Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

TV地上波放送デジタル化は大丈夫か?

2007-07-01 21:36:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!2007=平成19年も今日から7月。今月も宜しくお願いします。
前回も記しましたが早や折り返し点であります。昨日今日は晴天が続き空梅雨状態だった様ですが、明日よりは暫く雨模様に戻りそうな気配です。

さて、在日朝鮮人総連合会本部の仮装売買問題に絡み、元公安調査庁長官が刑事責任を問われるなどの大きな事件が依然として多発している我国内ですが、今夜はそうした事共を国民に伝えるTV放送技術の問題につき、少し触れたく思います。

皆様ももう概略はご存知の事と思いますが、現状のTV地上波放送は、送信技術のデジタル方式への移行に伴い、2011=平成23年7月途中にて終了する事が国会決議により決定しています。昨日行きつけの喫茶店にあった男性誌「WPB」がこの記事を取り上げていましたので一読の結果、些かの不安を覚える次第であります。

まず、地上波デジタル放送受信を可能にする為には専用の、所謂チューナーと呼ばれる受信機を追加するか、又は地上デジタル波対応のビデオ、もしくはDVDレコーダー録画機に更新する必要があります。又、TVアンテナを再調整する必要もあるとか。
実はこの他に、一度録画した放送ソースのコピーによる流出を防ぐ為のICカードが必要である由ですが、これについての報道や宣伝が全くなされていないのはどう言う事でしょうか?

このTV放送波移行を先頭に立って推進する立場であるはずの総務省よりも詳しい説明はなく、又4年後に迫った移行時期に大量の使用不能受像機などが発生する懸念についても、具体的な対策を行おうとする気配は感じられません。
新たに必要となるTVチューナーにしても、最低数万円と高価であり、又電器店にても積極的な販売姿勢に乏しいのか、店頭にても余り目立たない陳列の例が目立つ様です。

既にTV地上波デジタル移行を終わった米合衆国では新しい放送波の大幅普及を図ってTVチューナーの価格低減を政策として行い、機器単価は\10,000を大きく下回っていた由です。総務省でも「せめて\10000程度の価格に抑える様」との考えはある様ですが、家電業界への働きかけは弱く、及び腰の対応に留まっている様です。この為店側はチューナーの販売意欲に欠け、より収益の見込めるデジタル波対応録画機の販売に走る傾向が目立つ様です。これでは全く「作られた需要」ですよね。

放映画質の大幅向上や、視聴者参加番組を多く放送できる電波の双方向性、そして報道の速達化など、デジタル式TV地上波放送が多くの利点を有するのは事実ですが、それにしても移行に必要な視聴者のサイドに立った対応が大きく遅れていると見るのは、私1人ではないと強く思います。
少なくとも受像機や録画機の買い替えに伴うリサイクル費用の減免措置を必要に応じ行うとか、新たに必要となる受信機器にしても、現状以上の価格圧縮を図る事が前提条件でしょう。家電業界の便宜ばかりを図る様な姿勢なら、こんな施策は歓迎すべきではありません。

最悪の場合、新聞、雑誌やラジオ、そしてインター・ネットと、TVに代わる情報媒体は他にも立派に存在するのですから。*(怒り)*

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