コナサン、ミンバンワ!2013=平成25年10月も、拙ブログを宜しくお願い致します。
まだ日中は夏の名残の残暑もある当地愛知だが、朝晩などはめっきり気温が下がり、秋らしい風情になって来た。芸術やスポーツ、それに食や読書の秋ともなり、各地色んな行事があるだろうが、やはり三重・伊勢神宮の20年毎の大行事、式年遷宮が頂点ではないだろうか。既に主な神事が無事終了、後はご神体のつつがないお引越しを祈るばかりとなった様だ。次の20年、同社にとり、又我々日本及び日本人にとり、平らかな意義ある時季となる事を願ってやまない。
又、来週は同じ三重にて自動車レースの頂点、F-1世界選手権日本GPも催行される予定。日本車メーカーや邦人レーサーの、直接の関与がないのがちと残念だが、再来年よりこの道の兵、ホンダのエンジン及び走行系メインの、所謂ドライブ・トレーン担当としての復帰が決まり、今から期待が抱かれるのも事実。こちらも、くれぐれも事故などない様、つつがない栄光の闘いを望みたい所だ。
さて話は変わる。今月初日、横浜市内を行くJR横浜線の緑区内踏切にて、線路上に倒れた男性を救助すべく進入した女性会社員が、進行して来た列車にはねられ落命と言う、大変遺憾な事故があった。(救助を受けた男性は、負傷するも生還。)生命の危険を顧みず、踏切に立ち入って救助を図った行動が「勇気」として称えられる見解多く、この方は人命救助に大きく貢献した時の「紅綬褒章」にも勲せられる様だが、俺は一言弔意を申すも、恐れながら他方で違和感が拭えないのも事実。当該踏切には、列車に危険を報知する非常ボタンも備えられ、又、こうしたケースで救助する側、受ける側の双方が生還を果たしたケースも少なくないだけに、大きな教訓としなければならないのも事実である。この件につき、ネット大手 Y社の報道記事に、大変学ぶべき所が認められるので、以下引用しながら考えて参りたい。
『JR横浜線踏切事故:学ぶべきものは』
「上記の死亡事故について、安倍首相は『勇気を称える』として、書状を贈る事を決めた。神奈川県と横浜市も、知事と市長の名で感謝状を贈ると言う。弔意を示す事はあり得るだろう。しかし、生命が失われた事故を美談にする事で、大切なものが見落とされるのではないか・・・。そう感じている人もいる。
書状を贈る理由についての、菅官房長官の見解。『勇気ある行動を称える』『他人に余り関心を払わない風潮の中で、自らの生命の危険を顧みずに救出に当たった行為を、国民と共に胸に刻みたい』。そして『首相も、是非称えたいと言う話をされていた』。
2005=平成17年に母親を踏切事故で亡くした同じ横浜市の女性は、しかし、同じ言葉を口にする事ができない。
事故の翌日、現場の踏切に献花に訪れた。『”お悔み申し上げます”とか”ご冥福をお祈りします”とか、簡単には言えなかった。やり切れない気持ちでいっぱい』
女性の母は、保安係が誤って手動式の遮断機を上げたため、踏切内に入った所を列車にはねられた。全国の踏切事故の遺族でつくる『紡ぎの会』代表を務め、事故のたびに花を手向けて来た。公共の場であり、安全であるべき踏切で悲劇が繰り返されない事を願って来た。
事故の形態は様々だが、大切な人を失った悲しみに違いはない。自身の過去と重なるだけに、尚更言葉は見当たらない。『今は、まだ現実を受け止められないかも知れないし』
強調したいのは、警報機や遮断機だあっても踏切内に簡単に入れてしまう、そもそもの問題だ。『小さい子供や認知症の高齢者が迷い込む危険性もある。高架にするなど踏切自体をなくせないものか』。弱者が被害に遭うと言う、今の社会を象徴する問題であるとも感じている。
国土交通省によると、2012=平成24年度に起きた踏切事故は全国で295件、121人の犠牲と、99人の負傷を生じている。
◎まず、非常ボタン
ある男性鉄道会社員は危惧を抱く。『今回の行動が正義なのだと言う事になれば、同様の事故が起こる可能性もあるのでは』
鉄道各社は『人の立入を見つけたら、(直ちに)非常ボタンを押して欲しい』と口を揃える。
社員であっても、まずは列車を止める為の行動を取る。『どうして助けないんだ』と思われるかも知れないが。列車を止め、或いは少しでも速度を落とす事で、衝突によるダメージを減らす事ができるからだ。
