たばこの受動喫煙対策を強化する法改正をめぐり、昨日の15日、自民党は厚生労働部会を開催。
会では小規模スナックやバー以外は原則禁煙とする「厚生労働省案」と、一定面積以下の小規模店に「喫煙可」「分煙」と言った表示義務を課す「妥協案」について協議したが意見集約できず、規制推進派の反対で「妥協案」も事実上白紙に追い込まれ、今国会の提出は厳しい情勢となった、と報道されている。
これに先立つ8日の慎重派と推進派の幹部の話し合いでは、
望まない受動喫煙を防止
飲食店はひとくくりに扱う
表示義務を課す
面積基準を設ける
の4点で妥協案に合意がなされていたと言う。
それが昨日の会合では質疑応答で異論が噴出し、収拾がつかなくなったらしい。
今国会で法改正案が通らなければ、法改正の最も大きなインセンティブとなっている2020年のオリンピック、パラリンピックの開催までに間に合わなくなる、と幹部は憂慮している。
世界中から大勢の人々が来日するオリンピック、パラリンピックを機に、我が国で受動喫煙防止対策が徹底されるのは大歓迎だ。この機を逃したら、外圧がなければ動かない腰の重さでは、先進国の中でもピカイチの日本政府は、受動喫煙対策の機会を永遠に失ってしまうだろう。
どうして決められないんだろうね?少なくとも大人だけが利用する、おそらくお酒も提供する飲食店での受動喫煙をどうするかが、ここでは議論の焦点になっているんだよね?そんなもの、きちんと"棲み分け"がなされれば良い話なのでは?(それとも、国民の健康云々より国のメンツ重視で、対外的な評判が悪くならないよう来日客が利用しそうな店についてのルール作りが最優先と言うことなのだろうか?)
この為に、受動喫煙対策全体が停滞するのはおかしいと思う。
嫌煙派にもさまざまな立場の人がいるのだろうが、私の場合は個人の喫煙自体を咎めだてするつもりは一切ない。大航海時代から数百年以上に渡って続く慣習を止めるのは、けっして容易なことではないだろうから。
ただ(吸っている本人以上に煙を吸わされる周囲の人間に及ぶ)受動喫煙の危険性が医学的にも立証されている以上、不特定多数の人が日常生活を営む上で利用を避けられない場所での受動喫煙の問題を、どうにかして欲しいのだ。路上やバス停や学校や幼い子どもも利用する飲食店等での受動喫煙の防止策を、早急に徹底させて欲しい。
個人的には流れて来るたばこの匂いが苦手だし(バス停や路上での喫煙は本当に迷惑)、路上喫煙者のたばこのポイ捨てに腹が立っている。喫煙するなら、隔離された空気清浄機能付きの喫煙室(場所)か、自室内だけにして欲しい(例えば、訪問した友人の家で友人やその夫が喫煙することには、私もとやかく言えない。そもそもそこは友人の自宅=私的空間だし、私も自分で納得の上でその場にいるのだから)。
以前、バス停で喫煙者と口論になった後、バス会社に働きかけてバス停での禁煙をバス停の表示板に明示して貰ったのだが、最近になってJTが提供したと思われる(側面にJTのマーク)スタンド型の灰皿がベンチ横に新たに設置された。
これではバス停での喫煙を促しているようなものではないか?バス停に面している建設会社がタバコのポイ捨てに苦慮してJTに訴えたのか?或はJTが何らかの配慮で建設会社に贈ったものなのか?(毎朝、バス停にはタバコの吸い殻が散乱しているので、建設会社の社長さん自ら掃き清めていらっしゃるのだ。この大変さをルール無視の喫煙者は意に介さないのだろうね)
何れにしても、JTは余計なことをしてくれたものだバス停から少し離れた場所にも以前から1台あり、今回新たにベンチ横に置かれたおかげで、非喫煙者はバス停で今まで以上にたばこの煙を吸わされる羽目に陥っているバス停で喫煙者に出くわすと、本当にユーウツ(結局、バス停で喫煙する人は確信犯なので、注意しても馬の耳に念仏なのだ。前回の注意した相手の逆切れぶりに、注意するだけ無駄だと悟った。出かける前から、こんなことにエネルギーを費やしたくないと)。
そう言えば、先日録画していたドラマ「やすらぎの郷」を見ていたら、自宅の縁側で喫煙する石坂浩二演じる主人公の脚本家が、体調を気遣う息子に「たばこを吸うのは私の自由だ。このたばこのおかげで私は脚本が書けたんだ。このたばこのおかげでお前もメシを食えたんだぞ」と激昂しているシーンがあった。
これはそのままドラマの脚本を手掛けている倉本聡氏の本音なのだろう。おそらく、最近の世の中の喫煙規制の流れに、愛煙家の倉本氏は苛ついているのだろうね。
本人が好き好んで80歳近くまで喫煙して来たのだから、今更やめろとは誰も(おそらく本人が呼吸器系の疾患で医者の診察を受けていない限り医者も)言わないと思う。一方で、息子さんが親の体調を気遣うのは当たり前のこと。もしかしたら息子さんの口癖になっていて、会う度に息子さんに喫煙のことを指摘されていたので、思わず怒ってしまった、と言う設定なのかもしれないが…敢えて好意的に解釈すれば、倉本さんも時代の変化に戸惑っていると言うことなのだろうね。
とにもかくにも、時代の変化を一顧だにせず、ルールを無視する一部の人々が、喫煙行為に対するイメージを悪化させているのは間違いないと思う。
自民党の推進派も慎重派も、結局「決められない」のではなく、「決めたくない」のかな?デッドラインを意識しないで仕事をすると言うのが信じられないのだが…せっかくの幹部間の根回しがうまく機能しないのは、今の自民党の緩みや結束力のなさを象徴しているようにも見える。
会では小規模スナックやバー以外は原則禁煙とする「厚生労働省案」と、一定面積以下の小規模店に「喫煙可」「分煙」と言った表示義務を課す「妥協案」について協議したが意見集約できず、規制推進派の反対で「妥協案」も事実上白紙に追い込まれ、今国会の提出は厳しい情勢となった、と報道されている。
これに先立つ8日の慎重派と推進派の幹部の話し合いでは、
望まない受動喫煙を防止
飲食店はひとくくりに扱う
表示義務を課す
面積基準を設ける
の4点で妥協案に合意がなされていたと言う。
それが昨日の会合では質疑応答で異論が噴出し、収拾がつかなくなったらしい。
今国会で法改正案が通らなければ、法改正の最も大きなインセンティブとなっている2020年のオリンピック、パラリンピックの開催までに間に合わなくなる、と幹部は憂慮している。
世界中から大勢の人々が来日するオリンピック、パラリンピックを機に、我が国で受動喫煙防止対策が徹底されるのは大歓迎だ。この機を逃したら、外圧がなければ動かない腰の重さでは、先進国の中でもピカイチの日本政府は、受動喫煙対策の機会を永遠に失ってしまうだろう。
どうして決められないんだろうね?少なくとも大人だけが利用する、おそらくお酒も提供する飲食店での受動喫煙をどうするかが、ここでは議論の焦点になっているんだよね?そんなもの、きちんと"棲み分け"がなされれば良い話なのでは?(それとも、国民の健康云々より国のメンツ重視で、対外的な評判が悪くならないよう来日客が利用しそうな店についてのルール作りが最優先と言うことなのだろうか?)
