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せっかくの熱演を自ら台無しにすることないのになあ…
騒動の展開を見るにつけ、自虐的ともとれる沢尻エリカの言動に
何だか痛々しささえ感じる。
主演の沢尻エリカの舞台挨拶での不遜な態度が物議を醸し、映画評論家からの評価も芳しくない本作ですが、私は見て良かったと思っています。
物語の展開に多少甘さがあろうとも、また、この物語に2時間超は冗長感が否めなくとも(笑)、ロケーションの魅力(京都他の情緒溢れる風景と登場する建物のレトロな味わいなど)、映像の美しさ、各キャストのキッチリとした仕事ぶり、単なる恋愛ドラマに留まらない、ひとりの人間の成長物語としての清々しさなど、十分見応えがありました。
絵画・彫刻作品がそうであるように、作品と鑑賞者の関係は個別のもので、そのふたつの間に他者の客観的評価が割り込む隙はなく、創作物としての欠点も気にならない程その作品に感銘を受けたのであれば、その作品は鑑賞者にとって「評価に値する作品」であり、「心に残る作品」でもあるのかな。本作はそんなことを感じさせた1本でした。
《キャストについて》
竹内結子の希有な清潔感は、彼女以外に「伊吹先生」役は考えられないことを印象づける。伊勢谷友介は彼の全ての出演作でその存在感を見せつけ、次回作への期待を膨らませる。永作博美は地味な役柄ながら、要所要所で印象的な言葉を放つ。彼女の絶妙な「間」があっての、際だつセリフの生命感。味のある女優になったなあ…。沢尻エリカは厚化粧を落とした方がずっと美しいと思う。顔も心も余分なものをそぎ落として、そのド根性で「女優道」に邁進して欲しい。
真摯で清楚な輝きを放つ竹内結子
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