線路内にいる人を助けようとするより、非常ボタンを押す方が早くできる。だが、鉄道会社員は『今はそう言う事を口にすれば、ひどい人と言われそうなタイミング。美談としてエスカレートして行くのが怖い』とも感じる。”線路に入らないで”とは言えても”人を助けないで”とは言えない。”危険だから、助けに入る事は絶対に禁止”と伝えて行くしかない』。
◎目の前の対策を
目撃者の証言によると、救助を受けた男性は、自殺を図ろうとした可能性もあると見られている。
自殺対策に詳しいある専門家の方は、『もし、自殺者を救った事案であるならば、これを機に、国としての自殺対策をもう一段踏み込んで発信する事が、国民の助けになるのではないか』と話す。
自分を救おうとした女性が亡くなり、それを国を挙げて美談とするなら、自殺願望があった可能性のある男性が、精神的に追い詰められる事は想像に難くない。亡くなった女性会社員の母親も、『男性のフォローもお願いしたい』と語っている。それと共に、事故に際してのJR列車乗務各位の、事故回避の為の緊急行動は概ね適切に行われ、目立つ落度はなかった事も指摘しておきたい。J北社にて、又も要徐行箇所での速度違反が露見するなど不名誉が先行するが、踏切などのでの事故が元で、精神面でのダメージに苦悩される鉄道マンも少なくないのである。一鉄道愛好者の贔屓目と言われるのは覚悟の上で、この事ははっきり申しておきたい所である。
線路に倒れていた経緯は明らかになっていないが、自殺未遂者は同じ行動を繰り返す事が指摘されている。前出の専門家は『男性が抱えていた問題を探り、支援する必要がある』とも訴える」。
この記事より、俺は救助に入った女性も、受けた男性も、「まず非常ボタン。線路立入をしない」が予め徹底されておれば、共に生還できた可能性あるものと理解する。結果論をどうこうするつもりはないが。基本として、駅のプラット・フォームより、所持品を線路上に落とした場合と同様、まず自らで取り戻す事をせず、駅又は乗務の方に通報し、回収を願う事が大事であるのと同義ではないだろうか。踏切でのこうした場合も、まずは基本と原則に立ち返り、列車に危険を伝える(正しい)非常ボタン操作や、備わらない場合は110番通報を速やかに行い、実際の救助は、その道の専門の方々にお願いすべき時がある事を、我々は改めてこの事故より学ぶ必要があると思う。
生命の犠牲を伴う危険を広める事は、あってはならない筈だから。
次男が通ってた学校は通学路に開かずの踏切があり何度も遅刻しそうで困ったみたいです。その分早く家を出ればいいのですが・・・σ(^◇^;)
まずは非常ボタンを押す!
鉄道マンはそれを徹底すれば良いと思います。常にそのことを考えて仕事をしてるのだから・・・
だけど・・・わかっていても今回の彼女のようにとっさに反応してしまう人物ではそれを考えている余裕もなかったのでは?先に体が動いてしまったのだと・・・
『今回の行動が正義なのだと言う事になれば、同様の事故が起こる可能性もあるのでは』・・・ それはないと思いますよ~~!
そんな正義とか考えて動けるものではないと思いますからそんな心配は必要ないと思います。
ただ・・・今回、お通夜や告別式までニュースで流したりちょっとマスコミが取り上げ過ぎのようには感じますね!そちらが問題でないでしょうか?
まぁ~~中国人や韓国人が日本人を命を掛けて助けたときも、散々話題にしてたから
こういう話にマスコミは飛びつくのでしょうけれど・・・
きっと彼女はあの世でこの騒ぎに驚いてるでしょうねぇ~~ヾ(´▽`;)ゝエヘヘ
本当に勇気ある方だと・・・ご冥福をお祈り致します。
ですが、だからこそ教育が大事なのも事実やと心得ます。
後に残った我々が、どうするのが一番良いのかを思い描きながら、どんな場合も動くのが、犠牲となった方への最高の供養やと思います。
正義の行動~同様の事故発生の懸念・・・これは何としても阻止しないといけませんね。
それと、仰る通りのメディアの過剰反応。最早「又かよ」レベルにて、視聴率競争に利用されている実態が見え見え。これは、ネット報道の方がずっと健全やと心得ました。怒
最後に、今週末に迫ったF-1日本GP。日本メーカーと邦人選手は不参加ですが、再来年よりのホンダ復帰の為にも、好いレースとなって欲しいものです。
まずは、お礼まで。