Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新情報衛星打ち上げ雑感

2024-09-26 18:09:01 | 国際・政治
昨日の事だが、中台両国・地域を隔てる台湾海峡を 我らが海自艦が初通航したとの報に接した。南シナ海にての 豪・NZ両国との海上合同演習参加の為だったとかで、米合衆国が主導の「航行の自由作戦」への参加の意もあったかもだ。

中国大陸・中共政府よりは予想通り 同国国防省らよる反発と抗議の表明があった由だが、まぁ「予定調和」の範囲。先日生じた 同国人容疑者による邦人小学生殺人事件に際し、王毅(わん・いー)中共政治局員・外交部長より「政治問題化を避けられよ。日本人は冷静な対応を」との表明があったとかだが、それならば今回の海自艦台湾海峡通航事案にも 中共は冷静に対処すべきだろう。詳しい所は、末尾リンクの関連記事に譲る所もあります。

関連もあるが、本題。今日午後、鹿児島県下の種子島宇宙センターより、情報収集衛星を搭載の宇宙ロケット「H2A」第 49号機が打ち上げられ、前述衛星の軌道送り込みにも成功した様だ。防衛・防災のいずれにも役立つ 事実上の偵察衛星とも称される様だが、昨今の宇宙レベルにまで広がった安保対応の必要を想えば当然の措置とも言えよう。以下 今日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「事実上の『偵察衛星』載せ H2Aロケット打ち上げ・・北朝鮮の軍事施設など監視」

政府の情報収集衛星「レーダー 8号機」を載せた H2Aロケット(第)49号機が 9/26, 2:24pm、種子島(たねがしま)宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。

情報収集衛星は、北朝鮮の軍事施設などを監視する 事実上の「偵察衛星」で、大規模災害時の被災地の情報把握にも活用される。

政府は 高性能カメラで昼間に地上の様子を撮影する光学衛星と、夜間や悪天候での撮影もできるレーダー衛星など計 10基体制とする計画だ。今回打ち上げられたレーダー 8号機は、設計寿命を超えて運用しているレーダー衛星の後継機となる。

H2A(ロケット)は、次に打ち上げる 50号機で退役する。10/20には、H2Aの後継機として宇宙航空研究開発機構(JAXA) と三菱重工業が共同開発した H3ロケット 4号機が打ち上げられる。(引用ここまで)

国内にあっては 年初の震災に続く北陸能登水害の災禍など、周辺にあっては 安保情勢の緊迫化と大変な状況は分るが、折しも進む次期与党自民総裁、即ち次期総理は 選出の折にはこうした所にも十分に留意の上で諸事に当たって頂きたい。

その上で、今回情報衛星打ち上げの意義を評価し尊重する者だ。空の安保は今や宇宙レベルにまで及び、米中など主要国が宇宙での覇権を争う事態も想像される様だ。その様な中にあって 我国の今回措置は、むしろ後追いではないかとさえ思わされる者だ。

この様に記すと 防衛分野の技術関与に忌避的な日本学術会議の硬直姿勢なども想起されるが、人工衛星の打ち上げにも多額の費用を要するはご存知の通り。そうである以上、民生面に留まらず 防衛安保にも資する「デュアル・ユース」の方向へと進むのは当然の流れだろう。

ロケットH2Aの優秀さは確かであり、近年の我国益への貢献も大きかったが 高コストに課題が残ったとされる。続く H3は 高信頼性を守りながらコスト抑制を図ったのが見所で、H2Aより半分近いとの見方もある様だ。大変さは分るが、是非この難題にも挑戦的姿勢で乗り越えて頂ければとも思う所。次期主力ロケットH3のつつがない今後も祈念したい。

今回画像も振り返り恐縮。先年訪ねた 種子島と東シナ海に少しでも近い、長崎県下の有明海を臨む 島原市郊外の様子をもう一度。通る線路は、近年大幅な路線縮小を余儀なくされた 島原鉄道線。以下に 冒頭の関連記事をリンク致します。「読売新聞 9/26付別記事」
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