小瓶のビール

コンビニでビールを買う時ふと思ったのですが、自分で買って飲むビールってほとんど缶ビールなんですよね。

瓶ビールを買うのが本当に少なくなりました。

コンビ二では瓶ビール売ってないもんね。

缶ビールは軽いし冷蔵庫の収納もいいですよね。

瓶ビールのほうは栓抜きやコップがいるし、瓶の後始末も面倒です。

家庭では缶ビールですな。


一方外(外食)では瓶でしょうか。

時たま缶ビールを出す店もありますが、ちゃんとしたお店は必ず瓶ビールであります。

料亭なんかで缶ビールを出されると、おじさん(僕のことですが)は缶カンになって怒ります。

定食屋さんで壁にビール600円、出てきたビールが大瓶だったりしたら、「オ！この店はなかなかやる気があるな」と感心したりします。

しかし世の中には小瓶のビールもあるんですよね。

ミニスカートのお姉さんたちがたくさんいるお店のテーブルで飲むビールは「うーん、コクはあるがキレがないな」などと味わって飲むようなことはなく、買えば200円そこそこのビールが高値で取引されます。

またホテルの最上階、360度ガラス張りでフロアの中央にグランドピアノがドッカーン、夜景を見ながら飲むようなお店ではビールを注文すると、こ洒落た脚付きのグラスと小瓶のビールがボーイさんを伴って登場します。

ボーイさんがグラスにビールを注ぎ、小瓶に残った大さじ3杯ほどのビールは頃合をみはらかって、ボーイさんがまた注ぎにきたりして…

一番安いおつまみのチーズ盛り合わせ(チーズのカケラ少々とクラッカー5枚ほど)1200円で、サービス料(ボーイさんの注ぎ賃)込み1000円のビールを飲んでも、酔えませんな～。

原価の一番安い小瓶ビールは、その登場場所によって大瓶ビールより高値で取引される、不思議な飲み物であります。

やっぱり僕は定食屋で600円で飲む大瓶ビールのほうが、断然美味いのだ～。