Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

香港民主勢力逮捕で見えた 中共政府のダブスタ

2020-08-11 20:33:29 | 国際・政治

昨夜までに、香港民主運動に携わった周庭(ちょう・てぃん=アグネス・チョウ)雨傘運動最高幹部や同民主系新聞創業一族ら 少なくとも 10人の各位が香港警察当局に逮捕された。逮捕容疑は香港国家安全維持法→所謂国安法違反の由だが詳細は不明。ただ、今まで約束されてきた 基本的人権に基づく自由が大きく損なわれる懸念が生じたのは事実だ。

主な観測では、延期された香港市議会選挙にて 民主勢力の立候補を無効にする中共政府の意図があるとされ、この事から香港民主勢力の無力化を図る 香港市民や中国大陸人民向けの見せしめの側面があったといえよう。逮捕後の裁判など司法措置や拘留期間なども中共政府の意のままと思われ、周女史初め 不当ともいえる逮捕各位の人権及び人道面に大きな悪影響及び不利益のない様祈念するばかりだ。この逮捕劇は欧米を初め 国際社会多数から非難の声が出始めており、複数回来日され香港の民主的なあり様を主張された周女史と 民主的な香港メディアの意思に、我々日本人も一定でも応える必要がありはしないか。

それにしても、この所の中共政府の露骨な横暴は看過できないレベルに達しているとみるのは拙者だけではあるまい。高圧的な対香港施策や、かねて指摘される西方や南方の辺境地域にいのウィグル、チベットを初めとする少数民族への非道な所業。これらを中共政府は「一国の内政問題」として他の諸国に口を差し挟ませぬ様強弁を弄する一方で、海に向けては南シナ海にての、複数国を巻き込んだ強引な海洋政策や、東シナ海、沖縄・尖閣海域での明らさまな我国固有領への脅威表明・・などなど周辺諸国を危険に晒す様な出方を度々行っているのだ。

今夏・終戦の日、安倍総理大臣は靖国参拝を断念された由。主な理由は 流行続く中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の感染リスクからの様だが、それを見透かしたかの様に 中共政府は総理や閣僚らの靖国参拝に慎重な対応を要求してきた。国際社会からの批判には「内政干渉」を理由に大きく反発の一方で、米合衆国や台湾、我国などの内政面でも自国自勢力に不都合そうな所あれば、立場を弁える事なく平然と介入を図る。全く、中共政府のやり口は二重基準ダブスタそのものではないだろうか。

実は、中共政府の方向性に毒された日本人勢力も相当数存在するのはご存知だろう。例えば昨夏当地愛知で催された芸術祭「あいち・トリエンナーレ 2019's」関連企画の「表現の不自由展、その後」は日本人に向けられた差別的ヘイト表現が大いに問題視された訳だが、その背後には相当数の媚中勢力の存在が指摘されている様だ。

又 先日の広島・長崎両市での原爆忌に際し、安倍総理大臣による挨拶文が酷似しているとして、一部の被爆者各位が批判の言動に及んだ様だが、どうもこうした方々の総意ではない様で、反安部媚中の既成メディアによる捏造の線が疑われているとか。媚中なる毒饅頭を盛られたイカレた一部の日本人は、この様に策を弄して我国の独立や尊厳へのダメージを及ぼそうと画策しているのだろう。他にも野党に留まらず 二階自民幹事長一派や日本経団連加盟の団体複数などが当該とされる。

拙者が政治社会に関する記事を起こす時 世話になっているあるネット知友の方によれば、中国大陸や朝鮮半島による対日貶め言動に 必ず呼応する日本人勢力の存在も困りものだとのご指摘を伺った事がある。対香港高圧策や、我国にとり直に脅威となる沖縄・尖閣近海の危険行為などにしても、直ぐに大陸側に靡く媚中日本人政財界勢力が存在し、利敵行為まがいの出方をするから中国大陸・習政権も相当いい気になっている所はあろう。沖縄・尖閣近海には 8/16以降、中国大陸の公民両船が大挙侵入してくる懸念があるとされる。海保、海自には最大限の警戒を願うと共に、魚釣島などの政府関係者常駐を本気で考慮して頂きたいものだ。

