最近ソロキャンプというものが流行っているらしい。
一人で山や海に行ってテントを張り、一人でご飯を炊いて一人で食べる。
テント張るだけでも大変そう。
ご飯炊くのも大変そう。
薪に火をつけるのも心配するほど大変そう。
でも焚火の火を見ると人間は何故か安心する。
火のない所に煙は立たない。
この煙もまた心が安らぐ。
煙は風景としても人気が高かった。
夏の風景としての蚊取り線香はその代表格だった。
街の銭湯の高い煙突から立ち昇る煙も、映画「ALWAYS三丁目の夕日」の名物だった。
昭和の時代は煙の全盛時代だったのだ。
蒸気機関車なんか元気いっぱい、大張り切りだった。
誰にも気兼ねなく、吐きたいだけ煙を吐いていた。
いま煙は気兼ねだらけだ。
人々は煙を煙たがるようになった。
煙は公害の元凶ということになって嫌われるようになった。
だが日本から煙が消えてなくなったわけではない。
焼き鳥屋の店先から盛んに煙が出ている。
鰻屋の暖簾の間からは煙が送り出されている。
現在我々が日頃目にする煙は、この二つぐらいだろうか。
この二つは絶滅危惧種として、無形文化財として守っていく責務がある。
無形文化財ということになれば、いずれ文化勲章とかの問題が出てくると思う。
そうなると勲一等とか二等とかの問題も当然出てきて、どっちが上か下かという問題も出てくることになる。
焼き鳥の煙と、鰻の煙とどっちが偉いか、ということになって物議をかもすことになるのを今から心しておかなければならない。
一人で山や海に行ってテントを張り、一人でご飯を炊いて一人で食べる。
テント張るだけでも大変そう。
ご飯炊くのも大変そう。
薪に火をつけるのも心配するほど大変そう。
でも焚火の火を見ると人間は何故か安心する。
火のない所に煙は立たない。
この煙もまた心が安らぐ。
煙は風景としても人気が高かった。
夏の風景としての蚊取り線香はその代表格だった。
街の銭湯の高い煙突から立ち昇る煙も、映画「ALWAYS三丁目の夕日」の名物だった。
昭和の時代は煙の全盛時代だったのだ。
蒸気機関車なんか元気いっぱい、大張り切りだった。
誰にも気兼ねなく、吐きたいだけ煙を吐いていた。
いま煙は気兼ねだらけだ。
人々は煙を煙たがるようになった。
煙は公害の元凶ということになって嫌われるようになった。
だが日本から煙が消えてなくなったわけではない。
焼き鳥屋の店先から盛んに煙が出ている。
鰻屋の暖簾の間からは煙が送り出されている。
現在我々が日頃目にする煙は、この二つぐらいだろうか。
この二つは絶滅危惧種として、無形文化財として守っていく責務がある。
無形文化財ということになれば、いずれ文化勲章とかの問題が出てくると思う。
そうなると勲一等とか二等とかの問題も当然出てきて、どっちが上か下かという問題も出てくることになる。
焼き鳥の煙と、鰻の煙とどっちが偉いか、ということになって物議をかもすことになるのを今から心しておかなければならない。