賭博のカジノ限定解禁を主眼とした、総合リゾートIR法案が衆院を通過、参院にて審議中だ。まあ「両刃の刃」の側面あるは事実で、海外からの観光収入の向上に資する所は一定あるも、他方、内外の所謂ギャンブル依存症の増加を懸念する向きも一定ある様だ。
更に拙見解を加えさせて頂けば、詳しい言及は今は控えるが、不健全な歓楽とかを助長する可能性もなくはない。法制化に当たっては、そうした問題箇所への政策手当を周到十分に行う様お願いしたい。法制化成っても、当初は「特区」として運営される様だが、カネになるからと言って、徒な拡大や認可の緩和に踏み切るのは一考を要するであろう。
それにしても、この法案審議に当たっての、民進党の対応は「笑止千万」の一言だろう。IR法案の源流は、数年前、当時の民主党、つまり、民進党の前身によって審議が始められたものだ。その経緯を顧みもせず、自公政権での審議に入った途端、審議拒否とか採決欠席を繰り返すのは、遺憾と言う言葉を通り越して「チャランポラン」の一言だ。「過去に目を瞑る者は、未来にも盲目」とは、往年のドイツ国の名宰相の言葉らしいが、事ある毎にこの言葉を持ち出して、政権与党の非難攻撃を繰り返す民進党の行状はどうなのか。一度位、自勢力に謙虚に当てはめ考えるべきはずだが、同党にそんな思考の持ち主はいないらしい。まあ所詮「烏合野合の民進」だから仕方がないのかも知れないが。
IR法案の反対理由にしても、審議不足とギャンブル依存症の増大とかを振り回すが、当初の審議を始めた「言い出しっぺ」の党として、責任感の度合いはどうなのか。そんな気持ちは殆ど持ち合わせていない事だろう。例によって例の如く「対案より廃案」の能なし姿勢で、結局は、同じ姿勢の日共に、自勢力から合流せんとしている。何ともまあ、責任感の希薄な事で。
もう一つ、ギャンブル依存症懸念の事で、大いに疑問な所が、庶民の賭博的娯楽のパチンコ、パチスロを初めとする、他のギャンブル種目の抱える問題には目を瞑っている事だろう。現状で、我国内の、ギャンブル依存症の疑いある人口は530万人余を数え、IR認可にしても、その対策は、それは厳しく求められるべきだが、それだけを論(あげつら)い、他のギャンブル種目は問題ない様な政策態度を取るとしたら「やはり民進党は恥知らず」の負のイメージが、益々増大するだけだろう。
先日は、余り意味あるとは思えない、今年の「新語・流行語大賞」の十傑表彰も行われ、所詮、流言飛語でしかない「保育園落ちた 日本死ね」も該当したとかで、作者と言われる民進女性衆議も出席した様だが、一体「どの面下げて出て来た?え、おい!」とでも言ってやりたくなるレベルの厚顔無恥さと申して良いだろう。しかもこの衆議は、自身の車両経費問題で、疑惑の渦中にある人物。蓮舫執行部も、政権与党の些細な落ち度には敏感に反応する癖に、自勢力の不始末には頬かむりか。党としての見識が、改めて問われる事態ではないか。
又、昨年に続いて、この様な反日文言を選ぶ審査陣も、不見識の一言だ。審査員中には、先の東京都知事選に、予定調和で敗れた鳥越某の名もあったと言う。この男の思考は、ただでさえ左巻きの所に加え、大いなる経年劣化ありとの指摘もあり、審査陣のあり方も、厳しく糾されるべきだろう。作者も審査陣も、TVメディアの力を過信し、ネット民の多くを舐めている、「天狗」ばかり。こんな事の繰り返しでは、民進党共々、いずれ再起不能レベルの「痛恨の打撃」を見舞われる事になるだろう。
今回画像は昨年暮れ、当地南郊 大府市内のJR東海道線で見かけた、台湾国向けの、在来線特急列車用新車の輸送風景。愛好者には広く知られる「甲種輸送」と呼ばれる特別列車です。この先、名古屋港を経て、船便で目的地を目指す事となる次第であります。