Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

猿蟹「阿呆」合戦Ⅲ

2007-06-24 13:51:44 | 日記・エッセイ・コラム

表日記にも記したが、今日の当地名古屋は梅雨本番。雨足も正午を過ぎてやや強まっている感じだ。平地も良いが水利に大きく影響する山間に、一定の降雨を期待したい。

さて前回時間切れもあって中途半端に終わってしまった今シリーズ。3回目も境港に集結した連中の会話の続きです。

海亀「それでね。大国主命(おおくにぬしのみこと)様が見るに見かねて蟹さんに『1年後に、必ず柿を恵んでやるからな』と仰ったそうな。勿論それは叶えられた様に見えたんやけどね・・・」

兎「で、結果はどないやったんですか?」

鮫「そいつは俺も知りたいなー」

海亀「若ちゃん。この話して良いかい?」

若蟹「はい。良いですよ。」

海亀「それでね。大国主命様が蟹さんに、実のなった柿の木を教えて下さったの。蟹さんは喜んで『さあ、採り入れよう』とした矢先、あの猿めが現れて『俺が採ってやろう』と言い寄って来たんですって。」

兎「ハハ。奴の考えそうな事やな。」

鮫「何となく下心・・・ってヤツね。」

兎「そや。所謂『不純な動機』ってヤツやね。」

海亀「蟹さんはああ言う子だから『そうかい、それじゃ』って猿に実を採らせた訳。そしたらあろう事か、まだ青い実を蟹さん目がけて幾つもぶつけ、自分だけ良い実を持ち逃げって訳よ。そのせいで蟹さん、仕事ができない身体になっちゃって・・・。再び泣」

若蟹「本当に悔しいです。・・・」

兎「前に奴が桃が島軍にいた時、ワンどんが怒ってた事があってよ。『さんざ粗相して、手前だけ気持ち良くなりやがって!』だって。あの時も桃太郎殿の留守中に、作戦作業をサボって自慰をコイていたのを見られたらしいな。」

鮫「何だか、聞いとるのもアホらしくなる話やね。」

と言う所で兎の携帯が鳴った。

兎「はい。」

偽!大国主命(以後偽!大黒と記す)「俺だ。今、どこに居るんだ?」

兎「これはこれはお晩です!今、第某桟橋にいます。海亀さんと鮫どん、それに若ちゃんも一緒ですね。」

偽!大黒「こちらは港のすぐ外だ。もう少しで行けるから皆そこで待っとれ。」

兎「心得ました。」交信終わり。そして「今、大黒様がお越しになるそうですわー。」

鮫「了解。するってぇと、港外のあの灯は大黒様の船かいな?」

海亀「そうだね。それっぽいね。ねえ若ちゃん。あの話した方が良いよー。」

若蟹「勿論!大黒様には包み隠さずお話しするつもりです!」

そして間もなく、一同の眼前に偽!大黒のやや大きめの黒船が姿を現したのである。

以下次回。本稿はフィクションです。

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