この為に、受動喫煙対策全体が停滞するのはおかしいと思う。
嫌煙派にもさまざまな立場の人がいるのだろうが、私の場合は個人の喫煙自体を咎めだてするつもりは一切ない。大航海時代から数百年以上に渡って続く慣習を止めるのは、けっして容易なことではないだろうから。
ただ(吸っている本人以上に煙を吸わされる周囲の人間に及ぶ)受動喫煙の危険性が医学的にも立証されている以上、不特定多数の人が日常生活を営む上で利用を避けられない場所での受動喫煙の問題を、どうにかして欲しいのだ。路上やバス停や学校や幼い子どもも利用する飲食店等での受動喫煙の防止策を、早急に徹底させて欲しい。
個人的には流れて来るたばこの匂いが苦手だし(バス停や路上での喫煙は本当に迷惑)、路上喫煙者のたばこのポイ捨てに腹が立っている。喫煙するなら、隔離された空気清浄機能付きの喫煙室(場所)か、自室内だけにして欲しい(例えば、訪問した友人の家で友人やその夫が喫煙することには、私もとやかく言えない。そもそもそこは友人の自宅=私的空間だし、私も自分で納得の上でその場にいるのだから)。
以前、バス停で喫煙者と口論になった後、バス会社に働きかけてバス停での禁煙をバス停の表示板に明示して貰ったのだが、最近になってJTが提供したと思われる(側面にJTのマーク)スタンド型の灰皿がベンチ横に新たに設置された。
これではバス停での喫煙を促しているようなものではないか?バス停に面している建設会社がタバコのポイ捨てに苦慮してJTに訴えたのか?或はJTが何らかの配慮で建設会社に贈ったものなのか?(毎朝、バス停にはタバコの吸い殻が散乱しているので、建設会社の社長さん自ら掃き清めていらっしゃるのだ。この大変さをルール無視の喫煙者は意に介さないのだろうね)
何れにしても、JTは余計なことをしてくれたものだバス停から少し離れた場所にも以前から1台あり、今回新たにベンチ横に置かれたおかげで、非喫煙者はバス停で今まで以上にたばこの煙を吸わされる羽目に陥っているバス停で喫煙者に出くわすと、本当にユーウツ(結局、バス停で喫煙する人は確信犯なので、注意しても馬の耳に念仏なのだ。前回の注意した相手の逆切れぶりに、注意するだけ無駄だと悟った。出かける前から、こんなことにエネルギーを費やしたくないと)。
そう言えば、先日録画していたドラマ「やすらぎの郷」を見ていたら、自宅の縁側で喫煙する石坂浩二演じる主人公の脚本家が、体調を気遣う息子に「たばこを吸うのは私の自由だ。このたばこのおかげで私は脚本が書けたんだ。このたばこのおかげでお前もメシを食えたんだぞ」と激昂しているシーンがあった。
これはそのままドラマの脚本を手掛けている倉本聡氏の本音なのだろう。おそらく、最近の世の中の喫煙規制の流れに、愛煙家の倉本氏は苛ついているのだろうね。
本人が好き好んで80歳近くまで喫煙して来たのだから、今更やめろとは誰も(おそらく本人が呼吸器系の疾患で医者の診察を受けていない限り医者も)言わないと思う。一方で、息子さんが親の体調を気遣うのは当たり前のこと。もしかしたら息子さんの口癖になっていて、会う度に息子さんに喫煙のことを指摘されていたので、思わず怒ってしまった、と言う設定なのかもしれないが…敢えて好意的に解釈すれば、倉本さんも時代の変化に戸惑っていると言うことなのだろうね。
とにもかくにも、時代の変化を一顧だにせず、ルールを無視する一部の人々が、喫煙行為に対するイメージを悪化させているのは間違いないと思う。
自民党の推進派も慎重派も、結局「決められない」のではなく、「決めたくない」のかな?デッドラインを意識しないで仕事をすると言うのが信じられないのだが…せっかくの幹部間の根回しがうまく機能しないのは、今の自民党の緩みや結束力のなさを象徴しているようにも見える。