物忘れがどうして起こるのか、自分には全くわからない。
人の名前など何度忘れたか知れやしない。
赤面する事件が限りなく起こるのだ。
恐る恐る友だちに、そんな経験はないかと尋ねると、「あーら、そんなの誰でもあるよ」と言われてホッとする。
「ああ、ここに友がいる」と嬉しくなることもあるのだ。
こんなに物忘れが激しいのは、脳の働きが悪いからだと判断し、脳にいい食べ物が紹介されている本を買いに行った。
といってもただの高齢者予備軍のご飯レシピかな
根菜類、海草、大豆製品、魚などがいいとあった。
食事は基本的にご飯にみそ汁、という和食一辺倒。
朝食にパンということはまず無いにひとしい。
脳の活性化するためには好条件である。
中国人に等しいアタクシですが、関西人からは嫌われるかもしれないが朝食は毎回納豆にした。
すぐに影響されるアタクシは、「うーむ、なんだか頭がすっきりしてきたようだ」
とその気になった。
だけど実際には、人の名前をド忘れするのは変わらずで頭を抱えているのである。
「食べたら脳に効く」という感じの健脳食という記事を読むと、噛むことにより脳の活性化を促し、と本に書いてある。
「昔の健脳食」の記事を見たときに「おおっ、こんなものがあった」とビックリしたのいうまでもない。
この健脳食というのが、黄な粉、玄米粉、そば粉、おぼろ昆布だ。
これらを食べて物忘れをしなくなったり、脳が活性化したら、こんなに嬉しいことはない。
こうなったら冷蔵庫を徹底的に調べてやろうと、中のものを出してみたらビックリ。
5年前に買ったカレーやら、ほんのちょっぴり残っているマヨネーズ。
もらい物のジャムなど記憶になかったものが続々と出てきた。
いったいこれはどういうことなのだろうか。
脳の活性化のために開けた冷蔵庫。
廃棄処分にすべきかどうか…
冷蔵庫の扉を開けたり閉めたりして悩んでいるのであった。