息子が今週から新たに家庭教師の口をひとつ増やした。これで週3回のバイトとなる。幸いにして今度のお宅も自宅近く、と言うか、自宅から徒歩1分位のご近所。公立中学に通う男子らしい。
一旦自宅に帰って、バイト先へも1分からせいぜい5分くらいで行けて、拘束時間も1時間半なので、現時点ではそれほど学業には差し支えない程度だとは思う。それでも息子は大学の他の同級生に比べたら自分はバイトが少ないとボヤク。
そんな息子に父親は「誰もバイトしてくれとは頼んでいない。お金で苦労もかけていない。学生の本分は勉強だろう!」と怒っている。
私は父親が病床にあったので、大学の学費は奨学金とバイト代で賄った。そういう事情でバイトするならいざ知らず、ただ自由に使えるお金が欲しい(遊興費?)と言う理由でバイトするのは、個人的には反対である。まだ夏季休暇等の長期休暇中に集中的にバイトするとか、例えばコンビニの店員のような仕事で週に2~3回程度なら理解できる。接客業で幅広い年齢層の人と接する機会を持ち、お金を扱うと言う責任を負うのは、社会の一線に出る前段階として必ずしも無駄な経験ではないと思うからだ。
しかし、拘束時間が極端に長いとか、帰宅時間が深夜に及ぶとか、女性なら「稼ぎが良いから」と水商売に手を染める*のは、果たしていかがなものか?そもそもそんなにバイトに時間を費やせるほど、大学の勉強は楽なものなのか?本や新聞はちゃんと読んでいるのか?
今、学ばなくて、いつ学ぶ?今、読まなくて、いつ読む?貴重な若き日の時間を自己研鑽に費やすことの方が、将来の大きな財産となると思う。たかだか時給1000円前後と引換に、貴重な学生時代の時間をあたら労働に費やすのは本当にもったいない。(自分の年齢、立場に応じて)今、できることを精一杯やる。今、できることに全神経を集中させる~それが最も有意義な時間の使い方だと思う。
水商売に手を染める*
水商売は金銭感覚を狂わせるだけでなく、不特定多数の男性との接触の機会が多く、夜間に行動することから、ストーカー被害などの危険を伴うものだ。若い女性が犯罪に巻き込まれたケースで、水商売絡みの事件が多いのは周知の事実ではないか。言うまでもなくハイリターンなのは、ハイリスクだからである。
大学生の本分はあくまでも勉学である。しかも小中高と違って、授業を受けさえすれば良いと言うものではない。単位を取れば御の字と言うものでもない。自ら学びを深化させなければ意味がない。どこの大学の何という学科を出たかより、大学で何をどれだけ学び、何を武器に社会で活躍できるかが、社会に貢献できるかが、特にこれからの社会では問われるのだと思う(厳密に言うと、学生時代に真摯に学ぶ経験を通して、”学習能力”を体得することが大事なのだと思う。また、学生のうちに読書を通じて「古典」や「文学」「歴史」に親しむことも、教養として必要だろう)。
息子にも常々言っている
ベラボーに高い学費を親は払っているのだから(←と言うのは下世話だけれど)、しっかり(勉強して、学校にあるもの<施設も教授をはじめとする講師陣の頭脳も>すべてを利用し尽くして)モトを取って来ーい
ひとりひとりが「人材」「人財」となるべく力をつけないと、天然資源に恵まれない小さな島国日本は、激烈な競争が繰り広げられている世界で生き残れない。にも関わらず、下記リンク記事で大前研一氏が指摘しているように、今の若者には「大志・野望(ambition) 」が欠けている。「ambitionのない人がmajorlityになると社会が淀む」とは、既に現在の日本社会を言い得て妙で耳が痛い。これからの日本を担う若者には「自分がこの日本を世界を(良い方向へ)変えるのだ」と言う気概を持って、学生時代に大いに学んで欲しいものだ。
◆大前研一の辛口ニッポン応援談(前編)
一旦自宅に帰って、バイト先へも1分からせいぜい5分くらいで行けて、拘束時間も1時間半なので、現時点ではそれほど学業には差し支えない程度だとは思う。それでも息子は大学の他の同級生に比べたら自分はバイトが少ないとボヤク。
そんな息子に父親は「誰もバイトしてくれとは頼んでいない。お金で苦労もかけていない。学生の本分は勉強だろう!」と怒っている。
私は父親が病床にあったので、大学の学費は奨学金とバイト代で賄った。そういう事情でバイトするならいざ知らず、ただ自由に使えるお金が欲しい(遊興費?)と言う理由でバイトするのは、個人的には反対である。まだ夏季休暇等の長期休暇中に集中的にバイトするとか、例えばコンビニの店員のような仕事で週に2~3回程度なら理解できる。接客業で幅広い年齢層の人と接する機会を持ち、お金を扱うと言う責任を負うのは、社会の一線に出る前段階として必ずしも無駄な経験ではないと思うからだ。
しかし、拘束時間が極端に長いとか、帰宅時間が深夜に及ぶとか、女性なら「稼ぎが良いから」と水商売に手を染める*のは、果たしていかがなものか?そもそもそんなにバイトに時間を費やせるほど、大学の勉強は楽なものなのか?本や新聞はちゃんと読んでいるのか?
今、学ばなくて、いつ学ぶ?今、読まなくて、いつ読む?貴重な若き日の時間を自己研鑽に費やすことの方が、将来の大きな財産となると思う。たかだか時給1000円前後と引換に、貴重な学生時代の時間をあたら労働に費やすのは本当にもったいない。(自分の年齢、立場に応じて)今、できることを精一杯やる。今、できることに全神経を集中させる~それが最も有意義な時間の使い方だと思う。
水商売に手を染める*
水商売は金銭感覚を狂わせるだけでなく、不特定多数の男性との接触の機会が多く、夜間に行動することから、ストーカー被害などの危険を伴うものだ。若い女性が犯罪に巻き込まれたケースで、水商売絡みの事件が多いのは周知の事実ではないか。言うまでもなくハイリターンなのは、ハイリスクだからである。
大学生の本分はあくまでも勉学である。しかも小中高と違って、授業を受けさえすれば良いと言うものではない。単位を取れば御の字と言うものでもない。自ら学びを深化させなければ意味がない。どこの大学の何という学科を出たかより、大学で何をどれだけ学び、何を武器に社会で活躍できるかが、社会に貢献できるかが、特にこれからの社会では問われるのだと思う(厳密に言うと、学生時代に真摯に学ぶ経験を通して、”学習能力”を体得することが大事なのだと思う。また、学生のうちに読書を通じて「古典」や「文学」「歴史」に親しむことも、教養として必要だろう)。
息子にも常々言っている
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ベラボーに高い学費を親は払っているのだから(←と言うのは下世話だけれど)、しっかり(勉強して、学校にあるもの<施設も教授をはじめとする講師陣の頭脳も>すべてを利用し尽くして)モトを取って来ーい
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ひとりひとりが「人材」「人財」となるべく力をつけないと、天然資源に恵まれない小さな島国日本は、激烈な競争が繰り広げられている世界で生き残れない。にも関わらず、下記リンク記事で大前研一氏が指摘しているように、今の若者には「大志・野望(ambition) 」が欠けている。「ambitionのない人がmajorlityになると社会が淀む」とは、既に現在の日本社会を言い得て妙で耳が痛い。これからの日本を担う若者には「自分がこの日本を世界を(良い方向へ)変えるのだ」と言う気概を持って、学生時代に大いに学んで欲しいものだ。
◆大前研一の辛口ニッポン応援談(前編)