はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

どんなに猛暑でも、身体の芯は冷やさないように

2015年07月14日 | はなこのMEMO
 まだ7月も半ばだと言うのに日本列島は猛暑で、お年寄りを中心に熱中症が原因と見られる死者も出ている。ともあれ年齢に関係なく、健康管理が難しい時期だと思う。

 私は真冬生まれのせいか、とにかく暑い夏が苦手である。夏の間は萎びたほうれん草のようにグッタリしている。状態があまりに酷いと家事もままならないので、贅沢とは思いながらも、一人しかいない部屋でエアコン(28度設定)を付けて過ごしている。

 また、貧乏性の主婦故、夕べの残りを翌日の朝や昼のおかずにするのが原因なのか、夏場に入ると、たまにお腹を壊す。夕食後、鍋に残った料理をある程度冷ましてから皿に移し替えて、冷蔵庫にきちんと保管するのだが、暑さで体力を消耗しているせいか、軽い食あたりを起こしたりするようだ。

 さらにエアコンの長時間使用で身体の芯が冷えてしまうのか、コンコン空咳が出ることもある。

 そんな時はどうするかと言うと、すぐに薬に頼ったりはせずに、熱い緑茶をすするitem4。ゆっくり時間をかけて、マグカップ一杯のお茶を飲み干す。その後、体調が回復するまで、時間を置いて、多い時には3~4杯は飲む(まあ、あまり熱過ぎるのも咽頭や食道に良くないかもしれないので程ほどにwink)

 中国人は古くからの慣わしで、1日50グラムの生姜を摂取すると聞いたことがある。これは生姜に身体を温める働きがあるからとされる。身体を内側から温めることで、病原菌への抵抗力を高めることを、経験的に学んだのだろう。

 緑茶の成分にも同様の効能が得られるようだ。加えて夏の暑い日に、敢えて熱いお茶を飲むことにも意味があるのだと思う。ついつい涼を求めて冷茶に手が伸びそうになるが、そこはグッと堪えて、体調のことを第一に考えて、熱々の緑茶item4である。

 そう言えば、夏に熱々の緑茶と言えば、いつも思い出すのが、息子が小学生の頃、夏休みの家族旅行で訪ねた奈良の法隆寺のことである。

 その日は直射日光が容赦なく照り付けて、うだるような暑い日だった。家族3人、奈良市の中心部から路線バスで法隆寺まで行き、広い境内を本殿に向かって歩いていた。あまりの暑さにフラフラになったところで、境内の一角に休憩所を見つけ、これは助かったと駆け込むと、住職の方が熱々の緑茶を振舞って下さった。

 内心、「えー、こんな真夏に熱いお茶?」と思いながらも、そのお心遣いに感謝してお茶をいただいたら、身体の内側がカーッと熱くなり、ドッと汗が吹き出た次の瞬間、背筋がゾクッとして、さっきまでの暑さが吹き飛んだ。朦朧としていた意識も明晰になったように感じた。あの体験は強烈だった。15年以上経った今も、夏が来る度に思い出す。

chain緑茶の効能

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