今回画像も先年ので恐縮。紀伊半島南東部、三重・紀北町内の我国屈指の清流・銚子川河口の様子を。渡る線路は JR紀勢線。中国大陸の民間資本による我国内土地買い漁りも露骨なレベルですが、中には中共政府によるダミー組織が取得しているらしい物件もあるとか。特に警戒すべきは 銚子川の様な清澄な水源地で、法制度を速やかに整備して、外国資本の水源地取得を早期に禁止願わないと、我国の水事情も脅かされかねないと愚考するものですが。以下に、関連記事を二件リンク致します。(私的憂国の書様①) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3916.html (私的憂国の書様②) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3917.html

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核禁条約 批准できぬ事情は分かるが

2020-08-09 21:51:21 | 国際・政治

前回に続き、今日 8/9は長崎の原爆忌。歴史を遡ると戦時下の当時、米軍の当初計画では、広島に続く原爆第二発目は現福岡・北九州市を標的にしていたとされる。それが天候事情もあって長崎に変更されたのは不幸であった。広島のそれと規模こそ違え、犠牲被害の深甚さは些かも変わらず。改めて謹んでの弔意とお見舞いを表したい。

それを踏まえた上で、広島、長崎の両市長を初め 関係各位から強い希望が出されているのが、我国政府による核兵器禁止条約の署名批准だとされる。現状安倍現政権もこの問題との向き合いには前向きでない様だが、前出条約の理想と安保情勢を巡る現実との折り合いは不可能ではないのではとも思う所。以下、某ネット記事を引用して みて参る事にする。

「総理、核禁条約『我国と考え方異なる』共通の基盤形成へ努力表明」

安倍総理は 8/9、長崎市で行われた記者会見で、核兵器の保有や使用を全面禁止する核兵器禁止条約について「我国と考え方、アプローチを異にしている」と述べ、署名・批准に否定的な姿勢を重ねて示した。核保有国と非保有国の分断を助長し、効果的な軍備管理体制の構築に資さないとの立場だ。

総理は「我国は唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けた世界の取り組みを主導していく使命を有している。条約が目指すゴールは共有している」と強調した。一方で「核兵器のない世界を実現するためには、核保有国を巻き込んで核軍縮を進めていくことが不可欠だ」とも述べ、核保有国が批准していない核兵器禁止条約の有効性に疑問を呈した。

東アジアでは 北朝鮮や中国(大陸)が弾道ミサイルの開発を進め、日本にとっては差し迫った脅威となっている。又 核軍縮を巡り米露両国の足並みが揃わず、中国(大陸)を含めた軍縮の枠組みも見通せていない。こうした状況では米合衆国の「核の傘」に依存せざるを得ず、日米同盟に基づく抑止力を強化することで安全保障を確保するのが政府の基本方針となっている。(引用ここまで)

前出記事を一読してみると 核禁条約派、安倍政権の双方の姿勢が云わば「理想論の応酬」の様に見えて仕方がない。被爆者各位の心情からすれば、それは核禁条約の速やかな批准を求めるは当然だろう。前回も指摘した事だが、被爆体験各位の余生は限られている一方、核禁条約の締約国は現状 43カ国で、発効に必要な 50カ国まで後一息に迫っているとか。勢い 我国が批准へと向かう事への期待が高まるのは一定は理解できる所だ。

しかし一方、米・露・中を初めとする核保有国の批准例はないそうで、実効を疑問視する余り 現状批准に前向きとはなれない安倍政権の立場も一定は理解できるというものだ。まぁ実態は「核の傘」を借りる米合衆国への忖度も相当を占めるだろうが。ただ、この所関係の芳しくない近隣の中・露両国の軍事脅威が相変わらずである事からしても、この様な姿勢でも一定はやむを得ないのかも知れない。

