線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

雨男はつらいよ

2006年09月15日 09時15分26秒 | 日々雑感
またまた日記をさぼってしまった。
今週は長雨で、気分も沈みがち…という理由でもないのだが、なんだか気分ののらない1週間だった。

長雨…こう降られてしまうと、秋祭りとかどうなるんだろうなどと心配してしまう。去年は10月1~2日に富山県新湊市(現・射水市)の放生津八幡宮の秋祭りに行ったが、1日の曳山祭りでは日中パラパラと降られた(夜には持ち直したが…)。そして翌日の放生津八幡の例祭、放生会はどしゃぶりもいいところ…。長野に帰るまで、すごい雨だった。

大体わたくしは雨男。去年の5月の新湊の獅子祭りも降らせてしまった。
学生時代、「早池峰神楽」を見にわざわざ岩手県は大迫町まで行ったのに、やはり雨。
1月の長野の有名な「新野の雪祭」にいたっては、雪どころか「雨祭」にしてしまった年もあった。

そういえば、今年の7月、新潟県糸魚川市能生白山神社で、60年に1度の厳島神社御開帳で、能生白山神社舞楽と四天王寺舞楽との競演というステキな企画があった。能生白山神社境内の舞台で、舞楽のコラボが見られるはずだったのだが、大雨&暴風で、急遽ホールのステージになってしまった(ちなみに、この後から長野を襲った集中豪雨になっていったのだ)。

雨男はつらいよ…。
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小澤征爾さんだ~!

2006年09月10日 00時07分41秒 | 音楽
いま、松本市はサイトウ・キネン・フェスティバル松本が開催されている。クラシックファンが全国から集まっている。いよいよ今週で終わりになるが、やはり聴きに行ってみたかったオーケストラプログラムが先週末から始まった。今年度のプログラムは…

武満徹/ディスタンス
 笙:宮田まゆみ
 オーボエ:加瀬孝宏

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
 ピアノ:内田光子

ショスタコーヴィッチ/交響曲第5番 ニ短調 作品47

指揮は小澤征爾総監督。一時期体調不良で心配されたが、お元気になられてなにより。内田光子さんとサイトウ・キネンのピアノ協奏曲なんて、なかなか聴けないだろうな…。ショスタコービッチの革命交響曲もカッコイイ!小沢さん、どんな演奏をされたのだろうか…。またライヴCDなど買ってみよう。

ところで、わたくし昨年はこんなところで…小澤征爾さんにサインをもらった。

そして昨日、松本市内のとある駐車場から、信号待ちの自動車をぼ~っと眺めていると、どこかで見覚えのある長髪の白髪頭…おおっ!小澤征爾さん発見!品川ナンバーの高級車を運転しておられた。たまたま、わたくしデジカメ持ってたんで、思わずパチリ!(何だかパパラッチのようだ…)

土曜の午前中だったので、これからオーケストラプログラムにでも入られるのかな…という感じだった。ちょっとビックリ!

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新世界より

2006年09月08日 08時31分59秒 | 音楽
9月8日は、チェコの作曲家、アントン・ドボルザーク(1841~1904)の誕生日だ。


ドボルザークはドボルザークはブラームスに認められるが、ボヘミア国民主義へと傾倒する。そしてプラハ音楽院の教授に就任、その後ニューヨーク国民音楽院の院長を経て、故郷のプラハ音楽院の院長となる。

ドボルザークというと、交響曲第9番「新世界より」が有名。これはアメリカ時代の作品で、チェロ協奏曲、弦楽四重奏曲「アメリカ」とともに三部作として知られる。ともに、民族主義のもと、独特な音階を使い、しみじみとした情感を漂わせた作品だ。

わたくし、新世界交響曲は好きな曲の1つだが、特に2楽章は印象的。これは「家路」とか「遠き山に日は落ちて」として合唱曲にまでなっていることで知られている。日本人にも古くから知られている。この曲の構造をよく眺めると、音階上、ファとシが欠落している。これは日本音楽でいう「四七抜き音階」(ドレミソラド)と一致している。ちなみに「四七抜き音階」は中国から影響をうけた呂旋法とも一致して、雅楽の音組織とも一致する。いずれにしても日本人を含め、東洋的な雰囲気を醸し出すのは、こんな音組織によるところもあるのではないか…と思う。

ちなみに、この音組織はスコットランドや南米のフォルクローレにも耳にするいわゆるペンタトニック=五音音階だ。ドボルザークも、アメリカ時代にそんな音楽を耳にしたのだろうか。
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2006年09月06日 21時43分59秒 | 民謡

久しぶりに降る雨。7月の豪雨から随分経つが、今まではそれを忘れさせるようなお天気だった。今日は、結構な雨。おしめり程度ではない。

雨…というと、雨がどーしたこーしたという民謡を探してみよう。

【郡上踊り~かわさき】(岐阜県)
 ○郡上のナー八幡出て行く時は 雨も降らぬに 袖しぼる

【郡上踊り~さわぎ】(岐阜県)
 ○ハァー雨はしょぼしょぼ降る 蛇の目の唐傘 小田原提灯 
  ガラガラピッシャンドッコイ姉さんこんばんは
  誰かと思ったら主さんか 


【田原坂】【豪傑節】(熊本県)
 ○雨は降る降る 人馬は濡れて 越すに越されぬ 田原坂


【鈴鹿馬子唄】(三重県)
 ○坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 エー雨が降る


【上州馬子唄】(群馬県)
 ○赤城しぐれて 沼田は雨よ 明日は水上 湯檜曽まで
 ○雨が降りゃこそ 松井田泊まり 降らにゃ 越しましょ 坂本へ


【秋田馬方節】(秋田県)
 ○長い道中で 雨降るならば わしの涙と 思うてくれ


【雨の降る夜節】(長崎県)
 ○雨の降る夜は恋しさまさる せめて待つ夜は来たがよい
  私ばかりに気を揉ませ 長々し夜を独り寝の
  して世の中 やんちゃもんちゃで行くがよい

…まだあるだろう。んん…今夜はこれくらいで。
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破れた~(>_<)(>_<)(>_<)

2006年09月03日 23時14分10秒 | 音楽
自分の三味線の革が破れた

転勤で集合住宅に住んでいるため、普段は自宅に置いてあったのだ。自分の部屋は割合ひんやりとするので、まあいいかな?と思い、この夏もずっと温度や湿度の管理など特に気にも留めていなかった。

…ところが、帰省して久しぶりに弾いてみようかな?と取りだしたところ、裏側の革が見事に裂けるように、破れていた。


三味線という楽器、表面でなく裏面が破れたからいいいじゃんというものではない。大体、音を出してみると、何だかボンボンと妙な音がするのだ。

ああ…。まあしょうがない。とにかく張り替えに出さねば…
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