はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

大事な子供がどうなっても良いの?(怒)

2014年11月29日 | はなこ的考察―良いこと探し
 今日、駅の改札を出た直後のことだ。

 大勢の人間が足早に行き交う雑踏の中で、見たところ2才にも満たないよちよち歩きの幼児がひとりで歩いていた。状況的に違和感があるので、弥が上にも目についた。

 こんな人ゴミの中で、こんな幼い子をひとりで歩かせるなんて、一体親は何をしているんだ?と思って幼児の周りを見てみると、確かに近くに親らしき人物はいた。若い女性がスマホを見て笑いながら、歩いている。目はスマホの画面に釘付けで、傍らの幼子に注意を払っている様子は一切ないどころか、周囲にも無関心なのは明らか。周りの人間がよけてくれているのが当然と言わんばかり。もうビョーキ。スマホ依存症。

 ここで突然、後方から誰かが近づいて来て幼児を掠っても、親は咄嗟の対応は無理だろうし、最悪、掠われたことさえ気付かないかもしれない。

 かわいい子だから、私が掠って行っちゃおうかなあ、と一瞬思ったが、良心がその悪魔な思いを押しとどめた。そのまま何事もなかったように通り過ぎることもできたが、目の前の幼子のことがやはり心配で、私は思いきって親らしき人につかつかと歩み寄り、肩を叩いて言った。

 「危ないですよ。お子さんの手を離しては。こんな人ゴミの中で」

 私はすぐその場を立ち去ったので、その後の母親の反応を詳しく見ていないのだが、もういい加減にして欲しい。

 大事な子供がどうなっても良いの?

 スマホに夢中になる親も親だけれど、そんな未熟な親を放置するのも、社会的責任としてどうなんだろう?育てられる子供にとっては"今、そこにある危機"なんだから。

 たとえ他人の子供であっても、親にどう思われようと、その子の身の安全を第一に考えて、もうさ、彼らより先に生きて来た分、さまざまな経験を積んだ上の世代として、注意しようよ。

 危ないのは危ないって。ダメなものはダメだって。

 せっかく生まれて来た命なんだからさ、みんなで守ろうよ。
 見て見ぬふりは止めようよ。


 これは近年、ニュース報道で露わになった(おそらく昔からあった。それが社会的な問題として認識されるようになっただけ)"児童虐待"の防止にも通じる話だと思う。
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