その事情に留意するにしても、技術的には核禁条約を批准した上で 日米同盟にも変容を及ぼさぬ様にする「要領の良い努力」への心がけは不可能ではない様な気がする所。流行中の中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎対策では不手際な所も目立つ安倍政権だが、核禁政策への向き合いは、割合分かり易い姿勢ではないかと拙者などはみるものだ。

感染症対策などで忙殺される現状は分かるし 総理の体面もそれはあるだろうが、安倍総理はこの「理想論」のぶつかり合いをもう少し上手く捌いて頂けないかとも思う所。日米同盟の強固さを守りつつ、核禁条約批准へと向かう方途は 拙者はあると思う。現状批准不能な理由を国民向けにより強く、分かり易く発信する努力も必要だろう。今回画像は、少し前 浜名湖畔を行く東海道・山陽新幹線の様子。画像の主力車 N700A系に加え 今夏からは新編成 N700S系も一部加わっていますが、外観上は殆ど同じ様です。

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遅れましたが、広島原爆忌の事少し

2020-08-07 20:57:41 | 国際・政治

昨 8/6は広島の原爆忌。一日遅れは恐縮だが、まずは累計 30万超の凄絶な犠牲各位に心よりの弔意と、今も原爆症を初めとする後遺症で大変な苦労をされる方々にも 改めてのお見舞いの意を表したい。流行続く中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の影響で今回の祈念式典は大幅な参加制限下で行われた様だが、安倍総理や主要国首脳複数も出席しての 概ね平穏な進行は評価したい。

続く 8/9は父の出身地でもある長崎の原爆忌。規模的な所はとも角、犠牲被害多数とダメージの深甚さは広島と同じ。やはり静かに弔意とお見舞いを申さなければとも思う。今は同盟国といえど、米合衆国による犯罪的所業は史実であり、我々日本人はこうした事共と真摯に向き合い、これからも検証を続けて行く必要があるのだろう。

史実の伝承に関し、やはり大きな問題は 当時被爆された各位の高齢化だろう。原爆を初め 先の大戦に関する諸事の語り継ぎが大きな問題とされる様だが、今日拝見した某 TV番組では、最近台頭著しい人口知能 AIを活用した「語り継ぎ」の取り組みが紹介されていた。史実の正確な伝承には大きな力となる可能性があり、考えたくはないが 当時をご存知の原爆被爆各位を初め、戦争経験世代の余命が限られている事を考えれば 早めの技術確立が求められる所だろう。政府にしても 折からの感染症対策で大変な所は分かるが、開発陣を強く援護すべく 必要な予算や補助金の手当ても強く望みたい所だ。

原水爆禁止の動きは勿論野党側にもあるが、日共勢力と他の野党間で見解が対立し、運動が分裂して行われた事も、史実として把握しておかねばなるまいて。戦後約 20年を経た昭和中頃の高度成長期には、既に日共系の原水爆禁止日本協議会と 旧社会党などがメインの原水爆禁止日本国民会議に分かれての運動となって行った様だ。世界唯一の被爆国との立場からは 当然日本及び日本人としての統一開催であるべきはずだが、分裂当時は東西冷戦期と重なった事が背景にあるらしい。

双方の主張は曖昧な所もあり、拙者は追い切れないでいる所だが 一方が原水爆全禁を目指したのに対し、他方が 当時の旧ソ連や中共といった共産圏防衛目的の核保有は許容されるとの主張から、見解対立→分裂の途を辿った模様。どうも共産圏防衛の為の核保有を是としたのが当時の日共系の様で、相応の変節はあるにせよ、この分裂は未だに続いているらしい。欧米への忖度から 核兵器禁止条約批准に踏み切らない政府野党もそれは揶揄されるだろうが、こうした経緯をみると 野党側も強い批判ができる立場とはいえないのではないか。

