コナサン、ミンバンワ! 2008=平成20年も最終月が来てしまった。と言う所で、今月も拙ブログを宜しく願います。
度々の報道にてご存じであろう東海道新幹線の初代車両0系が遂に昨11/30(土)付で現役を引退した。大量輸送高速鉄道として世界に名を挙げた初代車両で、活動期間は実に45年近くに及ぶ。この間輝かしい無事故の記録を更新しながら、活躍舞台の東海道・山陽新幹線は元より我国の全新幹線の勢力拡大と、世界の高速鉄道の隆盛に貢献して参ったと申して良いだろう。又、1975=昭和50年春の山陽新幹線の博多延伸に際しては、新幹線初の本格食堂車も登場し、楽しい話題をもたらしてくれてもいる。
その一方で同じ頃、当地名古屋にて生じた騒音公害事件も、決して忘れてはならない出来事だ。0系は確かに走行性の秀逸さは疑いないのだが、空力面ではまだ決して煉られた造作ではなかったと言う事だろう。被害各位の苦しみは想像をこえるものがあったと心得たい。その時の問題提起が後輩車種の開発に生かされ、最新のものでは相当に騒音が抑え込まれている様である。
紆余曲折もあった0系の軌跡。しかし1999=平成11年秋よりは東海道新幹線の区間よりは撤退し、山陽新幹線区間に専念して参った訳だが経年と言う事もあって、遂に昨日限りで現役を退いた次第である。
おまけ画像はこの10月下旬、新大阪駅にての出発待ち風景。昨日は最終日とあって、山陽新幹線の沿線各駅には惜別の愛好者が多く集まった様だが、来月に予定されている惜別運転に際してはとに角安全留意の上、落ちついた送迎がなされる事を祈りたい所。
0系新幹線よ、本当に長らくお疲れ様でした。