昔の怖いものといったら「地震、雷、火事、親父」だった。
火事は昔とは消防機動力と連絡の速さがまるで違うから、よほどの大火にならない限り怖さの地位は下落した。
もっとも落ちたものは「親父」で、いまどき「親父」が怖いっていう純な奴はいないだろう。
もっとも若者が集まって「怖いものはなんだ」「ミミズだ蛇だ」などと話をするほど世の中は牧歌的ではなくなった。
いま一般的にいって怖いものビッグ3は「地震、津波、放射能」だろうか。
とくにいやらしいのは目に見えない放射能というやつで、その怖さの実態もよくわからない。
なので対策のしようもよくわからないような気がする。
また最近は異常気象ということで、台風の大型化や大雨での災害が頻繁に発生している。
これだけ文明が進歩しても、自然のパワーにはかなわないことは誰も承知はしているが、心の片隅には自分だけは大丈夫だ、という隙がある。
もうこれは異常気象というのではなく、日常的に起こり得ることなのだと覚悟しなければならない世の中になってきたということですね。