昨日の広島にての式典には「やっぱり」今や賞味期限切れ状態となりつつある「九条の会」や左派容共勢力複数が、会場周辺で街宣活動などの挙に出た様だ。この内拙者が好感しないのは、一部の向きによる 所謂「ダイ・イン」と呼ばれる行動だ。弱者の死をイメージした 地面に臥して行う行動様式だが、これは反って原爆犠牲の方々への非礼に当たるのではと感じられてならない。この事は過日、作家・曽野綾子さんが批判されていたものだが、むしろ黙して哀悼の意を表した方が、余程弔意を伝えるに相応しい態度だろうという事だった。拙者も曽野さんのご見解を支持する者である。

これら左派容共勢力の出方は 会場周辺での相当な密集状態を招き、折からの感染症への用心も蔑ろにするレベルだった様だ。よくこの勢力は「目標の為には手段を選ばない」事が指摘されるが、これは今回も概ね同様だったという事か。広島県下も 感染症の影響は決して楽観できない状況の様だが、もしも集団感染クラスターなどを生じたら 一体誰が責任を負うのかなどを一度尋ねたいものとも思う所だ。

又 この連中は米合衆国の核兵器に関する事共は強く非難するも、中露や北鮮のそれについては黙秘する様だ。不都合な真実とは向き合わぬという事か。まぁそれは、相当数の既成メディアが頼る「報道しない自由」にも通じるものだが。今回画像も先年ので恐縮。神戸市内にて、関西より広島方面へ向かう JR臨時便「サロンカーなにわ」の様子を。以下に、関連記事をリンク致します。このブログ主様の主張にある様に、再び原爆の惨禍を招かぬ為には、我国も二度と原爆を使わせぬ為の 何らかの力を備えるべきなのかも知れません。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3914.html

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人はそれを「愚問」と呼ぶ

2020-08-05 21:10:41 | 国際・政治

今夏 中国大陸から一部の我国民向けに、不審な植物の種子と思われる物質が小さいパックで届けられる事象が散発している様だ。欧米など 他の諸国でも送付の事例があり、調査した所では 送付された各位は中国大陸系のネット通販を利用された履歴がある様だ。日本人の個人情報が、中国大陸国内で広く出回っている疑いがあろう。

不審な種子は、多くが開封される事なく市町村役場などを通じて行政機関に届け出られたのは賢明であったが、一部開封され植えられたケースもある模様。人体に有害な物質が含まれる懸念もさる事ながら、我国動植物の生態系を壊す可能性も否めないだけに、こうしたケースに遭った方は 必ず最寄の農水相関連機関か都道府県庁、市町村役場等でも良いかと思うので、開けずに届け出られる様願いたいものだ。

本題です。最近特に緊迫の度を増す沖縄・尖閣海域をメインとする中国大陸の脅威。既に我国を標的に、多数の弾道・巡行ミサイルも配備されるやに聞くが、防衛省も勿論対処を進めている所。それらにつき、昨 8/4午前の河野防衛相記者会見の席上、我国安保上の問題たる事を弁えないバカな新聞記者が、ミサイル防衛能力整備につき、中韓両国の了解を要するのでは?などとする呆れた質問をしたのだとか。まあ唖然とするレベルだが、それについての作家・門田隆将さんの短文 SNS投稿を引用して みて参りたい。

「日本射程の弾道・巡行ミサイルを約 2000発配備の中国(大陸)。阻止能力構築は必須だが、東京新聞記者は『中国(大陸)や韓国の理解を得られないのでは?』と質問。河野防衛相は『中国(大陸)がミサイルを増強しているのに なぜ了解が要るのか?』と逆質問。記者無言。日本人の命より、中国大陸が大切な”内なる敵”が正体を現した貴重な場面」

