不平不満の種

写真はカフェかと見まごうほど洒落た外観の「来宮神社」の社務所。奥に数十種😲のお守りが横一列に並べ置かれており、参拝客が自ら購入したいお守りを手に取り、左端のレジまで持って行って精算すると言う、感染症対策の一環なんでしょうが、なんとも現代的な方式になっています。一応、陳列台の前に巫女さんも立っておられますが、殆どお務めは無さそうです☺️。

不平不満の種は、「人(他人…そして自分)に期待し過ぎること」なのではないでしょうか？

まず、夫が毎日のように不満を漏らすのが天気予報のこと。「ちっとも当たらない」と。

それに対して私はこう答えるのです。

人間は所詮、自然界に生きる種のひとつに過ぎないのに、これから起こる自然現象を正確に予報しようなんて土台無理な話、不遜なのよ、と。

実際には膨大な気象情報の解析にスーパーコンピュータを導入し、予報の確度は昔より上がっているとも言われていますが、そもそもの問題はニュース番組の長さにあるのでは、と私は考えます。

テレビ局がニュース番組に時間を取り過ぎるのです。毎日毎日、朝夕2時間以上もニュース番組を放送するには、それ相当のコンテンツ量が必要。

その穴埋めコンテンツ(ネット動画なんて、その最たるもの❗️)のひとつとして「天気予報コーナー」は、気象予報士と言う専門家を登場させ、さまざまな映像技術を駆使して、当日や翌日の天候の変化を微に入り細に入り、さらに週間、果ては月間予報なるものまでレポートしています。

情報は細かくなればなるほど、受け手はその確度が気になってしまうもの。10のうち1つや２つ間違えただけでも、情報の確度に不満を抱いてしまう。

AIにしても、あくまでも“人類が取得し得た過去の気象情報(細かく言えば、「地質学」「地球物理学」他の学問領域も関わって来るのでしょう)”をベースに解析・思考する仕組みのもの。人類が過去に経験したことのない「気候変動期」とも言われる現在は、おそらくその情報は質量共に十分ではなく、確度の高い予報が難しいのは当然のことかと。

それが証拠に、近年は毎年のように“未曾有の大災害”が世界各地で起きて、その対応に各国が苦慮しています。

夫はその程度の「天気予報」に期待し過ぎなんだと思う。

毎日、天気予報のことで夫の愚痴を聞かされる身としては、大雑把だった頃の天気予報が懐かしいです😢。

思うに、人に対しても「期待し過ぎる」から、腹が立つのでしょう。

夫に対して、妻に対して、子どもに対して、親に対して、兄弟姉妹に対して、親類縁者に対して、職場の同僚に対して、友人に対して、そして、たまたま目の前にいる赤の他人に対して…

どうして、自分の期待(こうして欲しい、ああして欲しい、斯くあって欲しいetc…) に応えてくれないのだ、と。

全く期待しないのは相手を蔑むことと同義なので、これはこれで良くないとは思いますが、「過度に期待しないこと」は自身の心の安寧の為にも、出来る限り心がけたいと思うのです。

何事も、ほどほどの塩梅が大事、なんでしょうね☺️。