女性はだいたい便秘体質だと聞くが、男はその逆が多いようだ。
便秘で辛い思いをするよりも、下痢で苦労するタイプが多いのである。
ところがなにかのきっかけで突然催し、30秒ももたなくなる。
そのきっかけというのが、食べ物や飲み物であったりするのだが、人の言葉にも反応する。
「そろそろ、したくなるんじゃないの」
と言われると時によっては我慢できないくらい催す。
普通ならば尿意とか便意というものは、多少時間の余裕はあるものだが催したら最後。
「今すぐ出さないとさぁ大変」という状態に陥る。
トイレが近くにあれば問題ないのだが、あまりにかけ離れたところだとヤバい。
そのうち我慢できなくなって、人目につかない茂みに入っていって、こっそり用を足したり、通行人の非難の視線に耐えれば、電信柱の陰での用足しも可能である。
一番困るのは高速道路などで渋滞したとき、ほんの少ししか動かないところにもって突然催したら…
クルマが揺れるたびに「うっ」とうめいたり脂汗が出たり、無口になってスリルとサスペンスに満ちた時間を過ごすのである。
保水能力が高い紙パンツを持ち歩く日が近づきつつある、変態的なオジサンかなぁ。
加齢とともに下半身ゆるゆる。
尿意を催すとすぐにしたくなってきて、若いころのように我慢がきかない。
あせってトイレに駆け込んだのに、ベルトをしていると指の動きも鈍くなっているものだから、個室内で大慌てになるのも想像できる。
尿意と指の動きの闘いなのである。
なかには微妙に間に合わなかった人もいたかもしれない。
高齢者予備軍であるアタクシにとっては、尿漏れも含めて生活の困った問題に関するグッズがたくさんで始めているのはありがたい。
現実的にこれによって助けられてる人も多いだろうから。
なのでアタクシは尿漏れに関しては心配していないのである。