我国の既成メディア関係者は、一部を除き 日本国憲法第 9条第 2項の「原則的戦力不保持」条項への拘泥から、この様な国防安保の基本を逸脱する様な 異常な問いを何とも思わないのだろう。最早専守防衛の枠をも外れた、ありもしない「非武装中立」でも目指しているのかとつい思ってしまう。安保の事共については、現実を踏まえる事のない「お花畑」とでもいうべきだろう。こうした質問は、世人から「愚問」と呼ばれるものだ。と同時に、中韓両国に媚びる政財界勢力と 初戦は「同じ穴の貉」という事になろう。前述より少し前、李 登輝・元台湾総統のご逝去に際し表された 門田さんの SNS短文をもう一篇引用してみる事にする。

「中国(大陸)が怖くて、(今世紀初め頃)李 登輝氏の病気治療の人道ビザさえ発給停止で動いた 当時の河野洋平外相と外務官僚達。自分の意向通り動くこういう媚中派を、中国(大陸)は 実は軽蔑し馬鹿にしている。独饅頭を食べた日本人は最後まで母国を捨て、独裁共産国家に尽くせば良い。問題は、私達国民が彼ら”内なる敵”とどう闘うかにある」

門田さんの一連のお言葉からも、河野防衛相に愚問を発した東京紙記者が 結局は「独饅頭を食した」媚中媚朝の左派容共勢力のシンパであるとの理解ができる。大韓民国・文(むん)政権にしても、現状結局は「従北容共路線」に傾いているからだ。結局それは「日本及び日本人のとっての 内なる敵」という事だろう。こんな連中の言動に与してはならないは勿論だが、言葉を弄する術だけは身につけているので、決してこいつらのペースに乗る事のない様 注意はしなければなるまいて。我々もそうした問題と対峙すべく、新聞雑誌やネット記事、TVやラジオの情報の真偽を見極められる読解力リテラシーを更に深める必要があるのだろう。

今回、河野防衛相は これまでに申した馬鹿者の戯言に、概ね強く冷静に処されたと思う。又、現状我国にスパイ防止法制がない事にも鑑み「防衛上の手の内を、全て明かす訳には行かない」とされたのも〇だ。担当大臣としての信念を通されるのは大事だが、時にこうしたまともな話が通じない者もいる。そういう場合に 決して血気に走らず、落ち着いてその状況を捌く姿勢も又大事という事が学べる事象でもあると 拙者は思う。今回画像も最近出かける機会に恵まれぬ 海の傍の様子。三重・鳥羽市内を行く JR参宮線・過日の様子を。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3912.html

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新型肺炎流行下でも増大する 沖縄・尖閣海域の脅威を復習する

2020-08-03 21:26:34 | 国際・政治

政府与党の失策もあって 依然流行度合が高止まりしている中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の脅威については、臨時国会開会要求の議題でもある所謂「特措法改正」など より強制力ある法的措置を初めとする強気の対策が望まれるが、政府与党がどの位本気で取り組むかは不透明だ。野党の臨時国会開会を促す自体は分かりもするが、そうである以上は臨時国会の討議を新型感染症関連に絞り込む姿勢も必要だろう。平時の様に、政府与党の落度の追及や指弾だけに終始する様ではダメで、先日会った親族の一人も、騒擾的な野党姿勢について「あんなものは、犬でも食わない」と吐き捨てる様に反応していた。全くその通りだろう。

本題です。その新型感染症を一応は押さえ込んだとする中国大陸。かねて行ってきた我国領海侵犯を含む、沖縄・尖閣近海への公船出入りをより頻繁に行っている様だ。所謂接続水域への出入りは連続で 100日超。先日などは、大量の中国大陸籍漁船の尖閣水域出入りを宣告し、我国側の取締り行為を認めぬなどと挑発的姿勢を示してきたとか。更に中国人民海軍との連携も深め、一段と対日脅威を強めるつもりの様だ。以下、某ネット記事を引用して みて参ろうと思う。

