Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

救急トリアージ制度に道を!

2006-07-29 18:17:00 | インポート
長かった梅雨がようやく明ける兆しが見え、当地愛知にも真夏がそこまでやって来ています。
日中の最高気温は常に30℃超、深夜も最低気温25℃以上の熱帯夜が続き、暑さが苦手な私にとっては1年中で最も辛い季節の到来であります(夏男、夏女の各位ご容赦!)。

さてこの時期、私同様暑さに弱い方々は少なくない様です。熱中症に代表される夏の身体の不具合も、思えば色々ありますね。
考えたくはありませんが、食中毒の危険も付きまといます。
又夏は水のレジャーの季節、それに伴う水難事故が生じるケースも多いですね。本日も私の好きな場所の1つである新潟の柏崎海岸にて大きな事故が発生したのは誠に遺憾です。

こうした急病や事故の時にお世話になるのが救急車。我が居所の傍にも消防派出所があり、消防車2台と救急車1台が24時間、昼夜を分かたぬ警戒に当たり、一朝事あれば直ちに出動して行きます。夏は急病も多く、この所は特に救急車の出動頻度が高まっている様です。

現状救急車の活動順位は、電話による緊急通報順となっていますが、中には後からの通報の方が患者さんの症状が深刻で、緊急を要するケースが少なくありません。こうした状況により的確に対応できる様にしようとする改善策が「トリアージ制度」です。

「トリアージ」・・・聞き馴れない言葉ですが原語は「Triage」と記し、フランス語で「選択」を意味します。
つまり通報順と言う従来の出動原則を少し離れ、通報された内容を吟味して、より緊急を要する症状の案件から迅速に対応して行こうと言う事です。

救急車の利用実態はご存知の様に、それなりに問題点も指摘されており、中には利用者自身で対応できたり、タクシーなど民間の輸送業者に依頼しても良さそうな不要不急のケースも散見されます。その一方で大規模な火災や交通事故などで対応に急を要する傷病者が多く出るケースが、後発の形で生じるケースもないとは申せません。

ここでの課題は、消防に対し通報をする方がより詳細に傷病者の状況を理解把握し、落ちついて的確に報告する事ができるかにかかっています。実際に出動した所、患者さんの容態が軽かったり深刻だったりするケースもあるからです。

どの位効果が上げられるか疑問視したくなる気持ちも解らないではありませんが、これ又ご存知の様に消防、救急の活動には我々の血税が充てられています。当然無関心であってはなりません。

本当は助かるはずの人命を助けられなかったなどと言う事態を阻止する為にも、救急医療制度をより効果的に機能させる為にも、消防署の活動への従来の協力と共に、我々の通報のあり方も、改めて問い直される時が来ている様に感じます。*(病院)*


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