NHKの「100分de名著」シリーズは一見地味ながら、取り上げられる作品や作家によっては興味深い仕上がりで、NHK-Eテレの数多ある番組の中でも人気の番組だと思います。
今年の三が日にはそのスピンオフ版として?、「100分deフェミニズム」と言う特番が放映されました。
さまざまな分野で活躍する、現代日本を代表する女性論客5人が一堂に会しての、フェミニズムを巡る明朗闊達なやりとり。
これが予想外(以上?)に面白くて、正月三が日で唯一最初から最後まで集中して見た番組でした。
そして好評を受けて、来たる2月5日(日)am0:00-1:40(土曜深夜)にNHK-Eテレで再放送されます。
とにかく気分が高揚するような面白さなので、“フェミニズム”と言う言葉だけで敬遠せずに(実際、内容はフェミニズムを出発点に、社会的弱者差別や戦争による人権抑圧、そして社会思想史の変遷と多岐に渡ります。論客が紹介する書籍も興味深い!)、是非ご覧(録画視聴?)いただければと思い、紹介させていただきました。
【追記】この番組の公式サイトも、今回の企画に対するスタッフの思いが熱い口調で語られていて、見応えがありました👍。
普段、私達夫婦は首都圏、義両親は九州と遠く離れて暮らしており、年に一度の親孝行のつもりだったので、そのこと自体に私も特に不満はありませんでした。
そして、ここ数年の間に義両親を見送り、いざ年末年始を自由に過ごせるとなった時、年末年始のTV番組のあまりのつまらなさに愕然としました。
別に人気ドラマの“一気見”再放送も悪くはないんですけれどね、やっぱりTV局の“手抜き感”は否めません。
TV局員にも「働き方改革」の波が確実に押し寄せて来たとも言えるのでしょうが、やっぱり一番の理由は、今のTV局はネットメディアの台頭でスポンサー収入が減り、制作予算不足で、かつてのように正月特番が組めなくなったのではと推察します。
最近、何千倍もの競争を勝ち抜いて入社したはずのキー局のアナウンサーでさえ、あっさりその職を手放して、異業種に転職するケースが出て来ています。
キー局系列局で働く友人の息子も、テレビ業界の先行きが見えないと言う理由で近々会社を辞めると聞いています。
局の将来を担うはずだった若手が逃げ出し始めている、テレビと言うメディアの未来はどうなって行くのでしょうね?
人々の価値観が変化し、それに伴い時代も大きく変わりつつあるのを感じます。