カシオ社製電子辞書。夫からのバースデイ・プレゼント♪
1月2日は私の誕生日です。4☆歳になりました♪
今でこそ元旦から店も開いていて街は賑やかですが、
私が子供の頃のお正月と言えば、どの店も三が日は
シャッターが閉まっていて、商店街はひっそりと
静まりかえっていたものでした。
もちろんケーキ店など開いているはずもなく、
親も年賀の客の対応に忙しくしていたので、
私は幼い頃親に誕生日を祝ってもらった記憶が
ありません。
特に父が大病を患ってからは、家計も苦しかったので、
親にプレゼントをねだることもありませんでした。
ただ1度だけ、バースデイ・ケーキを買って貰ったことが
あります。ただし誕生日の2日にはケーキ店は
開いていないので、正月明けの4日に。
その日は友達を家に呼ぶことになっていました。
ケーキは棚の上に大事に置きました。
誕生会の前に小さい妹達に食べられないように。
ところが、何とも運の悪いことに、当時飼っていた猫が
そのケーキの棚に飛び乗って、ケーキを床に落として
しまったのです。ひっくり返ったケーキは当然
グチャグチャ。きれいなデコレーションもチョコレートで
書かれた私の名前も跡形もなく消えて・・・・
せっかくのケーキが、初めてのバースデイ・ケーキが・・・
もう半泣き状態でした。でも猫にケーキの価値なんて
知る由もないし。
友達が来る時間も迫っていたので、応急処置で、
スプーンで表面を平らに繕いました。
すごく悲しかったなあ・・・大きな喜びが暗転して。
誕生日が巡ってくるたびに(あれからもう何回巡って
来たことでしょう)、この残念なバースデイ・ケーキ
のことを思い出します。
今日は夫に電子辞書を買って貰いました。以前から
欲しかったもの。旅行に便利な七カ国語対応のもの。
ネイティブの音声機能もついています。コンパクトな
ボディになんと50の辞書が入っている。
技術の進歩には凄まじいものがありますね。
今や辞書の中には、こうした電子辞書にのみ残った
ものもあるそうです。出版社が紙による出版を
止めてしまったらしい。
便利な機能の影で、失われるものもあるわけです。
この電子辞書の購入で思わぬ副産物もありました。
”青空文庫”というものを初めて知りました。
青空文庫とは、利用に対価を求めないインターネット
電子図書館のこと。著作権の消滅した作品と
「自由に読んでもらって構わない」とされたものを、
4,200タイトル以上(2004年12月現在)、
テキストとHTML形式で揃えているらしい。
こうした青空文庫からテキストファイルを
PCにダウンロードして、今回購入した電子辞書に
転送し、電子辞書で読むことが可能なのです。
下記をクリックすると、青空文庫のサイトを
ご覧になれます。
青空文庫
今日は実家から電話があったのですが、
母親は最後まで誕生日に触れずじまい。
すっかり忘れ去られているのですね(T.T)。
しかしながら、誕生日は自分のことを思うより、
産んでくれた親やこれまでお世話になった方々に
感謝する日だ、という説もあるし、
世界中の人々が新年を祝う華やいだ雰囲気の中で
迎えた誕生日なので、”良し”と致しましょう。
今年も充実した一年にしたいと思います。