はなこのアンテナ@無知の知

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国会中継

2014年10月06日 | はなこのMEMO
国会中継をよく見ます(ヒマ人と馬鹿にするなかれbe)

国会での議員と大臣の質疑応答を通じて、質問する議員と、それに答弁する大臣、その背後に控える省庁の仕事ぶりが窺えます。

議員の弁舌の巧みさ、ディベート力と言う表面的なパフォーマンスだけでなく、そのサポートにあたる秘書も含めた、問題提起した事案に関する調査能力も窺い知れて、とても興味深いです。その意味では弁護士上がりの議員が多いのは宜(うべ)なるかな?

先日の稲田朋美議員(←福井県選出。この方も弁護士出身で、メディアでは相当なタカ派として取り上げられていますね)の、韓国による一連の「ジャパン・ディスカウント運動」に対する外務省の対応についての質疑応答では、通り一遍の、稲田議員の強い主張を軽くいなすような岸田外務大臣の答弁に、日本の韓国に対する一貫した弱腰姿勢は、裏に何かあるのかなあと感じずにはいられませんでした。反論材料は幾らでもあるはずなのに反論しない。日本の一存では何も出来ない体制になっているのかな?

稲田議員の歯切れの良さに溜飲が下がる思いでしたが、もしかしたら、これも単なる「ガス抜き」の為のパフォーマンスかもしれない、と、近年の日本の国際社会におけるプレゼンスの低下から、政治の世界に対しては疑心暗鬼になるばかり。

この国の為に、本当に身を粉にして働いてくれている議員は、衆参合わせて717人中、一体どれだけいるんだろう?もちろん、国会中に居眠りしている議員はもってのほか、であります。

舌が滑らか過ぎる首相の答弁も、「本当に心から、そう思っているの?」と、今ひとつ信じられないのであります。巧言令色少なし仁。

ざっくりとした計算ながら、国会議員1人当たりの経費年間約1億円、国会運営費1日当たり約1億円と言われています。それらは全て国民の税金から賄われていると考えると、時々は国会中継を見て、議員や省庁の仕事ぶりを監視するのも、国民として当然かなと思います。政治の深淵を覗き込むのは無理にしても、この国の方向性がどのようにして定められているのか知る意味でも。


そう言えば、さっき沖縄県の普天間基地跡地利用についての話が出ていましたが、いっそのことユニバーサル・スタジオ・オキナワを作れば良いのに、と思いました(実際、USJは名護市にUSとは違ったタイプのテーマパークを建設計画中との噂がありますが…)。観光の大きな目玉になるだろうし、慢性的な高失業率に悩む地元にとっては雇用創出にも繋がり、地元の人々にとっても娯楽の場になるだろうし、さらに狭い島に閉じ込められ、常に出動態勢でストレス溜まりまくりの米兵にも適度な「ガス抜き」の場になって、米兵絡みの犯罪にも抑止効果が出る?、とまさに一石三鳥!

しかし、市街地のど真ん中に位置しているので、騒音や交通混雑がネックとなって、実現は難しいでしょうか?wink大阪の湾岸地区と違って、内陸だと土地の拡張もままならないのもネックかな?ただ、「跡地利用で、地元にどれだけ利益を生み出すか」を考えたら、上記の問題をクリアさえすれば、なかなか良いアイディアだと思うんだけどなあ…跡地利用が、もし先行の「美浜地区」や「おもろまち新都心」の単なる後追いならば、あまりにも芸がなさ過ぎだと思うのです。

【2014.10.08 追記】

私がこの記事を書いた翌日に、民主党の蓮舫議員の質疑応答に係ることが話題になりました。

私も蓮舫議員の質疑応答の様子を家事をしながら聞いていたのですが、次から次へと女性閣僚を狙い撃ちで質疑応答を重ねていたのが印象的でした。民主党政権時代の事業仕分けの時からそうですが、彼女は舌鋒鋭く相手の欠点を突くのが得意なようです。民主党の中で、そういう役割を担わされているのかもしれませんが、どうもいつも誰かを攻撃している印象が強い。聞いている側としては段々ウンザリして来ます。相手の良さを認めた上での問題点の指摘ならともかく、彼女の場合、批判の為の批判という印象がどうしても拭えません。そんな彼女に対して、受ける側の与党議員も「また、何か文句言ってる」と態度を硬化させることなく、或いは馬鹿にしたように軽くいなすこともせずに、あくまでも真摯な態度で彼女に反論して欲しいと思います。

貴重な時間と場なのだから、野党議員は政権与党の欠点をあげつらうだけでなく、この国の発展や国民の幸福に繋がるような建設的な意見交換を、政権与党とは行って貰いたいものです。
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