はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

今日はこれから友人達と

2008年12月10日 | 日々のよしなしごと
今日の夜は友人達と渋谷で、ちょっと早めのクリスマス会&忘年会。その前に友人の1人と美術館で『アンドリュー・ワイエス展』を見に行く予定。この機会を逃したら、もう行けそうにないからね。

渋谷で夜を過ごすなんて、実はかなり久しぶり。結婚してからは、夜間外出と言えば、せいぜい近所の友人と近所でお茶したり(←これも友人の仕事が忙しくなって、ご無沙汰。仲の良いママ友達とは忘年会と言ったら、横浜でいつもよりちょっと贅沢なランチ会だし)、電車に乗っての遠出は映画の試写会か、たまの落語の独演会か、美術館の研修くらいなもので、若者の街渋谷の夜なんて、おそらくン十年ぶりかも!何だかワクワクするなあ…

基本的にお酒は飲めないのですが、オリジナル・カクテルがおススメのお店らしいから、ちょっとチャレンジしてみようと思います。

先日の記事で、常連の方から親の子供への過度の期待を懸念するコメントをいただきましたが、昨夜見たテレビの登場人物の話にも少し感じることがあったので、ここに記しておきます。

その人は30代後半の男性。小学生の頃から成績優秀で、生真面目で、親の期待を一身に背負って来た様子。その彼がある時、授業中「将来の夢」をテーマに作文を書くよう言われて、スラスラと「ケーキ屋さん」や「野球選手」と書く友人達に比べ、何も書けない自分に愕然としたらしい。それまで親の期待に応えることだけを考えて頑張って来た自分には、思い描くような夢がない、と。

その後成人した彼は、20代後半に突然、「余命半年」を宣告される。当時、日本でも症例が僅かしかないと言われた難病。しかし不屈の闘志で手術、術後の治療に耐え、ついにはフルマラソンを完走するまでに回復。現在は自らの体験を踏まえた雑誌を発行しているようです。その彼が、夢を思い描けなかった20数年前の自分に向けて、番組内で自作の歌(作詞)を披露したのです。

「大丈夫だよ」と優しく語りかけるようなフレーズの繰り返しが印象的でした。子供時代の僕へ。将来を心配しなくても大丈夫。今の自分は十分幸せだから、と。

彼は、闘病を通じて、人間の強さ、素晴らしさを感じたのだそうです。

子供の、ひとりの人間としての強さを、生命力を、親はもっと信じてあげるべきなのかも。
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