大人の居酒屋ってどういう店だろう。
小路の奥のちょっと粋な小料理屋。
「よう」と暖簾をくぐると着物に白割烹着のおかみが「あらー、お久しぶり」と胸元でバチンと手をたたいてお迎え。
まだじゅうぶん色気の残る四十がらみ。
カウンターの向こうで「どうも」と板前も挨拶する。
さっとカバンを預かり「はじめはおビールね、板さん、お刺身何かいいところ切って差し上げて」とテキパキ進めて熱いおしぼりをほどいて渡す。
「おかみ、ちょっと太ったんじゃない」
「んもう、意地悪、私も一杯いただくわ、ちょっと、おビールグラス頂戴」
カチン、ングンングン。
「あーおいしい、さ、もひとつ」
「うん、アルバイトのあの女子大生、今日はいないね」
「あら、お目当てね(つねる)」
「いてて…」
ばかばかしい、やめましょう。
でもコロナが終息したら、こんな店に行きたいものだ。
などと夢見る、前期高齢者予備軍でした。
小路の奥のちょっと粋な小料理屋。
「よう」と暖簾をくぐると着物に白割烹着のおかみが「あらー、お久しぶり」と胸元でバチンと手をたたいてお迎え。
まだじゅうぶん色気の残る四十がらみ。
カウンターの向こうで「どうも」と板前も挨拶する。
さっとカバンを預かり「はじめはおビールね、板さん、お刺身何かいいところ切って差し上げて」とテキパキ進めて熱いおしぼりをほどいて渡す。
「おかみ、ちょっと太ったんじゃない」
「んもう、意地悪、私も一杯いただくわ、ちょっと、おビールグラス頂戴」
カチン、ングンングン。
「あーおいしい、さ、もひとつ」
「うん、アルバイトのあの女子大生、今日はいないね」
「あら、お目当てね(つねる)」
「いてて…」
ばかばかしい、やめましょう。
でもコロナが終息したら、こんな店に行きたいものだ。
などと夢見る、前期高齢者予備軍でした。