昔話に出てくる女は、かぐや姫から始まって「鶴のおんがえし」「雪おんな」「天の羽衣」など人間でない女がたくさん出てきます。
その中でも「かぐや姫」の話は、巧妙に仕組まれた地球侵略作戦だな、ということに気がついた。
そのような危険な話を幼い子に読ませたままでいいのか。
かぐや姫一族の侵略を裏付ける数々の疑わしい事項をあげる。
1 なぜ月から日本に来た
2 どうやってきた
3 日本での目的はなんだ
4 発見されたときなぜ竹の節の中にいた
かぐや姫側の公式な言い分は、レベルの低いファンタジーに装飾され、具体的なことは何一つあきらかにされていない。
数々の疑問点はあるが、基本的にはおとぎ話がベースにあるのだから、それ以上は追及できない。
「月のかぐや姫プロジェクト」の地球侵略ミッションは、余計なおじいさんが現れ、竹を割って中のかぐや姫を発見して始まった。
一本の竹が光っていた
宇宙人「かぐや姫」は、その美貌で地球の男を引きつける
特に激しく結婚をせまった5人の貴公子が出てくる。
それらの男どもに宇宙人「かぐや姫」は、自分と結婚したければあれを見つけろこれをしろと彼らに無理難題を吹きまくる。
「かぐや姫」はもともと結婚などしたくないし、できやしないのだ。
だったらそのとおりのことを言えばよかったが、まあ外交立場上言えなかったのかもしれない。
めちゃくちゃな注文をつけられながら、色にくらんださきの5人の男たちはタカラモノをあちこちに捜しに行く。
実に情けない。
で結果的にそれらのタカラモノを持ち帰るのだが、それらはことごとく偽物であった。
おお、そういうことも情けない。
「かぐや姫」は悲しむふりをして、おじいさんとおばあさんに落胆のあまり「月に帰らなければなりません」などという。
しかし落胆したから月に帰らねばならない、なんて意味がわからない。
言い寄った地球の男どもよ。
なぜそのとき「たわけものめ」と言い放って、この高慢な女を叩き切らなかったのか。
ああ情けない。
でもあくまでもお人よしのおじいさんとおばあさんはねだられると、十五夜の晩に「かぐや姫」を送ってあげる。
最後まで気どりながら車に乗って去っていく「かぐや姫」
しかし、まったくお前はこの地球に何しにきたんだ。
という激しくも素朴な怒りまじりの疑問だけが残るではないか。
まあ真相をいえば、かぐや一派はとりあえず地球を探りに来た、と考えるのが妥当だろう。
成果としては
1 地球の人はみんなお人よし
2 男たちはみんなスケベで腰抜け
3 地球にタカラモノはない
といったところだったろう。
しかし…
「かぐや姫」はいまだ地球のどこかの竹林の中に隠れているような気がしてならないのである。