Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

国家的損失と言う事

2011-04-24 00:32:29 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!今の風情で参ると、多分今回が今月2011=平成23年4月最後の拙ブログ記事になるかと思います。来週よりは大型連休、人によっては10連休になるとかですが、先の東日本大震災の事もあり、単純には喜んでばかりもいられないのが正直な所と言う気もします。例年程ではないであろうが、帰省や行楽などで遠出の方々も多くある事と思われ、又、風聞では今まで景気対策の一環として実施されて来た、全国の高速道路の休日定額1000円割引の特典も、6月末にて終了とか。とに角、お互いに安全には留意の上行動する事としましょう。

さてと、先日4/22は、地球環境を考えるアース・デーだったとか。又もや福島の原子力発電所事故へと話が行く訳だが、各方面への悪影響を考えれば、まあ仕方がないだろう。

そのアース・デーにも関連する詩を見つけたので、以下にご紹介しましょう。

「On The Green Earth」

空が青いのは 哀しい地球を見た空の涙色

いけないよ いけないよ 生まれた星を傷つけないで

いけないよ いけないよ ・・ね

これは、横浜のピアノ奏者で詩人でもある、中村由利子さんが以前詠まれたもの。どうなんだろうね。これを見事にやった東京電力の上層部連中、どうせ何らの痛痒も感じないのかも知れない。この前、同社の社長が遅まきながら現場の在る福島県知事や、事故発電所周辺の避難所を見舞ったが「今頃やっと腰を上げたか」との印象ばかりが先に立ち、案の定、避難の各位よりも激しい抗議を食らっていたが、「福島県知事に面会を拒否されたから」現地入りが遅れたなどとは言い訳に過ぎない。プロの電力マンだったら、一度位拒まれても誠意と執念を以て県知事にも住民各位にも速やかに頭を下げて謝罪に赴くのが筋だろう。「地元福島県と関係の方々に多大なご迷惑をおかけし」の下りも如何にも不十分だ。最早放射線の悪影響は、我国内だけに留まらず、とうに国境を越えているのだ。独り福島県のみならず、我国の輸出産業全般に及ぶ、最早国家レベルのダメージである事をどうして認めないのだろうか。そう言えば今月前半に、大型掲示板2chにて、ACのTVCMにて流れる「魔法の言葉で 楽しい仲間がポポポポーン!」の台詞に載せて、爆風で建屋の屋根が悉く吹っ飛んだ、福島第一発電所の(オンボロ)原子炉4基の風刺漫画が描かれた欄があった。こんな投稿をされる様では、東電の完敗ではないのか。

政府当局の対応も、それに通じる所がある。菅内閣総理大臣も、上空視察に続き、避難所を見舞ったのは良いが、時間面を含めた対応はこれも不十分。そこそこに切り上げようとする所を避難中の方々に「もう帰るのか?話は終わっていない!」と抗議される様は何だかなあと思わざるを得なかった次第。これが「国民目線、生活者視点」との主張を展開された同じ方かと一瞬我が目を疑ったものだ。もう「面倒な事はなるべく避けて」との意図が見え見えで、こんな事では東電を庇っているのでは?と疑われても仕方あるまい。同じやるなら、もう少し被災各位に寄り添った姿勢が必要と見るのは、俺一人ではないと思うのだが。

避難中の方々のお言葉は、本当に心に沁み入るものがあったのは事実。「子供の将来に暗雲」「大切な家畜が全て落命した」「東電社員や閣僚は、何日か避難所で暮らすべき」。本当に、これは福島一県で片付くレベルのものではなく、国家的損失と位置づけられるべきレベルだと強く思う。復興構想会議とか復興財源の議論も結構だが、被災各県には、電気やガス、水道や生活道路などのライフ・ラインが未だに復旧叶わない所も多い事を、常に視野に入れておいてもらいたいものだ。

批判的見解が先行するのも事実だが、この災禍より我々が学ぶべきであるのも又事実。何しろ本州にては、M8超の大地震が1世紀以上生じていない空白域は、事実上当地東海他僅かな地域だけになってしまった。その事はとりも直さず、近い将来当地も東日本に近いレベルの震災に見舞われる恐れがある事を意味する。報道などでも繰り返し伝えられている事だが、我々は防災の為の基本的な備えと行動が必ずできる様、普段より心がけておく事が必要なのだろう。その実行こそが、此度の震災の犠牲被害の方々に対して我々ができる事の大きな一つであると、強く思うのだ。今月最終回ならラタ、マイ月。ああ、それから、文末にて恐縮だが、中村女史のサイトのアドレスをご案内しておきましょう。

http://yurikopia.com/

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