13日(月)は、午前中に放映予定の朝ドラ「花子とアン」の総集編の前後編を録画した後、これまで撮り溜めていた初回から最終回の中で特に気に入った回のみを残して、後は削除するつもりだった。それが放送予定を大幅に変更しての終日続いた台風中継で出来なかった。ハードディスクの整理ができず、ガッカリした。まあ、とるに足らない、ごくごく個人的な事情なのだが…
確かに災害報道は、公共放送としてのNHKの役割の中でも、大きな割合を占めているとは思う。しかし、キー局が全ての番組を潰して、ずっと台風中継のみというのは、少し遣り過ぎではないのか?映像も同じものの使い回しが多かったような気がする。こうした偏った編成は、私の知る限り、昭和天皇の崩御や、震災報道ぐらいなもので、あまり記憶にない。台風では初めてのことではないだろうか?
テレビの災害報道はリアルタイムな映像と正確な情報の発信が胆だ。しかし、台風情報は分単位で状況の変化を伝えられる類のものではないような気がする。おそらく、気象庁から入手できる情報も、現地で撮れる映像も、四六時中流すには足りない量なのではないか?こと全国放送においては、要所要所で(1時間おきに15分程度?)ニュース番組で伝える以外は、通常番組を放送中に画面サイドにテロップを流し、何か緊急事態が発生すれば割り込みを入れる、と言う対応で十分なのではないか?
今回の特別編成の内幕を一視聴者には知る由もないが、想像するに、NHKの一存でこのようなイレギュラーな編成になったのではなく、政府からの指示があったのかもしれなし、或いは、従来の東京圏中心の偏向報道(←東京圏に関わるニュースのみを大きく取り扱いがち。台風も東京圏を通過しなければ扱いが小さい)に対する地方からの反発に配慮してのことかもしれない。個人的な印象としては、このところの天災続きで、政府もNHKも、そして国民も、災害に対して神経質になり過ぎているようにも感じる。
地デジのデータ放送のニュース欄も、台風報道一色なのには驚いた。13日と言う日に起きていることは、台風以外にもいろいろとあるだろうに、まるで台風以外の一切の情報が遮断されたような違和感。
寺田寅彦が「天災は、忘れた頃にやって来る」と釘を刺したように、常に災害への備えを怠ってはいけないが、自分の住んでいる場所から遠く離れた場所の状況を、刻一刻とのべつまくなしに伝えられるのは、精神的に疲れるものだ。もちろん、嫌ならテレビのスイッチを切れば良い話なのだが(実際切ったが…)、戦時中の大本営報道のような、全国民に「台風のことだけを考えろ」と言わんばかりに同調圧力をかけるような放送の仕方には、些か違和感を覚える。例えば、全国放送で各地の状況を、四六時中休みなく伝えるのではなく、もっとローカル局で、災害に直面している地元の人に対して、きめ細かなアナウンスをすることに注力してはどうか?
ところで昨日、ニュースを伝える中で、アナウンサーが「○○しないで下さい」と少し強めの口調で言ったところ、間髪を入れず、ディレクターらしき人から「もっと、柔らかく!」と言う指示が飛んだ。人命に関わるアナウンスながら、命令口調でもいけない。伝える側も視聴者にいろいろ気を遣わねばならず、大変だなと思った。
それから毎度のことだが、年配者の強風に煽られての転倒事故が多過ぎる。報道による印象操作なのかもしれないが、台風による怪我人の殆どは「65歳以上の年配者」で、「強風に煽られての転倒」だ(それ以外は、思慮にかけた若年層が、荒れ狂う海や沿岸部に行って、波に呑み込まれるケース。これは自業自得で、同情の余地はない)。地方のひとり暮らしの年配者が、自宅の台風対策で外に出たのが原因なのか?そうならば、早めの対策を心がけ、風が強まったら外に出ない、と言ったことを周知徹底しないと、年配者の事故は減らないだろう。
確かに災害報道は、公共放送としてのNHKの役割の中でも、大きな割合を占めているとは思う。しかし、キー局が全ての番組を潰して、ずっと台風中継のみというのは、少し遣り過ぎではないのか?映像も同じものの使い回しが多かったような気がする。こうした偏った編成は、私の知る限り、昭和天皇の崩御や、震災報道ぐらいなもので、あまり記憶にない。台風では初めてのことではないだろうか?
テレビの災害報道はリアルタイムな映像と正確な情報の発信が胆だ。しかし、台風情報は分単位で状況の変化を伝えられる類のものではないような気がする。おそらく、気象庁から入手できる情報も、現地で撮れる映像も、四六時中流すには足りない量なのではないか?こと全国放送においては、要所要所で(1時間おきに15分程度?)ニュース番組で伝える以外は、通常番組を放送中に画面サイドにテロップを流し、何か緊急事態が発生すれば割り込みを入れる、と言う対応で十分なのではないか?
今回の特別編成の内幕を一視聴者には知る由もないが、想像するに、NHKの一存でこのようなイレギュラーな編成になったのではなく、政府からの指示があったのかもしれなし、或いは、従来の東京圏中心の偏向報道(←東京圏に関わるニュースのみを大きく取り扱いがち。台風も東京圏を通過しなければ扱いが小さい)に対する地方からの反発に配慮してのことかもしれない。個人的な印象としては、このところの天災続きで、政府もNHKも、そして国民も、災害に対して神経質になり過ぎているようにも感じる。
地デジのデータ放送のニュース欄も、台風報道一色なのには驚いた。13日と言う日に起きていることは、台風以外にもいろいろとあるだろうに、まるで台風以外の一切の情報が遮断されたような違和感。
寺田寅彦が「天災は、忘れた頃にやって来る」と釘を刺したように、常に災害への備えを怠ってはいけないが、自分の住んでいる場所から遠く離れた場所の状況を、刻一刻とのべつまくなしに伝えられるのは、精神的に疲れるものだ。もちろん、嫌ならテレビのスイッチを切れば良い話なのだが(実際切ったが…)、戦時中の大本営報道のような、全国民に「台風のことだけを考えろ」と言わんばかりに同調圧力をかけるような放送の仕方には、些か違和感を覚える。例えば、全国放送で各地の状況を、四六時中休みなく伝えるのではなく、もっとローカル局で、災害に直面している地元の人に対して、きめ細かなアナウンスをすることに注力してはどうか?
ところで昨日、ニュースを伝える中で、アナウンサーが「○○しないで下さい」と少し強めの口調で言ったところ、間髪を入れず、ディレクターらしき人から「もっと、柔らかく!」と言う指示が飛んだ。人命に関わるアナウンスながら、命令口調でもいけない。伝える側も視聴者にいろいろ気を遣わねばならず、大変だなと思った。
それから毎度のことだが、年配者の強風に煽られての転倒事故が多過ぎる。報道による印象操作なのかもしれないが、台風による怪我人の殆どは「65歳以上の年配者」で、「強風に煽られての転倒」だ(それ以外は、思慮にかけた若年層が、荒れ狂う海や沿岸部に行って、波に呑み込まれるケース。これは自業自得で、同情の余地はない)。地方のひとり暮らしの年配者が、自宅の台風対策で外に出たのが原因なのか?そうならば、早めの対策を心がけ、風が強まったら外に出ない、と言ったことを周知徹底しないと、年配者の事故は減らないだろう。