Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

猿蟹「阿呆」合戦Ⅵ

2007-07-01 23:04:16 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!2007=平成19年も7月を迎えたが、ここの所は空梅雨気味にて、昨日今日の休日は一応晴天に恵まれた。ただ明日からは、表日記にも記した如く再び暫く梅雨空に戻りそうな気配である。と言う所で場面を変えさせて頂く事に・・・。

前夜に続き、境港の第某桟橋には兎、鮫、そして海亀が暗くなり始める頃から集結していた。

兎「コナサン、ミンバンワ!今夜も宜しくです。」

鮫「そちらこそご苦労様。大黒様のご意向とあっては何としても馳せつけんとなぁ。ねえ亀さん。」

海亀「本当にねえ。私も右に同じです。」

兎「余談やが、ここのすぐ西の中海、俺にとってはいわく付きの場所なんだよなー。苦笑。」

鮫「ハハ、そうらしいな。連れの鰐鮫からちらっと聞いた事あるよ。」

兎「そうそう。あの時はちと危なかった。もう少しで深手の所やったし・・・。」

海亀「そうだったねえウサ君。あれは本当に危なかった。危機一髪だったんじゃない?」

兎「まあそんな所です。中海のそばの浅瀬で、遊泳してた鮫どんの仲間の鰐鮫氏の一族を、ちょっとからかったのがいかんかったですねー。」

鮫「そうだよー。お前さんはちょっと度が過ぎたんやー。」

海亀「そしてウサ君は鰐鮫の皆さんに捕まったと・・・。」 この時遠くで何となく「イヨッ 待ってました!」との掛け声が聞えた様な感じがした。

兎「左様。俺はあの時、鰐鮫氏の一族に体毛を全部剃られて怪我をした訳でしてー・・・。苦笑」

と、そこへ例の黒船が滑り込んで来た。今度は3匹共その時まで気がつかず・・・。

偽!大黒「それを俺が見かねて、治療法を伝授してやったんだよな!」

兎「おおっこれは大黒様!その折は誠に有難うございました。」

鮫と海亀「大黒様、ご苦労様です!今夜も宜しくお願い致します。」

偽!大黒「いやいや、まあ楽にせいや。所で今夜こそ猿の攻略について踏み込んだ話をするぞ。因みに若は、少し遅れて来るからな。」

兎「了解です。余談ですが先程『イヨッ 待ってました!』って声が聞こえたんですが、気のせいですかねぇ?」

偽!大黒「ハハハハ! ありゃ俺だよ。お前が以前、中海のそばで鰐鮫の一族に、体毛剃られた話が出てたから、つい思わず・・・さ。又笑」

兎「嫌だなあ大黒様。あれ余り良い思い出やないですよ。待っていらしても良い物は出ないと思いますがねぇー。苦笑」

鮫「そうは言っても、事実やんかー!笑」

海亀「そうだねえ。嘘はつけないもんね。大国主命様に対しては特に。」

兎「いやいや皆さん、嘘までつく気はありませんよー。」

そうこう言っている内に、仕事を終えた若蟹が駆けつけて来た。

若蟹「済みません、遅くなりました!皆さん今夜もお疲れ様です!」

偽!大黒「お晩やな若!夕べはお世話サマー!気にせんでええ。まだ本題はこれからや。」

兎・鮫・海亀「若ちゃんご苦労様!大黒様の仰せ通り。仕事が片付いてからで良いんやー。」

偽!大黒「実はな諸君。夕べ若とウサ公とは少し話をしたんやが、エテ公をどう攻略するか、そろそろ具体的に詰めよう思うんや。」

鮫「正に『その時が来た』ですね。先日大黒様が海の事で仰せになったのは、その事と関係があるんですかな?」

偽!大黒「その通りや。エテ公の攻略には、亀さんと鮫どんの協力なしには不可能や。だから奴を海までおびき寄せなあかんのや。」

鮫「・・・ですよね。俺はご覧の通り陸戦は絶対にできんし、亀さんと若ちゃんも陸での行動には限界があるでしょう。」

海亀・若蟹「それですよねー。それは考えておかないとー。悩」

兎「その為にも、エテ公をあのボロ家からどうここまでおびき出すか、作戦を立てる必要がありますね。」

偽!大黒「その通りや。そこで今夜はその作戦準備を、少しでも進めておきたい言う事や。」

若蟹「その為にも、エテ公の潜伏する廃屋の偵察を細かくする必要がありますね。」

偽!大黒「おお!それやそれや良う言った。奴の居所がどうなっとるか。逃げ道は幾つあるか。建物の弱点はどこか・・・とかやな。」

兎「人員はどうします?1匹は俺で決まり・・・ですよね。」

若蟹「僕も行きますよ。」

偽!大黒「いや、お前はやめとけ。長時間陸に居ると脱水症状になり易いやろ。人員的には俺とウサ公で回るやろ。若は亀さんに鮫どんと共に、海岸を守ってくれや。」

若蟹「了解です。大黒様のご意向なら尊重しないとね。」

偽!大黒「よしゃ!そう言う事で今からウサ公と奴の居所の様子を見て来る。悪いが亀さんと鮫どん、若はその間俺の船に残って周りの警戒と通信の記録を頼むわー。」

海亀・鮫・若蟹「心得ました!後はお任せ下さい!」

偽!大黒「では俺達も出かけるとするか!」

兎「宜しくお願いします!」 一団は二手に別れ、偽!大黒と兎は猿の隠れ家へ偵察に、海亀、鮫と若蟹は偽!大黒の供の衆と共に船に残り、援護の態勢に就いたのであった。

以下次回、本稿はフィクションです。

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