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元々の意味は読んで字の如く、防火壁。
転じて、ネットワークへの不正侵入を防ぐシステム。
鉄壁と思われるそのファイアーウォールにも弱点があった。
それはそのシステムの開発者を狙うこと。
この着眼点は面白い。ソフトいじくるよりよほど確実。
その開発者を演じるのが我らがハリソン・フォード。
途中までは息もつかせぬ緊迫感溢れる展開で見せてくれた。
でも、結局最後はアナログな戦いなのね。
ハリソン・フォード、奇しくも役名はジャック
(ライアンではないけれど)。日本で言えば”太郎”?
家族を愛する仕事のデキル男。普段はスマートな頭脳派。
でも家族の危機とあらば、身体を張って家族を守る。
しかし、ハリソン・フォードよ。
いささか役柄がステレオタイプ化しているのでは?
予定調和が過ぎるぞよ。
途中までは、ホント良かったんだけどなあ…
ポール・ベタニー(確かジェニファー・コネリーのご主人)は
冷血な男の役がハマっていました。
『ドッグヴィル』の小心で軽蔑すべき男、
『ウィンブルドン』で恋の成就と復活を期す、下り坂の選手。
そして最新作『ダ・ヴィンチ・コード』では謎の…
この人も、要注目の若手かもね。