Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

追想~駅の記憶

2010-08-13 17:00:00 | インポート
真美さん今日は。今月初旬まで、猛暑が続きましたが、盆前後から天気が不安定になって来ました。丁度先日の、台風第4号が我国本土近くを通った辺りからが、天気の変わり目だったと思います。

さて、昨年に続き、今回は貴方宛ての文体にさせて頂く次第ですが、私の鉄道の駅にての、忘れられない強い印象の想い出を少し記して参りたく思います。

最初は、やはり生涯忘れ難い強烈な印象を残した名物電車、名古屋鉄道パノラマカーの事でしょう。
確か今の居所、名古屋市内の神宮前駅だったと思いますが、展望前面と共に、もう一つの自己主張だった音楽警笛、ミュージック・ホーンを吹奏しながらの進入は、今も強い記憶になって残っています。
「一体この電車、運転台どこにあるんだ?まさか・・・客に運転させている。そんな事、間違ってもないよな」本気でそう思ったものでした。
寝ぼけ眼をこすって良く良く見れば、展望席のすぐ上に、まるで戦闘機の操縦席の様な運転台がある事に気づき、ようやく安心した記憶がありまして、当時我国では珍しかった真紅の外装(あのスカーレット・レッドの塗料は当時我国になく、初めはフランス共和国から輸入していたそうです)や音楽警笛と共に、今は我が良き想い出となっています。この名車も、昨夏の完全勇退よりもう一年になるのですね。

もう一つは、大学時代の首都圏にての出来事。当時の日本国有鉄道東北本線大宮駅にての光景。
1980=昭和55年頃までの東北本線の普通列車には、蒸機時代の名残の、乗降扉も手動式の旧世代の客車編成が残り、それをこれも旧世代の電気機関車が牽引走行する様が良く見られました。古い機関車の前面には、構内の方が作業の為一時的に乗る事ができる「フロント・デッキ」を備えた機材があり、その時もでしたが、何とその無防備なデッキの上に、客車の側と言えど、10人近い乗客が無断で乗っていたのです。東北本線の大宮付近は、普通と言えど最高速は95km/H位。万一振り落とされでもしたら、即命に関わります。
「出鱈目だ。こんな事が認められるのか?」と言うのが正直な所でした。今はさすがに厳禁の様ですが、30年程前は、混雑の時は黙認される事もあった様です。まあある意味、大らかな時代でもあったのでしょうか。
機関車のデッキに上っていたのは、勿論皆男性。この方々の表情は、機関車に掲げられた「EF57 9」の番号盤と共に、今も強く、脳裏に焼き付いています。

残暑の時期となりましたが、まだ厳しい暑さですね。二輪にてのお出かけが多い様ですね。どうかご安全に・・・。*(晴れ)*
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