特に文化振興策は悉く「大風呂敷」の印象が強かった。既に終わった 名古屋城本丸御殿の復元に次ぎ、同城天守閣の木造復元、名古屋市科学館に長年保存され、動態復元を図っているとされる明治期の蒸気機関車再整備などなど「本当に必要か?」の疑問符がつく施策や構想も少なくない。
煽る意思はないが、こうなると 昨年の大村愛知県知事向けに続き、河村名古屋市長も解職請求リコールの対象にしても良いのではないか?とつい思ってしまう。名古屋市民の政治活動は勿論自由。拙個人はそこまでは求めないが、仮に河村市長のリコール運動が生じれば、それは基本的人権の要請として その自由を尊重位はするつもりだ。大村県知事リコール運動でも過剰な姿勢を見せた河村市長には、もういい加減に首でも洗って頂いた方が良いかも知れない。正直「名古屋の恥」だ。
今回画像は、新潟・福島両県を結ぶ JR磐越西線にて こちらは「本当に実走している」蒸機列車の様子を。同じ JR山口線や 大井川鐡道線でもそうだが、今は蒸機走行に当たっては 多くの住民への影響が軽い郊外や山間など、走行条件が整っている所での実施が必須であり、住民多数への影響が大きい大都市圏で行うべきものではないでしょう。あぁそれから、五輪野球は我国代表勝利の由。一言の祝意を申します。