「尖閣領海侵入時にミサイル艇連動 中国軍が海警局と連動」

中国(大陸)海警局の巡視船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領海に侵入する際、中国海軍のミサイル艇が巡視船に連動して台湾付近に展開していることが 8/1 分かった。4/14 から 8/1 まで 110日連続で巡視船が尖閣周辺を航行した期間にも同様の動きがあり、中国(大陸)本土ではミサイル部隊が展開していることも判明。不測の事態に備え、周辺海域を警戒する海上自衛隊の護衛艦を牽制する狙いがあるとみられる。複数の政府関係者が明らかにした。

それによると、ミサイル艇は中国海軍の東海艦隊(司令部→浙江省・寧波市)所属とみられ、海警局の巡視船が我国領海侵入するのに合わせて航行。通常の軍艦に記されている艦番号がなく、小型で海洋迷彩の塗装が施される。これと同時に中国(大陸)本土では、移動式発射台に搭載された地対艦ミサイルが展開している。我国政府関係者は「領海侵入時になると、普段はいない所に地対艦ミサイルがいる」と説明する。

一連の動きは 2018=平成 30年頃から顕著になったという。中共政府は同年 7月、海警局を 人民解放軍の指導機関に当たる中央軍事委傘下の人民武装警察部隊に編入した。ミサイル艇や地対艦ミサイルの展開は、複数の軍種と海警局が一体的な指揮の下で統合運用されている可能性を示すものだ。

中国海警局は巡視船の大型化を進めており、軍艦並みの機関砲を搭載した 12000t級も配備。防衛省は中国海軍の艦艇を改修した巡視船も配備されていると分析する。ミサイル艇が展開するようになる以前から、中国軍艦艇の動きはあった。海警局の巡視船が尖閣諸島周辺を航行する際は、同国海軍のフリゲート艦や駆逐艦が周辺海域に展開している。

ただ、フリゲート艦などは尖閣諸島から約 90km北東の北緯 27度線以北を航行しており、同緯度を超えて南下するのは例外的な動きにとどまっている。海自護衛艦は北緯 27度線以南の海域に展開しており、日本側の動きを観察するためとみられている。これに対し、ミサイル艇は基本的に北緯 27度線以南の海域を航行している。尖閣諸島を巡っては、昨年 7/23、中国(大陸)、ロシア両軍の爆撃機が編隊飛行で北緯 27度線上空まで尖閣諸島に迫る動きを見せている。同日も海上では、中国海警公船 4隻が尖閣諸島周辺の接続水域を航行していた。(引用ここまで)

年毎に・・は当然かもだが、今年は特に昨今に至って 中国海警関連船艇の尖閣近海への出入りが目立つ。更に引用記事の様に、ミサイル艇や地対艦ミサイルの展開とは、更なる対日脅威が増大しているという事だろう。防衛省が手を拱いている様な見方はしたくないが、今までの様な緩い警戒のあり方では 到底対峙できないのではないか。中国大陸の海洋政策は、よく知られる様に 従来から無理筋のもの。既に南シナ海では周辺諸国との間で軍事紛争レベルの軋轢を生じているし、沖縄・尖閣海域の動向を見ていると、我国ともいずれ一触即発レベルまで進展する可能性もあろう。そうなればもう「通り一篇の抗議」とか「遺憾の表明」レベルでは済まなくなる事だろう。

台湾と違って 中国大陸は外交上の問題や齟齬(そご)などがあった場合、話し合いでは解決しないのではないかとの不安が付き纏う。又 先の大戦関連の賠償の意味もあった、対中 ODAを「平和目的限定」の取り決めがあったにも関わらず 軍事転用した前科もあるのだ。やはり具体的な安保措置を講じる必要があると、拙者などはみるものだ。弾道ミサイル防衛システムの地上版「イージス・アショア」の配備が当面は見送りなど 安保面が手薄になった以上、政府与党には代替の措置を速やかに願いたい。海保と海自の連携強化も課題だろう。今回画像も先年ので恐縮。三重南部の熊野灘に繋がる、新鹿(あたしか)海岸の様子を。遅れましたが、以下に関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3911.html

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