はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

私はテレビっ子ならぬテレビおばさん

2006年09月20日 | はなこ的考察―良いこと探し

長年使用したワイドテレビが壊れて、
新たに買ったのは旧型のテレビ。
今のところ我が家はこれで十分みたい。


子供時代に事情あってテレビをあまり見られなかった反動か、
今は人並み以上にテレビを見ている方なのかもしれない。
この何日かテレビ(番組)を見て感じたことを。
■昨夜は今クール欠かさず見ていた『結婚できない男』の
最終回だった。
偏屈で人付き合いが下手な主人公の恋の行方もさることながら、
昨夜、ドラマの終幕が近付くにつれて、私の心を捕らえたのは、
来週からもうこの面々に会えないのか~という寂しさだった。
主人公を取り巻く異年齢の仲間や、何らかの関わりを持つ人物達の
賑やかなやりとりが結構好きだったからだろう。
それだけ、ドラマの中で登場人物達が生き生きとして、
実在感があったということだろうか?
結局このドラマには悪人はひとりも登場しなかったし…
一癖もふた癖もありながら、皆愛すべき人物だった。
主人公なんて、我が道を往く的キャラは我が夫そのものだった。
(だからこそ、モノ好きにも私のような女と結婚してくれた
のだと思う。まさに割れ鍋にとじ蓋、否、感謝感謝)
いろいろ思い当たるフシがあったから、
クスクス笑いのし通しだった。
(私の笑いの意味を知ってか知らずか)夫も楽しそうに見ていた。

■今朝の「はなまるマーケット」で。
いつの間に君島十和子は「美のカリスマ」に?
私はテレビ画面に登場する彼女に何の魅力も感じないのだけど。
たぶん、彼女と会話しても楽しくなさそうだから…かな。
話題が美とか健康ばかりで、会話が長く続かないような気がする。

■遅ればせながら、以前録画しておいたキムタク主演の
『HERO』スペシャル版を見た。
いやあ贅沢なキャスティング!
主役を張れる俳優、芸達者な脇役が何人も出演して、
しかも最後のあのシーンの為に、あれだけの面々を集めて!
(しかも俳優の生命時計の歩みは通常より遅いのではないか?
皆、それほど老けていないのにビックリ!!)
その中で堂々とした存在感を示すキムタクの凄さを改めて感じた。
キムタクは誰を演じてもキムタクなんだけど、
それが強みになっているからね。
世界を見渡せば、トム・クルーズやジム・キャリー。
日本の大先輩には田村正和様がおられます。
キムタクが古畑任三郎をマネているのは、
単なる偶然ではないのかも。

キムタクと言えば、夫人の工藤静香。
先週「グータン・ヌーボー」で、私生活について語っていた。
彼女はアクセサリーのデザインを手掛けるなど、
以前からクリエイティブな一面を見せていたけど、
家庭でも、うどんが食べたいなと思ったら、
粉からうどんを作ってしまう人らしい。
それに多趣味で行動的なようで、夫婦共有名芸能人でありながら
家族4人でひと通りの行楽地は制覇したと言うから、
変に自分を縛らずに人生を楽しむ達人なのかもしれない。
私達家族が島根に旅行した時にも、バスガイドさんが、
結婚前のキムタクと静香がお忍びで
当地にサーフィンに来たんですよと、話していた。
忙しいはずの二人がよくもまあここまで、
と思うような、東京から遠い場所だ。
そう言えば、種子島かどこかの離島でも
目撃されていたんだよね。この二人。

二人が結婚した時、私は2度目の大学生で、
若い同級生達と、二人の結婚には「信じられない」と
異議を唱えていたのを思い出す。
「キムタクは工藤静香に騙されたんだ」なんて話まで出た。
しかし、先日の話を聞く限り、工藤静香は一緒にいて、
たぶん楽しい妻なのだと思った。
キムタクが彼女を選んだのだと納得した。

■この何ヶ月かに渡る自民党総裁選関連の報道。
安倍晋三氏でほぼ決まりなのは公然の事実なのに、
他の2人の候補と共に全国行脚をし、政策論議をし、
その様子を逐一伝えるマスコミ。それを見る私達。

出来レースと揶揄されながらも、投票結果を見る限り、
どうやら他2人の候補にとっても意義はあったようだ。
党内での存在感を示し、次の総裁候補として認知されたらしい。
とは言え、自民党員以外の国民は部外者で、カヤの外で、
何ら選択権もなく、次の首相が決まって行く一連の流れ。
多数与党を国会へと送り出したのは他ならぬ私達国民なんだけど、
何だろうね、この虚しさは。

「美しい国」とはなんぞや。あまりにも抽象的過ぎて、
具体的に政策にどのように反映されるのかが見えて来ない。
誰だって、いつ病気になるとも、障害者になるとも知れぬのに
財政再建の名の下に、どんどん社会保障費が削られて、
どうして安心して暮らせよう。
さらに年金不安では、安心して年もとれやしない。
社会保障費削減&増税よりまず行政改革でしょう?
どうも政策や行政の失敗のツケが、
国民にばかり回されているような気がしてならない。

そういう生活不安が人々の心に余裕を失わせて、
社会を殺伐としたものにし、社会不安を煽っている。
心の平安には、まず人々から不安を取り除くことでしょう。
そうしたことに取り組んで欲しいな。国の威信云々以前に。
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