日本には「当日限定」とか「季節限定」「地域限定」の食べ物がいかに多いことか。
そしてそれを全国民が意外にきちんと守っていることか。
食の封建主義が意外に守られている。
もうすぐ桃の節句。そうすると雛あられに桜餅。
みんなちゃんと食べるんです、雛あられと桜餅。
そうしてそのあと、ちゃんと食べないんです雛あられと桜餅。
5月になればちゃんと食べるんです柏餅。
そのあとちゃんと食べないんです柏餅は。
十五夜には月見団子。
11月には七五三の千歳飴。
千歳飴なんて、たかが飴なんだから、いつ誰が食べたっていいはずなのに七五三(主として11月15日)限定、しかも子供限定。
オジサンが桜の咲くころ「千歳飴食べたいな」と言い出してもそれは無理。
でも今は民主主義の時代なんだから、オジサンが桜の咲くころ千歳飴をしゃぶってもいいはずなのに実行する人はいない。
全国民が食の封建主義をきちんと守っている。
雑煮も七草粥も期日限定ということになっているが、このままでいいのか。
安倍首相は一億総活躍社会を目指して奮闘している。
そういう時代の波の中にあって、雑煮や月見団子や千歳飴たちは、期日限定の姿勢をこのまま続けていっていいのだろうか。
この際、彼らに一年中活躍を望みたい。
雑煮は「お餅スープ」、雛あられは「カラフルあられ」というネーミングに変えて、一年中活躍の突破口を切り開いてもらいたいと思うのであります。
いちご桜餅
桜餅の餡子がいちごになってる。
道の駅湯の川で売ってたけど買わなかった。