浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

Run&Walk

2019-02-11 | 練習日誌

自分の義務教育時代を思い出すと、頭のいい子よりも、運動神経がいい男のほうが人気があったような気がする。

もちろん頭が良くて運動もできる男もいたけれど、学年に一人か二人いればいいほうで、とても稀な存在だった。

頭のいい子はテストのとき本領を発揮し、そうでない子は運動会で自分の存在をアピールする。

普通の子は、特別に脚光を浴びることもなく、淡々と学校生活を送っていた。

運動ができる子は、多くの場合成績はいまひとつだったが、頭が悪いとバカにするわけではなく、運動会では花形だった。

クラス替えのときに同じクラスになると「今年のクラス対抗リレーは勝てる」

と同級生が喜ぶほどだった。

成績が良くないので、普段は猫背気味で目立たなかったが、運動会で体操服に着替えると、背筋が伸びて普段よりも身体が大きく見えた。

いつもは女子から何の声もかからないのに「がんばって」「あなたが頼りだから」

などと言われ、リレーのアンカーという大役を命ぜられ、前を走っていた子たちをごぼう抜きにし、劣勢だった我がクラスを見事優勝に導いた。

その日の彼はヒーローだった。

女子からかっこいい、すごいと褒めちぎられ、とても嬉しそうにしていたが、シアワセは長く続かなかった。

運動会が終わって普段の授業が始まると、また猫背の日々を送るのだった。

一方、成績が良くても運動が苦手な子には過酷な一日だった。

いつもは姿勢がいいのに、どことなく落ち着かない。

授業中は先生に指されると、はきはきと答えているのに、運動会の日はいまひとつ口数が少ない。

クラス対抗リレーの走ってる姿を見ると、ちゃんと手足を動かしているのに、何人にも追い抜かれ「おっせーなー」

と同級生の男に文句を言われ、女子からは口をきいてもらえず邪険にされる。

当時のアタクシには、彼らの心中を思いやる優しさなど持っていなかったが、彼らには針のむしろだったに違いない。

運動が苦手な子は、三年生の体育祭が終わったとたん「ああ、これで暗黒の日は最後だ…」

とほっとしただろう。

鈍足は大学や会社に運動会がないとわかると、ほっとするけれど、俊足自慢はとにかく走る機会があると参加したがる。

長距離走であれば日本全国様々なマラソン大会があるので、それに参加できるけど、一般人が参加できる短距離走の大会は多くない。

とにかく足に自信があるので脚光を浴びたい、目立ちたい、「栄光の日よ、もう一度」なのである。

ところがそういう人に限って、社会人になったときの運動会は、栄光どころか恥さらしの日になるようだ。

日々意志をもって運動したり、トレーニングを続けている人は別にして、十数年サラリーマン生活を送っていると、運動能力の衰えに気が付かない。

しかし気持ちは若い時のままなので、その精神と肉体のギャップは大きい。

若いころの記憶そのままに、中年になってもいけると勘違いしている。

そんなことには当人は気づいていない。

スタートの合図のピストルが鳴ったとたん、気持ちに足がついていかず、飛び出したとたんにこけたり、カーブを曲がれきれずにすっころんだり、足がもつれてバッタリと倒れたりする。

「ひとついいところを見せてやろう」という思惑とは全く正反対の方向に事が運んでしまうのだ。

俊足はもてる要素だが、鈍足はどうやったって急に俊足にはならないのだから、運が巡ってくるのを待つしかない。

大人になったら、俊足も鈍足も己をわきまえなくてはいけないのだ。

4月はグルメリレー、5月はえびす・だいこく100Kの抽選に当たったので走らねばならぬ。

いずれも駅伝タイプのレースなので、仲間に迷惑かけたらいかんので練習を再開。

まず走る前にヘルスメーターに乗って体重測定、思わず自分の目を疑った。

な、な、なんと理想的体重をはるかにオーバー。

10キロは軽くオーバーだ。

かなりショックだが仕方がない。

走りこんで身体を絞るしかない。

気を取り直して超久しぶりに出雲縁結び空港往復ラン。

コンデジ片手のいい加減練習である。

冬枯れの出雲          

いやはや身体が鉛のように重い。

傍から見ると、歩いていると思われるかもですが、本人は走ってるつもり。

まぁ最初から無理できないので、ボチボチ走ったり歩いたり。

春の気配を感じながら          

ここで折り返し          

石を投げたら届きそうなところに飛行機          

良い子は石を投げないようにしましょう。

風はなかったがやっぱし寒い          

これからやせようなどとは思わないが、体力、筋力は欲しい。

なので少しづつではあるがトレーニング、まずは歩くことから始めたいと思うのであります。

Runのあとは、家に帰って熱い風呂に入るのが、ささやかなヨロコビであります。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする