Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

元内閣総理大臣 東条英機さんの遺言

2016-08-30 21:17:06 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!2016=平成28年8月も、後僅かとなった。折しも季節は、夏から秋への節目に当たり、そのせいもあってか、先日来我国近海を徘徊していた台風第10号が、本州沿岸を北上、東日本にかなりの風水害を及ぼしている様だ。この地方は、先の震災で大きなダメージを被った所も多く、現状以上に被害が広がらぬ様、今は祈るばかりである。

さて本題。先日、ネットの知人の方が、靖国問題に関連して、元内閣総理大臣 東条英機さんのご遺言(多分一部)を、ご自身の記事に掲載され、拝読して少しく感銘を受けたので、以下に、ご了解を得て紹介して参りたい。旧帝国陸軍大将、そして陸軍大臣でもあった同氏は、確かに先の大戦にては、主導的立場であった人物として、相当の責任を免れないのは事実だが、戦後処理の一環として行われた東京裁判こと極東国際軍事裁判は、そのあり方が公正だったか?疑問符がつく所であり、言わば「裁かれた側」からの証言の意味もあるやと心得るので、そうした所も踏まえて理解したいと思うものである。尚、出典は、亡き作家 上坂冬子さんが著された「靖国問題に終止符を打つ」からの様である事を申し添えておく。

以下、東条英機さんの遺言 「今回の刑死は。個人的には慰められておるが」「国内的の自らの責任は、死をもって償えるものではない」「しかし国際的の犯罪としては、無罪を主張した」「今も、同感である」「ただ、力の前に屈した」「この裁判は、結局政治裁判に終わった」「勝者の裁判たる性質を脱却せぬ」

この下りからも、東京裁判が、戦勝の大国の強引な裁きにより、進められて行った軌跡が露骨に見える様な気がするのだが。特に審理の後半、旧ソ連邦代表が乗り込んで来てからは、その粗暴さが増して行った様に聞いている。旧ソ連邦代表は報復志向が強く、更に当初、米合衆国進駐軍GHQ中枢にも、容共左派が多かったとされる事が、我国側被告の各位を、窮地に追い込んだとも見られる所がある様だ。その後、米ソ両国は、東西冷戦の深みに嵌って長らくの対立の時代に入るのだから、時宜としては、やはり不運だった所もあるのではと心得る。又、無罪の主張は決して無理無茶なものではなく、当時の国際法規に照らし、その道の大家であったインド国の法学者 R.Bパール博士のご助力を得て行われた、何ら疾しい所はないものである事も、申し添えておきたい。

東条さんは、この裁判での心がけとして「天皇陛下に塁を及ぼさないこと」を常に念頭に置かれていたと言う。戦中より、同氏の昭和天皇への忠義は良く知られていた様で、この想いは戦後の象徴天皇制として、曲りなりにも遂げられたと見るのは、適切を欠くだろうか。敢えて、賛否を覚悟で、俺はこう見るのだ。

東条さんは又、日本国憲法第9条についても、生前見解を明かされていた。「これは賢明であったと思う」「しかし、世界全国家が、全面的に武装を排除するならば良い」「然らざれば、盗人が跋扈(ばっこ)するようになる」

俺が同氏の遺言の抜粋中、最も感銘を受けたのは、この下りである。正に、一部の芸能人が「世界遺産に」などと主張した、日本国憲法第9条の光と影の両面を、見事看破し、その矛盾を言い当てておられるのだ。やはり、相応の戦争責任からは逃れられないにしても、同氏の高い知性と深い見識は、認知せざるを得ない所だろう。全国家による、全武装排除など絶対に不可能で、第9条は今後、百歩譲っても、我国の尊厳を保持する為の規定追加のやむなきとなる事であろう。「改憲が不可なら加憲」の思考は、正に第9条の為にあるのかも知れない。前述の事共が実行されなければ、盗人が跋扈するとは、正に現在進行形。沖縄・尖閣辺りの中国大陸の狼藉を観れば分る事だろう。これと、北朝鮮の度重なる巡航ミサイル発射が、現在での、その双璧ではないのか。

この様に、旧帝国下で主導的立場だった人物の見解も、現在に通じる秀逸な見方、捉え方が幾つも存在する。東条さんは、やはり「昭和殉難者」のお一人で、野党幹部などが口走る「A級戦犯」などではあり得ない。理想主義に走った連中や、容共特亜勢力にありがちな「戦前日本全否定」の捉え方は、不適切以外の何者でもないと思うがどうだろう。

今回画像は、久しぶりに鉄道・交通画像から離れてみた次第。先月末、拙故郷、東三河の豊川・国府(こう)地区の夏祭りにての、仕掛け花火の様子。川面で行われる「金魚花火」の愛称で呼ばれる様です。今月の、拙ブログは以上。ラタ、マイ月。

 


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