コナサン、ミンバンワ!
2008=平成20年も、遂に最終月を迎えました。思えば激動の1年ではなかったかと思います。詳しくは追って触れて参りたく思います。
まずは拙趣味の鉄道交通の分野の話にて恐縮なのですが、昨日付で遂に、新幹線の先駆者0系車両が44年間に亘った現役の座を退きました。
人類の交通史上に確実にその名を残すと言われる世界の名車であり、その最期は我国の多くの愛好者達はもとより、欧米など諸外国の方々よりも見送りを受けていた様ですね。
まずは心より「お疲れ様。有難う」の一言を申したく思います。そして・・・
その言葉をかけなければならないもう一つの名物車が当地にあります。
そう、名古屋鉄道パノラマカーであります。先日申した通り、遂に今月下旬での現役引退が決定致しました。
今月の拙日記は、独創にして大いなる人気を博したパノラマカーの前方より飛び込む展望風景を借景に、時には名脇役たる中間車より、色んな事共に関する拙見解を少しでも多く披露できればなどと画策致しております。
今月拙記事の最初は先月下旬、拙小学生時分の思い出もある当地蒲郡市近くの三河湾沿いに参った時の模様より。
11/24の振休月曜、引退の迫ったパノラマカーの特別走行が地元の名古屋鉄道蒲郡線にて執り行われ、多くの愛好者が集結しました。
当日私は不心得にも、自家用車による同列車追跡を図って蒲郡市内に入りました。地元では有名な形原温泉近くの生協の店舗に雑用もあって立ち寄った私は、思わず我が目を疑う光景に遭遇したのでした。
買い物中の顧客各位は、その殆ど全てが70歳以上と思われる高齢の方々ばかり。この手の小売店には必ず見られる若い親子連れの姿が何度確かめても見当たらないのです。
「いつから、こんな街になってしまったのか・・・」時間帯と言う事もあったのでしょうが、それにしても衝撃の風景ではありましたね。
その後も、国道247号を西へ走って撮影地点近くでは車を降りて少し歩いてみたのですが、若者と言えば、煌びやかな社外製アルミ・ホイールに履き替えた大型乗用車に乗って出かける休日らしい若い男女を1組見かけたのみ。愛知県の国道にしては車の往来も多くはなく、沿道には空家も少なくない芳しからぬ光景が否応なく視界に入って参ります。
「あっ!これは・・・」私には記憶がありました。今春、長崎県の有明海沿岸を走っていた、今は亡き島原鉄道口ノ津線にて見かけた光景と余りに酷似していたのです。
程度の差こそあれ、目立つ空家や廃屋、高齢者ばかりになってしまった住民達・・・まさか同じ事が、当地愛知の域内にて起き始めているとは考えたくはありませんが、しかし無関係では済まされない様であるのも事実です。
愛知屈指のマリン・レジャーの拠点であり、又その事を拠り所に発展して参った蒲郡。休日ともなれば、多くの家族連れや若者達で賑わう一方で長崎島原や岐阜養老にて目の当たりにした過疎の足音が、当地にも聞こえて来ているのでは、とふと思ってしまった次第。
少子高齢化とは良く言われる所ですが、ただでさえ管理社会の高度化もあって人々が夢や希望を抱き難くなっている所へ、昨今の金融危機より来る経済悪化が拍車をかけている実態があるのは事実。そうした事を打開する決意と努力が政治や行政に強く求められているはずですが、先日の政権党対第1野党の党首討論の内容よりは、そうした声は聞こえて来ない様な気が致します。パノラマカーの車窓に映し出される風景は、思えば正直なものであります。続く*(日本)*
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2008=平成20年も、遂に最終月を迎えました。思えば激動の1年ではなかったかと思います。詳しくは追って触れて参りたく思います。
まずは拙趣味の鉄道交通の分野の話にて恐縮なのですが、昨日付で遂に、新幹線の先駆者0系車両が44年間に亘った現役の座を退きました。
人類の交通史上に確実にその名を残すと言われる世界の名車であり、その最期は我国の多くの愛好者達はもとより、欧米など諸外国の方々よりも見送りを受けていた様ですね。
まずは心より「お疲れ様。有難う」の一言を申したく思います。そして・・・
その言葉をかけなければならないもう一つの名物車が当地にあります。
そう、名古屋鉄道パノラマカーであります。先日申した通り、遂に今月下旬での現役引退が決定致しました。
今月の拙日記は、独創にして大いなる人気を博したパノラマカーの前方より飛び込む展望風景を借景に、時には名脇役たる中間車より、色んな事共に関する拙見解を少しでも多く披露できればなどと画策致しております。
今月拙記事の最初は先月下旬、拙小学生時分の思い出もある当地蒲郡市近くの三河湾沿いに参った時の模様より。
11/24の振休月曜、引退の迫ったパノラマカーの特別走行が地元の名古屋鉄道蒲郡線にて執り行われ、多くの愛好者が集結しました。
当日私は不心得にも、自家用車による同列車追跡を図って蒲郡市内に入りました。地元では有名な形原温泉近くの生協の店舗に雑用もあって立ち寄った私は、思わず我が目を疑う光景に遭遇したのでした。
買い物中の顧客各位は、その殆ど全てが70歳以上と思われる高齢の方々ばかり。この手の小売店には必ず見られる若い親子連れの姿が何度確かめても見当たらないのです。
「いつから、こんな街になってしまったのか・・・」時間帯と言う事もあったのでしょうが、それにしても衝撃の風景ではありましたね。
その後も、国道247号を西へ走って撮影地点近くでは車を降りて少し歩いてみたのですが、若者と言えば、煌びやかな社外製アルミ・ホイールに履き替えた大型乗用車に乗って出かける休日らしい若い男女を1組見かけたのみ。愛知県の国道にしては車の往来も多くはなく、沿道には空家も少なくない芳しからぬ光景が否応なく視界に入って参ります。
「あっ!これは・・・」私には記憶がありました。今春、長崎県の有明海沿岸を走っていた、今は亡き島原鉄道口ノ津線にて見かけた光景と余りに酷似していたのです。
程度の差こそあれ、目立つ空家や廃屋、高齢者ばかりになってしまった住民達・・・まさか同じ事が、当地愛知の域内にて起き始めているとは考えたくはありませんが、しかし無関係では済まされない様であるのも事実です。
愛知屈指のマリン・レジャーの拠点であり、又その事を拠り所に発展して参った蒲郡。休日ともなれば、多くの家族連れや若者達で賑わう一方で長崎島原や岐阜養老にて目の当たりにした過疎の足音が、当地にも聞こえて来ているのでは、とふと思ってしまった次第。
少子高齢化とは良く言われる所ですが、ただでさえ管理社会の高度化もあって人々が夢や希望を抱き難くなっている所へ、昨今の金融危機より来る経済悪化が拍車をかけている実態があるのは事実。そうした事を打開する決意と努力が政治や行政に強く求められているはずですが、先日の政権党対第1野党の党首討論の内容よりは、そうした声は聞こえて来ない様な気が致します。パノラマカーの車窓に映し出される風景は、思えば正直なものであります。続く*(日本)*
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